Macy's トップページより
アメリカの老舗デパート「メイシーズ(Macy's)」が、従業員の約3.5%にあたる2300人以上を解雇すると複数の海外メディアが報じた。
メイシーズは現在アメリカ国内で約500店舗を運営しており、2023年時点での従業員数は約9万5000人。今回の人員削減の対象となるのは管理部門の従業員がほとんどだという。また、カリフォルニア州シミバレーやフロリダ州タラハシーなど5店舗を閉鎖。家具を取り扱う2店舗も売却する。
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同社は2020年2月に事業戦略の一環として、2023年までの3年間で百貨店約125店舗を閉店し2000人の人員を削減すると発表。同年6月には、新型コロナウイルス感染拡大による経済的打撃への対応として追加で3900人を解雇した。今回の削減についてメイシーズは「消費者と市場の変化に対応する戦略として、難しい決断を下した」とコメントしているという。
アメリカ国内の百貨店の商況はECの台頭などで年々厳しさを増しており、2023年第3四半期(8〜10月)のメイシーズの業績は、売上高が前年同期比7.1%減の48億6000万ドル(約7212億1914万円)、売上総利益が同3.3%減の19億5800万ドル(約2903億5377万円)と低迷している。
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