
ワコールのロゴ
Image by: FASHIONSNAP

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ワコールホールディングスが、2026年3月期連結決算を発表した。売上収益は前期比1.4%減の1715億円だったものの、営業利益は同504.5%増の198億円、純利益は同81.8%増の131億円と、大幅な増益を達成した。新京都ビル等の固定資産売却益195億円の計上が主な要因。
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売上収益は不採算であった子会社の七彩とルシアンを売却したことでの減収影響が大きく、全体で約24億円の減収で着地。国内のワコール事業は「ウンナナクール(une nana cool)」と下着セレクトショップ「ランジェノエル(Lingè Noël)」といった子会社が不調で、877億円(同0.1%減)と前期をわずかに下回った。海外のワコール事業は米国・中国で低迷したが、ブラビッシモ社の売上寄与により684億円(同1.8%増)と増収。ピーチ・ジョン事業は新規顧客獲得施策や商品戦略が奏功し、111億円(同6.4%増)と堅調な成長を維持した。
大幅増益には、不採算事業の整理やプラスサイズの下着を展開するブラビッシモ社(Bravissimo Group)の買収に伴う小売売上比率の上昇による売上総利益率の改善、各社におけるコストコントロールも寄与したという。一方で、主力チャネルの成長鈍化や米国関税・インフレによる販管費の増加を踏まえ、ワコールヨーロッパに係るのれんの使用価値を再評価した結果、減損損失として10億円を計上した。
2027年3月期の業績予想については、プラスサイズ向けの下着を展開する米グラマライズ社(Glamorise Foundations)の買収効果などを見込み、売上収益で前期比9.4%増の1876億円を掲げる一方、前期における固定資産売却益等の反動から営業利益は同92.5%減の15億円、純利益は同86.3%減の18億円と大幅な減益を予想している。本業の儲けを示す事業利益ベースでは、5億円(前期は4億6100万円の損失)と黒字転換を目指す。主な施策として、コンディショニングウェア「シーダブリュー・エックス(CW-X)」の拡大、3D計測サービス「スキャンビー(SCANBE)」を活用し、体に合ったブラジャーの選び方を提案する「わたしに合うブラ診断」の展開強化、ワコールブランドのショーツのドラッグストアでの取り扱い店舗増加などを推進する。
最終更新日:
■ワコールホールディングス 2026年3月期通期実績
売上収益:1715億円(前期比1.4%減)
営業利益:198億円(同504.5%増)
純利益:131億円(同81.8%増)
■ワコールホールディングス 2027年3月期通期業績予想
売上収益:1876億円(前期比9.4%増)
営業利益:15億円(同92.5%減)
純利益:18億円(同86.3%減)
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