コレクション

　「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」が発表した2026年春夏コレクション。テーマは「Liquefaction」。

MIKAGE SHIN

2026 Spring Summer

ニュース

　ポップアップでは、2025年春夏シーズンのアイテムを中心にラインナップ。岡山産の14オンスの生地を国内のデニム染色職人によって黒染めと藍染をし、手作業で何度も脱色して仕上げた「Hand Effected Wrapping Denim」（2色、5万5000円）をはじめ、ジャカード素材を採用したアイテムを再染色した「Overdyed Cut Jacquard Half Shirt」（4万9500円）、「Overdyed Cut Jacquard Short Jacket」（2色、4万9500円）、トタン屋根の錆やコンクリートの錆からインスピレーションを得て、リアルな錆の質感や青銅の色味を落とし込んだ「“Sabi” Denim Pants 」（4万4000円）を揃える。　そのほか、ブランド初となるキャップを用意。レースアップデザインを施し、ヴィンテージライクに仕上げた「Lace Up Label Cap」（2万2000円）を展開する。

Fashion

ミカゲ シンが福岡でポップアップ開催、岡山産の生地を採用したデニムやブランド初となるキャップを用意

　今回の期間限定ストアでは、2025年春夏シーズンのアイテムを中心にラインナップ。ハンドカットのジャカード素材を採用したアイテムを再染色した「Overdyed Cut Jacquard Half Shirt」（4万9500円）、「Overdyed Cut Jacquard Short Jacket」（4万9500円）や、進がニューヨークや東京で撮り溜めた街中の建築物の錆の写真をもとに、リアルな錆の質感や青銅の色味を落とし込んだ「“Sabi” Denim Pants 」（4万4000円）を揃える。　そのほか、ブランド初となるキャップを用意。レースアップデザインを施し、ヴィンテージライクに仕上げた「Lace Up Label Cap」（2万2000円）を展開する。

ミカゲ シンが渋谷でポップアップ開催　ブランド初のキャップを展開

　「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」が発表した2025年秋冬コレクション「Signal Cascade」。Creative Director/Designer : Mikage Shin (MIKAGE SHIN)Photographer : Ibuki Yamaguchi (W)Models : Jannis(EXILES HYPE), ALEXA Z(Cinq Deux Un), Yuki Itakura (NUMBER EIGHT)Hair Make : Kana Sakurai (HITOME)Graphic Designer : Aoi KawaguchiWriter : Yuka FurukawaInterpreter : Shusuke Morioka

2025 Autumn Winter

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」の2025年春夏コレクション。テーマは「Adorable Clumsy」。

2025 Spring Summer

インサイド

Editor's comment✍️　ファッションブランドが展開するコスメは心が惹かれる。デビューアイテムとしてカラーメイクやスキンケアがラインナップされるのがメジャーな中、ミカゲ シン（MIKAGE SHIN）が初のコスメとして発売したのはヘアオイル。デザイナーの進美影氏が「ニュートラルで無骨な香りとパッケージのヘアケアアイテムが欲しい」と思い、開発に至ったそう。テクチャーは適度に重たく、髪につけると軽やかで自然なツヤを与えてくれます。“雨の残り香”がイメージされた香りは透明感があり爽やかで、慌ただしい毎朝のスタイリングの時間を心が落ち着く時間にアップデートしてくれます。洗面台に置いてあってもサマになる無骨でシックなボトルデザインも好き。明日は早起きしてゆったりと香りを楽しみながら出掛ける準備をしようかな。（ビューティエディター N.F）

Beauty

【日々是コスメ】部屋に置いておくだけでサマになるミカゲ シンのヘアオイル「SHIGURE」

　ミカゲ シンは2019年にニューヨークで設立し、ジェンダーレスなスタイルを提案している。2020年9月から日本に拠点を移し、2022年8月に開催された東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」に特別支援協賛枠で公式参加。同年11月には、日本メンズファッション協会のベストデビュタント賞を受賞した。ヘアオイルは、進が「男性やあらゆるジェンダーの人も持ちやすく、その人自身のマインドやライフスタイルになじむ香りとパッケージのアイテムが欲しい」と思い、開発に至った。　商品名は「時雨」に由来し、「静謐（せいひつ）かつどこか郷愁的で感傷的な雨の残り香」をイメージ。透明感と爽やかさを兼ね備え、柔らかに余韻を残す香りで、優雅で品性のある雰囲気をまとうことができる。天然由来オイルを配合した男女問わず使いやすいテクスチャーで、スタイリングにも取り入れやすいように適度な重さのオイルを採用。髪に自然な光沢を与えながら軽やかな質感に仕上げられるほか、ハンドオイルとしても使用できる。パッケージは、木の枝に一雫の雨粒が滴るようなシーンをイメージしたシルバー箔を施した。クラックや金継ぎにも見えるニュートラルなデザインで、ブランドの世界観を踏襲した無骨な印象に仕上げた。

