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セントマ卒ニットブランド「エミリー オダ」 26年春夏新作が揃うポップアップを開催

平原麻菜実

 デザイナーEmily Odaのニットブランド「エミリー オダ(EMILY ODA)」が、大阪で6月27日と28日にポップアップイベントを開催する。新作のほか、オンラインストアで完売した人気アイテムの一部を、数量限定で再販および受注する。

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 Odaは1996年生まれで、13歳の時にイギリスに留学。学生時代の多くをイギリスで過ごし、セントラル・セント・マーチンズのBA ニット科をコロナ禍の2020年に卒業した。パンデミックの影響で卒業コレクションのショーは開かれなかったものの、「スワロフスキー(Swarovski)」などのスポンサーシップを受け、卒業制作を発表。帰国後は、「とにかく手を動かす」衝動に駆られ、家庭用編み機で編み地の試作や物作りを続けた。

 学生時代から「アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)」や「サンディー リアン(SANDY LIANG)」などでインターンを経験。ニットデザイナーとして「ブラン(BLANC)」とのコラボレーションでアイウェアコードを販売し、「エムエーエスユー(M A S U)」の2021年秋冬コレクションでは、ニットハットとミトンをコラボアイテムとして発表した。そうしたプロジェクトベースでの製作を経て、2024年のリゾートコレクションから、ブランドとして本格的に活動している。

 ブランドの強みは、女性が持つ複雑な美しさと繊細さを表現した身体にフィットするニットウェアで、ウエスト部分のみ透け感のあるボディスーツがシグネチャーとなっている。そのほか、毎シーズン、ランジェリーをラインナップ。アイコンモチーフとして、ニットで編み上げたレースを随所に取り入れている。中心価格帯は3〜4万円台。ブランドの立ち上げ後は、自社オンラインやポップアップを中心に少しずつファンを増やし、現在は銀座三越や「ステュディオス(STUDIOUS)」、「エディット フォー ルル(EDIT. FOR LULU)」などで取り扱っている。

 2026年春夏シーズンは、写真家の石内都が、メキシコの画家フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)の遺品を撮影した作品に着想。Odaは、「フリーダ自身はものすごくエネルギーに満ちていて、ユーモアに富んだ女性でしたが、石内さんの写真にはそういう強さの中に、内面の柔軟さが滲んでいて目に留まったんです。そうした、ブレない芯を持ち、活動的な女性の中にも繊細な側面があるということを、『現代の女性が着られるニット』に落とし込もうと思いました」と製作背景を語る。

 「ボディコンシャスでありながら、日本で暮らす女性の方々がファッションとして楽しめるバランス」を意識したといい、タイトフィットのワンピースはウエストから程よく広がるフレアシルエットにデザイン。ニットカーディガンは、着用した時の程よいフィット感を追求し、日常的にも着やすい透け感に調整しながら複数のパターンを組み合わせたという。

 継続して発表しているボディスーツは、顧客からの要望を受けてカップ付きにアップデート。猛暑を考慮し、接触冷感素材を使ったカーディガンや、ホームケアができるアイテムも登場した。そのほか、ニット以外にもコットン生地よりシワになりにくいレーヨンとポリエステルの混紡素材を使ったレースアップドレスをラインナップしている。

 大阪のポップアップでは、スタイリストの辻ゆず夏とコラボした、「High Waist Wrapped Skirt」を発売。期間中に4万円以上購入した人には、数量限定でノベルティを進呈する。

 今後については、「ブランドを長く続けるために、自分を偽らずにクリエイションを続けたい」とコメント。「今の時代は、実態以上に『売れています』とか『こんなことができます』と背伸びをしすぎて、結局手が回らなくなるリスクがあると感じます。時間をかけて作るニットが主役のブランドだからこそ、自分の手から生み出せるものに向き合っていきたいです」といい、堅実な成長を見据える。

2026年春夏ポップアップのルック

Photographer: Rina Harashima, Model: Shio Kitamura, Stylist: Yuzuka Tsuji, Hair and Makeup: Miki Marutani

最終更新日:

■EMILY ODA OSAKA SUMMER POPUP
期間:6月27日(土)〜6月28日(日)
時間:27日 12:00〜19:30、28日 12:00〜19:00
会場:大阪農林会館ビル 2F espace202
所在地:大阪府大阪市中央区南船場3-2-6

FASHIONSNAP 編集記者

平原麻菜実

Manami Hirahara

埼玉県出身。横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程卒業後、レコオーランドに入社。国内若手ブランド、国内メーカー、百貨店などの担当を経て、2020年にビューティチームの立ち上げに携わる。ポッドキャストやシューティング、海外コスメレビュー、フレグランス、トップ取材など幅広い観点でファッションとビューティの親和性を探る企画を進行。2025年9月より再びファッションチームに所属。映画、お笑い、ドラマ、K-POP......エンタメ中毒で万年寝不足気味。ラジオはANN派。

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