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南青山の喧騒とタンザニアの自然の対比、ライオンの神々しさに息を呑む
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(2024/01/19)
南青山の「スパイラル(SPIRAL)」で開催されている、ネイチャーフォトグラファー・安達建之氏による写真展「LION NIGHT」は、まさに驚きと感動に満ち溢れた展示だった。
編集部内でも「これは観たい!」という声が大きかった展示だ。展示される写真群は、タンザニア北部のセレンゲティ・ナショナルパークでライオンの夜間撮影に挑んだ成果であり、その迫力と美しさに心を奪われることは必至。
南青山の都市に大自然の臨場感交わる、圧倒的展示をレポートしたい。
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ライオンの愛くるしい表情がたまらない
写真展の中心にあるのは、なんといってもライオンたちの愛くるしい表情。獰猛なイメージのあるライオンの、リアルな日常を覗き見るような写真たちが並ぶ。
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安達氏はライオンの夜行性にフォーカスし、展示された写真の中には、まるでライオンたちが鑑賞者を見つめているかのような瞬間が数多くあり、その存在感に引き込まれる。
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安達氏は最新鋭のロボティクスを駆使してセレンゲティ・ナショナルパークでの夜間撮影に挑んだ。展示された写真はまるでその場にいるかのような臨場感。ライオンたちの動きや表情が、まるで目の前で展開しているかのように感じられ、その技術の高さに驚くばかりだ。
安達氏が捉えたライオンたちの表情や動き、ポージングは、これまでにない新鮮さを鑑賞者に与える。動物を追ったドキュメンタリー作品は数あれど、やはり夜に撮影されたライオンが一層目を惹いた。
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これはたぶん推測なのだが、会場入り口から向かって日中から夕方、夜へと時間経過が表現されているのではないだろうか。
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スパイラル ガーデンの特徴的な螺旋状のスロープを活かし、立体的に空間を使うとともにセレンゲティ・ナショナルパークの時間の流れを感じられるのは素晴らしいと思った。
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夜間ならではの光と影の中で、ライオンたちが見せる独特の仕草や表情が、まさに一期一会の瞬間を切り取ったものとなっているのだ。その姿は神々しさすら感じさせ、独自の視点から生まれた写真には、安達氏の芸術性が際立っていた。
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南青山で、野生の中へと放り込まれるような臨場感
展示会場は南青山にありながら、その雰囲気はまるでセレンゲティ・ナショナルパークに放り込まれたかのようだった。写真から野生の匂いを感じさせ、観る者を非日常の世界へと誘う。
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しかし作品から少し目をそらせば、その背景にはカフェがあり、都市の日常がリアルタイムで展開される。そのコントラストが安達氏の作品にさらなる深みを与えていた。
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南青山の喧騒な雰囲気と、セレンゲティ・ナショナルパークの日常、自然の静寂とが対比をなし、互いを引き立てあっているように思えた。
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安達建之氏の写真展「LION NIGHT」は、ライオンの魅力を余すことなく伝えるだけでなく、写真技術の高さや独自の視点が存分に味わえるものだった。
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南青山で荘厳な自然の権化であるライオンと対峙することで、新しい発見と感動に満ちたひとときを提供してくれることだろう。
会期は5日間と短いので、週末にぜひ南青山に出現した国立公園に繰り出してほしい。動物好きな人はもちろん、写真が好きな人や、旅好きな人もひとときの(それでいて濃厚な)ネイチャートリップを味わえるはずだ。
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■LION NIGHT
開催期間:2024年1月17日(水)〜21日(日)
開催場所:スパイラル ガーデン
住所: 東京都港区南⻘山 5-6-23 スパイラル1F
電話番号: 03-3498-1171
営業時間:11:00〜20:00
定休日:なし
URL:特設事前来場予約ページ
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