


90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
ストリートでトレンドチェック 巨大くちびるプリントがリード
2001年2月6日付

白黒のオプティカル調やカムフラージュ、巨大くちびるや花など、春夏のトレンド柄が早くもストリートをにぎわせている。渋谷109のショップはトレンド柄をどんどん店頭に並べており、ヒット確実の信号点灯、という商品も出てきた。
ストリートでこの春一番に目に付いたのは、巨大くちびるプリント。Tシャツの胸に付いた大きなキスマークだ。ニットにビーズでくちびるを描いたものなども売られているが、Tシャツなら気軽に手を出せるのか、すでにコートの下に着ている女の子が多い。
109のショップ、シェイクシェイクのくちびるTシャツは2900円。1月から店頭に出し、1日に20着のペースで売れていて、「これはいける」こと確実。ラインストーンのくちびるブローチもヒットし、初回投入分は売り切って追加待ちの状態だ。これからカムフラや白黒ボーダー、水玉も入れる。
ミリタリー&サファリがテーマのヴァンスも、カムフラ柄のデニムで当たりが出ている。きれいめの花の模様のカムフラスカートで、80年代風に少しワイルドに着こなす。
MCCゾーンでは白黒の水玉スカート、ワンピースが売れている。スカートは膝丈のフレアだ。ストリートでは大小のボーダーを組み合わせた白黒オプティカル柄のフレアスカートも目立つ。トップはタイトなスウェットパーカやロゴトレーナー。スカートのフレアはたっぷりめで、アメリカンポップなイメージになっている。
もう一つ、ショップの販売員がそろって試着し売り込んでいるのは、大きな花柄のマーメードやふんわりスカート。白地にイエロー系の花柄が多く、新鮮に見える。ボーダーや水玉は飛びつきやすくても、大花柄はどうなるか。
《記者メモ》
「トレンドチェック」は本紙の定番企画。このシーズンの「立ち上がり状況」は3月に掲載されていて、色の「↗」は黒×白、柄はストライプ。巨大柄は「↘」になっています。ストリートの方が元気だったのですね。
(赤間りか)
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