
SAKASANANO
Image by: FASHIONSNAP

SAKASANANO
Image by: FASHIONSNAP
傘メーカーのウォーターフロントが、“最強の撥水傘”と銘打った新作の長傘「SAKASANANO」の発表会を行った。軽量化や耐久性向上など、進化を続ける折り畳み傘が支持される中、なぜ長傘に注力するのか。吉野哲社長らが登壇し、新作のアピールポイントや開発の背景を語った。
ADVERTISING
SAKASANANOは、東レが開発した最新鋭の撥水素材「ナノデザイン(NANODESIGN®)」を採用。繊維の太さや断面の形状をコントロールする技術で、糸の表面に無数の微細な凹凸をランダムに作ることで、撥水剤に頼らず素材自体に撥水性を持たせている。撥水剤に広く使用される特定PFASは、分解されにくく人体や環境に蓄積しやすいという特性が問題視され、環境負荷軽減の観点から規制強化が加速。国内では傘は規制の対象外であるものの、自主的な撥水加工の見直しが業界全体で進む中で、従前の加工とは全く異なる画期的な新素材の導入へと舵を切った。




コンセプトは、撥水性の追求に振り切った最強の撥水傘。ナノデザインを採用するだけでも十分な性能だが、逆さ構造を組み合わせて撥水面への汚れや皮脂の付着を防ぐことで、その持続性を極限まで高めた。従来の製品同様、経年による撥水性の低下は避けられないというが、外側の生地だけを簡単に張り替えられるよう設計(張り替え用生地は7700円、発売日未定)。年間8000万本の傘が廃棄されるという社会課題の解決に向けて、サステナビリティに配慮した。生地が二重になる逆さ傘の構造を活かし、内側には遮光性・遮熱性に優れた素材を配しているため、日傘として使用可能。内側の生地に施したベンチレーションのサイズや間隔、持ち手のアールまで細部にこだわったデザインは、プロダクトデザイナー 角田陽太によるものだ。開発担当者は「高い撥水性も相まって、車に放り込んでもシートを濡らす心配がない。安定して自立するので、傘立て要らずでどこにでも置ける」とその使い勝手をアピールした。
SAKASANANOの価格は1万4300円。同社の人気折り畳み傘「ポケフラット」が1650円であることを考えれば、非常に高額だ。長傘の需要が減りつつある中では挑戦的な取り組みと言えるが、吉野社長は「ユーザーが傘に抱くお困りごと、それを解決することが我々の責任」と語り、「折り畳み傘しか使わない人がいれば、長傘しか使わない人もいる。折り畳み傘が年々進化しているように、長傘特有のストレスもしっかりと解消していくことで、人々の生活をより豊かにできる」とその重要性を強調。「お求めやすい価格で提供することと同じだけ、培った技術とアイデアで品質を追求することも大切なテーマ。服が濡れたり周りの人を濡らしてしまったりといった、傘につきものの不快さを解消できる一本であり、勝機は十分ある」と自信を見せた。
新作は現在、ウォーターフロント自由が丘店と二子玉川 蔦屋家電で展示中。オンラインストアで予約を受け付けており、6月末の発送を予定している。また、同時期に実店舗での販売も開始する。
最終更新日:
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
















