「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」が、韓国のガールズグループ「ル・セラフィム（LE SSERAFIM）」をメゾンの新たなアンバサダーに起用した。韓国では同国限定の新作バッグのカプセルコレクションの広告キャンペーンを展開している。

　LE SSERAFIMは、昨年10月にセカンドミニアルバム「ANTIFRAGILE」をリリースし、「ビルボード200」で初登場14位にランクイン。また、今年5月にリリースされたファーストフルアルバム「UNFORGIVEN」はビルボード200チャートで同グループ最高位の6位を獲得するなど、人気を博している。ルイ・ヴィトンが今年4月にソウルを舞台に初めて開催した2023年ウィメンズ･ プレフォールコレクションでは、ショー後のパーティーでパフォーマンスを披露した。

　今回の発表について、ウィメンズコレクションのアーティスティックディレクターを務めるニコラ・ジェスキエールは、「LE SSERAFIMが、メゾンのアンバサダーとしてルイ・ヴィトンに仲間入りすることをとても嬉しく思う。メンバー全員がそれぞれのユニークなスタイルを持っていて、全体として、とてもクールでオーセンティックな世界観を感じる」とコメントした。

　韓国の首都ソウルの潜水橋（チャムスギョ）のランウェイで発表されたステートメントバッグからインスピレーションを得たカプセルコレクションは、象徴的なスタイルを再解釈したものと、メゾンのアイコンをデザインし直したバージョンで構成。コレクションの中には、ルイ・ヴィトンが製作した初期のトランクの蓋裏に施されたひし形のキルティング加工「マルタージュ」から着想を得てニコラ・ジェスキエールが2015年にデザインしたバッグ「GO-14」の特別なカラーも登場した。また、角度のあるシルエットにエンボス加工されたレタリングが印象的な「ポシェットクッサン」、韓国で幸運を象徴する伝統的な巾着「Bok-ju-meo-ni（ボクジュモニ）」にインスパイアされた「ノエパース」などを揃えている。

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