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繊研plus財務省の貿易統計によると、23年1~6月の「中古の衣類その他の物品」(海外古着)の輸入量(速報値)が前年同期を下回った。古着の人気の広がりとともに、21、22年と連続して輸入量は過去最高を更新していたが、今年上期は前年同期比7.3%減の4628トンとなった。
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数量は減少したものの、円安が続いたこともあり、金額は8.4%増の56億9000万円となった。古着1キロ当たりの輸入単価は約1229円で、前年同期の約1050円を上回った。輸入単価は22年3月から23年6月まで毎月1000円超が続いている。
古着の輸入推移は表の通り、21年は8701トンと05年以来の8000トン超となり、最大の輸入量を記録。続いて22年は1万463トンとさらに伸びていた。
これまでの傾向を見ると、輸入数量と金額はほぼ比例してしている。過去に年間ベースで数量が減少した際に、金額が上昇したケースは数例のみ。23年の年間の結果がどうなるかはわからないが、有力店の動きなどを見ると、仕入れマインド自体はそれほど下がっていない様子だ。
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