無印良品が、新作住居用洗剤「希釈洗剤」シリーズを6月17日に発売する。全国の無印良品店舗およびネットストアで取り扱う。同シリーズは水道水で薄めて使用するタイプで、プラスチックごみの削減といった環境負荷の低減だけでなく、買い物時の「重くて持ち帰りにくい」という負担の軽減にも繋げたい考えだ。
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近年、洗剤の詰め替え用は買い替え頻度を減らすことで客離れを防ぐといった目的で大容量化が進み、持ち運びや家庭での保管が大きな負担となり、「気づくと使いかけの詰め替え用パウチが家にたくさんある」という消費者の声も少なくないという。良品計画は、住居用洗剤の成分の約6〜7割が水である点に着目。「家庭の水道から出る水を運んでいる」という非効率をなくすことで利用者の持ち運びの負担を軽減するほか、保管スペースの削減に寄与することも目指す。「一般的なメーカーでは、限られた売場スペースの中で目立たせて他社との差別化を図る必要があるため、パッケージを大きくせざるを得ない背景が存在している。無印良品は自社店舗を持つ強みを活かし、そうした競争と一線を画した製品を開発した」とブランド担当者。

新シリーズは「食器用」「家中の掃除用」「お風呂用」「トイレ用」の4用途で、全8SKUを揃える。初回は専用ボトルと洗剤のパウチ(40ml)のセット(599円)を購入し、2回目以降はパウチのみ(299円)を買い足す仕組みだ。全て泡スプレータイプの中性洗剤で、1つのパウチで400mlの洗剤が作れる。
開発には約1年半を要した。国内の水道水で薄めることを前提に、硬水や軟水といった地域の水質を問わず使用できる独自の処方を開発。一度混ぜれば成分が沈殿することはなく、変色・腐敗のリスクも極力抑えているため、使用のたびにボトルを振る手間もかからない。洗浄力についても自社従来品と同等以上の性能を確保しており、担当者は「安心して使ってほしい」と太鼓判を押す。
近年、柔軟剤や香水などの強い香りが原因で心身の不調を訴える「香害」が社会問題として指摘されている。新作の洗剤が無香料であることについて担当者は「無印良品では、化粧品なども含め無着色、無香料が基本。汚れを落とすという洗剤本来の機能に不要なものはそぎ落とすという考えに基づき、今回も無香料を選択した」と語る。
今回は住居用洗剤のみの販売だが、今後は同商品の知見を衣料用洗剤にも転用していく。衣料用洗剤は成分中に含まれる水の比率が住居用洗剤よりも低いため、軽量化・小型化のハードルが高く開発に時間を要しているが、製品化に向けて動いているという。
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Image by: FASHIONSNAP

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