リアーナを起用したファレル・ウィリアムスによる初のキャンペーンビジュアル
Image by: FASHIONSNAP
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、2023年度の決算を発表した。売上高は前年度比9%増の861億5300万ユーロ(約13兆7915億円)、営業利益は同8%増の228億200万ユーロ(約3兆6579億円)と前年度に比べて伸び幅は落ち着いたものの、引き続き増収増益を達成。為替変動などの影響を除く既存事業ベースの売上高は同13%増と2桁成長を記録し、欧州や日本、その他のアジア地域においても2桁増で着地した。
部門別で見ると、ワイン&スピリッツ部門が前年度比7%減と唯一の減収となったものの、その他すべての事業グループで大幅な増収を達成。最も増収率が高かったのは、高級免税グループ「DFS」や「セフォラ(Sephora)」を擁するセレクティブ・リテーリング部門で、売上高は前年度比20%増の178億8500万ユーロ(約2兆8647億円)を計上した。
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主力のファッション&レザーグッズ部門の売上高は、前年度比9%増の421億6900万ユーロ(約6兆7553億円)で着地。セレクティブ・リテーリング部門に次ぐ増収率を記録した。新クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が初のショーを開催し話題を集めた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」をはじめ、「ディオール(DIOR)」や「セリーヌ(CELINE)」「フェンディ(FENDI)」「ロエベ(LOEWE)」などのブランドの売上が好調だったという。パフューム&コスメティクス部門は同7%増、ウォッチ&ジュエリー部門は同3%増となった。
※1ユーロ=160.08円で換算
■LVMHグループ 2023年度業績
売上高:861億5300万ユーロ(前年比9%増、約13.7兆円)
営業利益:228.0億ユーロ(前年比8%増、約3.6兆円)
当期純利益:151.1億ユーロ(前年比8%増、約2.4兆円)
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