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繊研plus人材の確保・育成が経営課題となるなか、前年より採用数を大幅に増やした企業もある。人員を収容するため、大手セレクト2社は社外で入社式を開いた。
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ベイクルーズ「成長への好機」
ベイクルーズは前年の4倍の241人を採用し、過去最高人数。杉村茂代表取締役CEO(最高経営責任者)は「AI(人工知能)が普及しても本質的な仕事は減らないし、全てにおいて人ありきという考えは変わらない。人の成長が企業の成長だ」と呼びかけた。
同グループの23年8月期は増収増益で、ファッション事業は過去最高益だった。杉村CEOは「今が成長に向けた好機」という。既存業態の拡大だけでなく新規事業や出店も増やし、新市場へもアプローチする。数年後には売上高3000億円を目指す。
ユナイテッドアローズ「魅力ある業界」
ユナイテッドアローズは前年より約50人多い128人を採用した。松崎善則社長は「我々が提案するのはただ着る服ではなく、ファッションで心を動かす仕事だ。時に人生の節目にも関われる魅力ある業界」と話した。
24年度以降は既存業態の出店拡大や新規事業を増やすため、採用人数を増やした。25年卒はさらに増やす方針だ。
22年卒から人材育成の手法も変えた。これまでは入社時に配属先を決めていたが、本人の適正にあった部署に配属するため、2年間で複数業態を経験した後、3年目から本配属を決めている。
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