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メリル・ロッゲによるニットブランド「ビービー ウォレス」の注目高まる 国内取扱店を拡大

文&写真平原麻菜実

 デザイナーのメリル・ロッゲ(Meryll Rogge)と、サラ・アルソップ(Sarah Allsopp)によるニットブランド「ビービー ウォレス(B.B. WALLACE)」が、日本市場でじわり人気を拡大している。2025年秋冬シーズンにデビューした当初から「インターナショナルギャラリー ビームス(International Gallery BEAMS)」などで販売。2026年秋冬シーズンは約10店舗で新規取扱がスタートする。

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 ロッゲはベルギーのヘント生まれで、アントワープ王立芸術アカデミー在学中に「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」の下でキャリアをスタート。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」ウィメンズ部門のヘッドデザイナーを経て、2020年に自身のブランド「メリル ロッゲ(Meryll Rogge)」を設立した。2024年に「ベルギー ファッション アワード」のデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を女性デザイナーで初めて受賞し、2025年の「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」ではグランプリを獲得。同年7月に「マルニ(MARNI)」の新クリエイティブディレクターに就任し、今年2月にマルニでのデビューショーを披露した。

 ビービー ウォレスを共同で立ち上げたアルソップはイギリス出身のニットウェアデザイナー。ロッゲのマーク ジェイコブス時代の同僚だ。「セント・ジョン(St.John)」や「トリー バーチ(TORY BURCH)」などで経験を積んだニットのスペシャリストで、ロッゲがニットデザインに行き詰まった際にアドバイスを求めるほど信頼を寄せる人物でもある。

 ビービー ウォレスでは、「Forever Sweater」を理念に掲げ、シーズンを超えて長く愛される、普遍的で上質なニットウェアを中心にラインナップ。上質な天然糸を用いたニット素材を採用し、大半をヨーロッパの手仕事を重視するファミリー経営の工房で生産しており、クラフトマンシップとコンシャスなデザインを結びつけている。また、廃棄を最小限に抑えた生産も追求し、タイムレスなアイテムを意識しているという。

 ラインナップは、カーディガンやクルーネックニット、Vネックニット、ニットTシャツ、ブランケットなど。ロッゲの代名詞である再構築的なアプローチをあえて抑えたオーソドックスなシルエットが特徴な一方、ベーシックなカラーパレットに差し込まれる色遊びは健在だ。価格帯は約3万円台〜約9万円。

 ロッゲのネームバリューもあり、デビューコレクションから注目を集め、アントワープの「ルネサンス(Renaissance)」やパリの「ギャラリー・ ラファイエット(Galeries Lafayette)」、ミラノの「ディエチ・コルソ・コモ(10 Corso Como)」、ロサンゼルスの「マメグ(Mameg)」といった高感度なセレクトショップで販売。日本でも、ミニマルなスタイルの中にどこか“おばあちゃんのワードローブ”のような、レトロなムードが漂う世界観で徐々に人気を広げてきた。

 2026年秋冬コレクションでは、表地をオーガニックコットン、裏地をイタリア製のウールカシミヤで仕上げたシェットランドニットや、バイカラーのカーディガン、シグネチャーモチーフのスワンをあしらったコットンポインテールのニットなどを発表。そのほか、波のモチーフをあしらったベスト、ランダムなボーダーのマフラーといったアクセントとなるアイテムも揃う。

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 同シーズンから、日本では「ロンハーマン(Ron Herman)」や「グレイト(GR8)」、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」のほか、「フェアンヴェー(fernweh)」、「マンホール(Manhole)」、「ガレージ69(GARAGE69)」、「601」といった個性が光るショップでの取り扱いが決定。新たに十数店舗が増えたことで、国別のアカウント数で日本が最多となる。また、新たに国内PRをワグ(WAG, Inc.)が担当。ファッション業界のメディアやスタイリストなどへのアプローチが活発になることで、今後さらに存在感が増していきそうだ。

 なお、メリル ロッゲは2026年秋冬シーズンからコレクション形式の発表を休止。ロッゲはマルニとビービー ウォレスに注力している。

メリル ロッゲ出身の気鋭デザイナー

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FASHIONインタビュー・対談

最終更新日:

FASHIONSNAP 編集記者

平原麻菜実

Manami Hirahara

埼玉県出身。横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程卒業後、レコオーランドに入社。国内若手ブランド、国内メーカー、百貨店などの担当を経て、2020年にビューティチームの立ち上げに携わる。ポッドキャストやシューティング、海外コスメレビュー、フレグランス、トップ取材など幅広い観点でファッションとビューティの親和性を探る企画を進行。2025年9月より再びファッションチームに所属。映画、お笑い、ドラマ、K-POP......エンタメ中毒で万年寝不足気味。ラジオはANN派。

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