リシュモン、ジュエリー部門が2桁成長 地域別では米州が大きく牽引

「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル — ハイジュエリーが語るアール・デコ」展示の様子
Image by: FASHIONSNAP

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リシュモン(Richemont)が、2026年3月期の通期連結業績を発表した。全ての事業分野、地域、流通チャネルで好調で、特にジュエリー部門や米州の売上では2桁成長を記録。グループ全体の売上高は前年比11%増、224億ユーロ(約4兆1410億円)となった。
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カテゴリー別では「ブチェラッティ(Buccellati)」、「カルティエ(Cartier)」、「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」、「ヴェルニエ(VHERNIER)」を含むジュエリー部門の好調が続き、全体の売上高は前年比14%増の165億ユーロ(約3兆512億円)を記録。全地域および全流通チャネルで年間を通して好調で、各四半期ごとに2桁成長を達成した。
ウォッチ部門の売上高は苦戦しながらも10月以降の下半期に成長に転じ、さらに米州での好調な業績がアジア太平洋と日本での減少を相殺。前年比1%増の31億ユーロ(約5732億円)で着地した。ファッション&アクセサリー部門は同比3%増と堅調に推移。特にプレタポルテの「ピーター・ミラー(Peter Millar)」、「アライア(ALAÏA)」、「クロエ(Chloe)」が好調だった。
地域別では米州が最も成長し、すべての分野と流通チャネルで前年を上回る売上高を記録。同地域におけるジュエリー部門とウォッチ部門の両方で四半期ごとに2桁成長を達成し、通期の売上高は同17%増と大きく伸長した。欧州では年間を通じた地元需要が2桁成長に寄与し、全主要地域で売上高を伸ばした。特にイタリア、ドイツ、イギリスで成長がみられた。日本はジュエリー部門の売り上げが好調で、特に10月以降の下半期に成長が加速。2026年1〜3月期には前年同期比28%増を記録した。その他アジア太平洋地域の売上高は、韓国市場での成長が顕著だった。中東・アフリカの売上高は、通年では同13%増と力強く成長しているものの、3月に始まった同地域での紛争が影響し、2026年1〜3月期の売上高は前年同期比3%減と落ち込んだ。
リシュモンは、メゾンの長期的な潜在能力を育成することに引き続き注力し、職人技、伝統の保存、流通および製造における戦略的な拠点拡大に継続して投資していくという。
※前年比実績は為替変動などの影響を除く
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