ゴールドウイン26年3月期、スパイバー私的整理で特損 訪日客減で増収も計画未達

2025年9月に増床&リニューアルオープンしたザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン ラゾーナ川崎店
Image by: ゴールドウイン

2025年9月に増床&リニューアルオープンしたザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン ラゾーナ川崎店
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2025年9月に増床&リニューアルオープンしたザ・ノース・フェイス/ヘリーハンセン ラゾーナ川崎店
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ゴールドウインの2026年3月期連結業績は、売上高が前期比3.9%増の1375億円、営業利益が同18%増の258億円となり、いずれも過去最高を更新した。ただし、2025年11月以降の中国大陸からの訪日客の減少や、12月以降の一部冬物商品の販売低迷を受け、計画に対しては売上高は約30億円の未達で着地。また、2015年に30億円を出資し、事業提携してきたスパイバーの私的整理に伴う株式売却で特別損失を計上、純利益は同1.4%減の240億円となった。「スパイバー関連の処理は2026年3月期で全て終了した」と金田取締役専務執行役員CSO。
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直営店売り上げに占めるインバウンド比率は、26.5%と前期比1.1ポイント上昇。中国大陸からの客は11月以降減っているが、台湾や韓国、東南アジア、米国からの客が増えて補完する形となった。
ブランド別では、主力の「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が、前期比3.1%増の売上高1047億円となり、過去最高を更新。中でも、トレイルランニングシューズ「ベクティブ(VECTIV)」の拡充や、直営大型店舗内にシューズ特化のコーナーを設けるなどの施策で、フットウェアを中心としたギアカテゴリーが成長した。一方でアパレルは、訪日客の減少や暖冬、定番品の値上げを受けて、計画に対し伸び悩んだ。2026年春に立ち上げた新作アパレルコレクション「ジェネラル アスレチック レクリエーション(General Athletic Recreation)」はソフトシェルジャケットなどのヒットが出て、26年1〜3月の業績に寄与。2027年3月期のブランド売上高は同5.7%増の1106億円を見込む。
ザ・ノース・フェイスに続く柱へと育成を急ぐオリジナルブランド「ゴールドウイン(GOLDWIN)」は、売上高が前期に対し約30%増の65億円で着地した。2027年3月期は、5月以降に中国本土6店、国内2店、韓国1店、米国1店の出店を予定し、売上高で同53.6%増の101億円を見込む。当初は2027年3月期での営業黒字化を描いていたが、ロンドンやニューヨークの直営店開業が遅れたことや、建材高騰、為替変動などを背景に、黒字化の目処は2028年3月期以降とした。
2027年3月期の連結業績は、売上高1454億円(同5.7%増)、営業利益261億円(同0.9%増)、純利益256億円(同6.3%増)を見込む。なお、スパイバーの構造タンパク質素材は「今後も積極的に使用していく」と金田取締役は強調。スパイバーの私的整理に対する総括として、「ブランド事業会社としてコントロールできない川上分野での投資がこのような結果になったことは反省すべき。一方で、アパレル業界の環境負荷を低減するという信念に基づく取り組みであり、挑戦したこと自体に後悔はない。スパイバーとの事業上の関係値は今後も変わらない」とコメントした。
最終更新日:
◾️ゴールドウイン2026年3月期連結業績
売上高:1375億円(前期比3.9%増)
営業利益:258億円(同18%増)
純利益:240億円(同1.4%減)
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