ミカゲ シンが初のコスメを発売　ユニセックスなヘアオイル「SHIGURE」を展開

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」で発表した2024年秋冬コレクション。

2024 Autumn Winter

　バッグは、本革を使用し、進美影がニューヨークのアンティークショップで見つけた金属製のインテリアから着想を得て製作。金属パーツは一つずつ手作業で塗装し、ムラや擦れを残すことでヴィンテージのような独特の風合いを表現した。整理や収納がしやすいよう、内部には仕切りがついており、シルバーボールチェーンのショルダーストラップが付いているため2wayで使用することができる。価格は5万5000円。　ホリデーコレクションでは、新作シューズも用意。チャンキーソールを特徴とし本革をアッパーに採用した。フォーマルにもデイリーにも着用可能なデザインで、シグネチャーであるロゴが刻印されたシルバータグが手縫いされている。シルバーチェーンとシルバーボールチェーンがそれぞれ付属した2型を展開し、価格はシルバーチェーンのシューズが4万6200円で、シルバーボールチェーンのシューズが4万8400円（いずれも税込）。なおシューズは12月21日から販売を開始する。

「ミカゲ シン」がホリデーコレクションを発表　ブランド初のバッグを展開

　同作は、母と娘の愛ゆえのしがらみや葛藤を乗り越え強く逞しく生きるヤングケアラーを主人公に、古典バレエの名作「シンデレラ」を現代翻案した。原案は最果タヒの書き下ろし詩集「シンデレラにはなれない」で、振付・演出はジュゼッペ・スポッタ（Giuseppe Spota）が手掛ける。　進美影は、「ヤングケアラーとシンデレラ」をテーマに、若さや少年少女の象徴であるセーラー服をベースに衣装を制作。シンデレラを連想するガラスの靴や透け感の強いオーガンジー素材、レースで少女の繊細で儚い精神性を表現したという。また、「ウエストや脚首の細さが見える様にしてほしい」というバレエ衣裳特有の要望に、トップスを無くし、つけ襟とつけ袖のみに仕上げてバレリーナの身体自体を美しくみせるデザインにした。

Culture

「ミカゲシン」のデザイナー進美影がKバレエ・オプトの舞台衣装を制作、ヤングケアラーとシンデレラがテーマ

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」の2024年春夏コレクション。

2024 Spring Summer

　直営店は、表参道駅から徒歩約2分の北青山エリアに位置し、近隣では7月14日にオープンした「スタジオ ニコルソン（STUDIO NICHOLSON）」のフラッグシップストアなどが営業している。　店舗の設計は、SANAAで妹島和世、西沢立衛に師事し2020年に独立した、進と同世代の建築家の小田切駿が担当。内装空間には、長さ約40mの鋼材が構造的に自立しながら縦横無尽に配置され、什器としての機能を兼ねながらや展示空間の一部として空間を演出する。小田切は「鋼材の華奢でもあり力強くもある物質性がMIKAGE SHINの衣服と調和することで、来店者が身体的にブランドの世界観を感じられる空間を目指した」とコメントしている。　受注会で販売される2024年春夏コレクションのテーマは、 「Redressed :Teddy」。1950年代から1960年代にかけてロンドンで流行した、エドワード7世の時代のファッションにインスパイアされたスタイルを好む労働者階級の若年層であるTeddy BoyやTEDsに着想した。カットジャカード素材のハーフパンツやハーフシャツ、エフェクト加工染めのデニムパンツなど、国内の伝統的な織物の産地や職人とコラボレーションし、日本のものづくりや工芸のアート性を現代風に解釈してブランド世界観に落とし込んだ。

