

LVMHグループのブランド「エトロ(ETRO)」はアジア発ガールズグループのTWICEのメンバーのチェヨン(CHAEYOUNG)を初のジャパンブランドアンバサダーに起用した。音楽とファッションの双方においてチョヨンが持つ唯一無二の個性とスタイル、従来の境界を押し広げる才能、ポジティブな精神は「エトロ」のブランドモットーをまさに体現する存在だ。「エトロ」とチョヨンが紡ぐ魅力的なビジュアルは、9月20日(水)に伊勢丹新宿本館1階にオープンするレザーグッズのポップアップストアのキャンペーンにも使われる(以上「エトロ」の発表資料)。
ちょっと待てよ。「アジア発ガールズグループTWICE」とあるけど、これK-POPのグループのことだよね?え、K-POPのスターがジャパンでのブランドアンバサダーになっているってことだよね?え、そんなことあったっけ?いくらK-POPスターの人気が凄まじいからって日本でのブランドアンバサダーには日本人を選ぶというのが「筋」なんじゃないの?
いや、もうこういう考えが時代遅れだというのは、コロナ禍明けの2023年になってからブランドアンバサダーに任命されたK-POPスターの以下の一覧表を見てほしい。
・2023年1月
BIGBANG TAEYANG「ジバンシィ」
GOT ジャクソン・ワン「ルイ・ヴィトン」
BTS ジミン「ディオール」のグローバルアンバサダー
BTS シュガ「ヴァレンティノ」
NewJeans ダニエル「バーバリー」
・2月
BTS J-HOPE「ルイ・ヴィトン」
NewJeans ミンジ「シャネル・コリア」のビューティ、ファッション、ウォッチ&ジュエリーのアンバサダー
・3月
IVE アン・ミジン「フェンディ」のグローバルアンバサダー
BTS ジャングク「カルバン・クライン」のグローバルアンバサダー
今年の1月~3月までをまとめただけだが、なんとグローバルアンバサダーが「ディオール」「フェンディ」「カルバン・クライン」と3人いる。K-POPスターのラグジュアリーブランド、それもとくにLVMHとの圧倒的な結び付きに改めて驚くばかりである。これならラグジュアリーブランドを目指して「鋭意特訓中」の「エトロ」であるなら、日本のブランドアンバサダーに日本人ではなくK-POPスターを起用しても不思議はないのだ。
配布されたTWICEのメンバーであるチェヨンが「エトロ」のバッグ、パウダーピンクの「ミニヴェラ」(36万3000円)を持ってドレス(60万9400円)を着用している配布写真を見ると、これは日本人だと言われれば日本人に見える。じつにカワイイ。それに実にサマになっているのだ。これはチェヨンに限らずK-POPスターたちのほとんどに言えることなのだが、ファッションがなじんでいるのだ。これは日本人タレントよりもワンランクからツーランク上に思えるのだ。K-POPの戦略において「ファッション」という項目が実に大きいのを改めて実感するのだ。すでに立場は逆転してブランドサイドから熱烈なラブコールを受けるようになっているようだ。創業者の性加害ゆえにグローバル展開やWEB戦略を控えていたあの日本の芸能事務所との違いは歴然としている。
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