
Image by: FASHIONSNAP
村上亮太が手掛ける「ピリングス(pillings)」が、サザビーリーグに事業譲渡してから早2年が過ぎ、国内・海外の販路を着実に広げている。今年2月に東京のオフスケでショーを開催した後、3月にはパリで展示会を開催。海外だけで、取引先を新たに25件増やした。
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ピリングスは2023年12月にサザビーリーグと事業譲渡契約を締結し、同グループのリトルリーグに参画した。ブランドの事務所をサザビーリーグ本社内に移転し、生産管理をはじめとしたバックオフィス機能、素材開発といった同グループが持つノウハウを活用。クリエイションの幅を広げるとともに、精力的にランウェイ形式で新作を発表してきた。国内販路はロンハーマン各店での取り扱いにより基盤を固め、パリでの展示会も継続するなど海外市場にも注力。そうした種まきが実を結び、「LVMHプライズ2025」のセミファイナリストに選出された。
パリでの展示会は、現地に強いコネクションを持つショールーム「Synergo studio」と手を組み開催。それまで海外の取引先はわずか2アカウントにとどまっていたが、2026年秋冬シーズンは、ミラノのディエチ コルソコモ(10 Corso Como)やニューヨークの大手百貨店ノードストローム(Nordstrom)といった大型店から、個性的なセレクトショップまで欧米中心に取引先を新たに25件増やした。特に、ハンドニット製品は高単価でありながら“日本のクラフトマンシップが際立っている”と評価を得た。ピリングスの中村美由紀によると「ショーピースのような、世界観がより強く反映されたアイテムの販売を希望する声も多い」という。将来的に現地でのショーの開催を視野に入れており、6月のパリメンズファッションウィーク中に2027年春夏シーズンの展示会を実施する。
国内では、以前からロンハーマンのほか、ユナイテッドアローズのロク(ROKU)、トゥモローランドのスーパー エー マーケット(SUPER A MARKET)などで取り扱っている。2026年秋冬シーズンから、「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」での常設が新たに決定。そのほか、福島県や富山県といった地方の個性的なセレクトショップとの取引も決まった。ニットの本格シーズンとなる秋から冬にかけて、伊勢丹新宿店のほか複数のポップアップが控えている。
また、パリ発のジュエリーブランド「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック(Marie-Hélène de Taillac)」とのコラボレーションアイテムを、ロンハーマン限定で11月ごろに発売。ピリングスのニットアイテムをベースに、マリーエレーヌ ドゥ タイヤックのジュエリーモチーフをあしらった、クルーネックカーディガン(14万3000円)とグローブ(3万6300円)をラインナップする。



最終更新日:
■ピリングス:公式サイト
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