

「プラダ(PRADA)」が、新たに「Re-Cashmere & Re-Wool」プロジェクトを発表した。これまでリサイクルナイロン「Re-Nylon」で示してきたアプローチを、ウールやカシミヤといった伝統的な天然繊維にも広げる。
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「Re-Nylon」が製造前および使用後のナイロン廃棄物を原料とするのに対し、「Re-Cashmere & Re-Wool」は製造工程で生じる裁断くずや紡績残渣、余剰素材を活用。これらを回収・選別して再生原料へ生まれ変わらせ、再び生産サイクルへと還元する。
「Re-Cashmere」では、紡績工程で生じる微細な残余物や、プラダ・グループのトルジャーノ(Torgiano)施設から回収されたカシミヤの端切れなどを用いる。回収された端材は色ごとに分けられて再染色を不要にした後、繊維をほぐす「カード工程」を経て精製され、新たな糸へと生まれ変わる。リサイクルプロセスはすべてイタリア国内で実施。なお、原料となるカシミヤは「サステナブル・ファイバー・アライアンス(SFA)」の認証を受けており、環境面および社会面の国際基準を満たした追跡可能な素材であることが保証されている。また、このプロセスから生まれた糸は「グローバル・リサイクル・スタンダード(GRS)」の認証を取得している。
「Re-Wool」は、プラダ・グループの各ラインから集めたウールやカシミヤの生地、不良生地、裁断後の端材などを原料に使用。ウール以外の成分を取り除いて色ごとに選別することで、染色工程を不要にしているのが特徴だ。原料は、液体の中で生地を細かくほぐす「湿式破砕」という手法で繊維状に戻し、カード工程を経て紡績する。完成した糸には、調達基準を満たしたバージンウールをブレンドしている。
「Re-Nylon」と同様に、「Re-Cashmere & Re-Wool」の全製品にはNFCタグが付属する。購入者はオーラ コンソーシアムのプラットフォームにアクセスし、繊維の原産地やサプライヤー、加工国からその後の各工程に至るまで、製造プロセスの追跡が可能となっている。同プラットフォームでは、ブロックチェーン技術により情報の改ざんを防止し、不変性を保証するデジタル真正性証明書も付与される。
アイテムはブランド公式オンラインストアなどで販売。「Re-Cashmere」では、クルーネック セーターやVネック セーターなど、「Re-Wool」ではシャツやパンツなどを揃えている。
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Image by: プラダ

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