「ミカゲ シン」初の直営店を青山にプレオープン　一般向け受注会とアーカイヴ即売会も

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」の2023年秋冬コレクション。

2023 Autumn Winter

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」の2023年春夏コレクション。

2023 Spring Summer

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」の2023年春夏プレコレクション。

2023年プレスプリング / クルーズ

2023 Pre-Spring / Cruise Collection

パーソン

 ―卒業校は？PARSONS美術大学、早稲田大学です。―デザインや服作りをどこで学んだ？NYのPARSONS美術大学です。―デザイナーになろうと思った理由は？個人の内面、知性、クリエイティビティ、社会的なアティチュードを体現できる服が創りたかったからです。―尊敬している人は？オードリー・タン氏、ブルーノ・タウト氏、シャルロット・ペリアン氏、堀口捨己氏、全てのファッションデザイナーの方々です。―好きな色は？ブルー、ブラウン。―本を一冊、無人島に持っていくとしたら何を選ぶ？ブルーノ・タウト『日本文化私観』。―普段良く聴く音楽のジャンルは？なんでも聴きますが、最近はクラウトロック（ジャーマン・ロック）が好きで、 Kraftwerkや80-90年代のYMO作品をよく聴きます。―大切にしている言葉は？「どちらが正しいかではなく、自分で選んだ方を正しくしなさい」。会社を続けるか、それとも会社を辞めて0からファッションの道にキャリアチェンジするか迷っていた時に母親に言われた言葉です。諦めたくなるときに強くなれる言葉です。―朝起きたら最初にすることは？アラームを止めて時刻を確認すること。―日課は？出勤前に、とりあえず用事はなくても家の近くのカフェでぼーっとしたりデザイン画を描いたりすることです。仕事場だけで終わる1日を過ごしてしまうと息が詰まってしまう為、気持ちの余裕づくりや息抜きの為に行っています。―今日、地球が終わるとしたら何をする？母に恩返しをできる1日を一緒に過ごしたいです。―デザイナーをやっていて嬉しかったことは？沢山ありますが、「心が救われた」と言われたことや、「成人式で着ます」と言ってもらえたことは特に嬉しかったです。人の人生の動く瞬間に力を与えられる服を作りたいと思っていたので、微力ながらお力添え出来たことはデザイナーとして本望でした。―デザイナーとして大切にしていることは？自分にしか作れないものを作ることです。そして、大切な家族や親友に、本当に心からすすめられる良い服かを自問自答しながら作ることです。―人間として大切にしていることは？倫理的であること、個人の権利と心を尊重し過干渉しないこと。自分がされて嫌だったことはしないようにすること。まだまだ難しいこともありますが、日々気をつけながら改善できたらと思っています。―趣味は？美術鑑賞、建築鑑賞、読書、デザイン画を描くこと。骨董やヴィンテージインテリアも好きなので少しずつ集めています。―もし1年間自由になれたら何をする？世界中の有名建築や、珍しい布地を見に行く旅をしたいです。今特に気になっているのは、オーストリアの教会建築と、衣服や靴の生産技術でも注目されているポルトガル、東欧のジョージアです。―コーヒー派？紅茶派？どちらも好きです。―飼うなら犬？猫？どちらも好きです。―好きな場所は？NYのWest VillageやMoMA PS1のゆったりした雰囲気が好きです。―10年前の自分の言いたいことは？世の中には、こんなに楽しい仕事があるんだよ。―10年後の自分に言いたいことは？とりあえず元気に、今よりももっといい服を作っていて欲しいです。―好きなお酒は？日本酒、焼酎、ビール、ワイン、何でも好きです。―デザイナーにならなかったら何になっていると思う？結局最後はデザイナーを目指していたと思います。―デザイナーという仕事を一言で表すと？哲学と美学の嚮導人。―ファッション業界を一言で表すと？カオス…（笑）。あらゆる混沌と対峙する日々が慌ただしく過ぎていき、一言では表せられないからです。―デザインする時に気をつけていることは？人や文化を侮蔑したり、傷つけたりしないようにすることです。平易な言い方かもしれないですが、やっぱり人の人生を幸せにする服を作りたいです。意匠上では、「リズムと違和感」を持たせることです。視覚的なアイコントロールの流れを生むと、リズムが生まれて、どこかに違和感があるとより目が奪われてしまいます。不意をつくような、そうした視覚的なリズムとアンバランスを意識しています。

「ミカゲ シン」デザイナー進美影に聞く26の質問

ブランド

- CHARACTERISTIC ITEM -ブランドの人気アイテムはオリジナリティ溢れるプリントワンピース　「ミカゲ シン」を象徴するアイテムはプリントシリーズ。オリジナルの大理石プリントをシャツやトップスなどに落とし込んだアイテムを、ほぼ毎シーズン発表している。建材で多用される身近なモチーフでありながら知性やエレガンスが漂うムードに仕上げ、女性だけではなく男性にも支持されている。　なかでも一番人気なアイテムが、馬をモチーフにしたホースドレス。2021年春夏では、世界で初めて被写体の連続写真の撮影に成功したエドワード・マイブリッジ（Eadweard Muybridge）の馬が疾走する写真をモチーフに起用。「コロナ禍の世の中でも少しでも前に進めるように」と、着る人の背中を押すメッセージを込めた。2021年秋冬のモチーフは、17世紀のオランダのヴィンテージの理学書の挿絵から。馬や動物の重心移動について説明された絵をグラフィックに起こし、一度サテン布地にプリント。あえて別の布地のワンピースに縫い付ける事で、作り込みの重厚感をプラスし高級感のあるワンピースに仕上げた。- BRAND CONCEPT -性別や年齢といった壁を取り去り、着る人の内面や本質を反映する洋服　ブランドコンセプトについてデザイナーは「ジェンダーや国籍、年齢に関係なく、着る人の内面や本質を反映する服を作りたいと思った」と説明する。"洋服はその人がどんな人間であるかを最初に表現するもの"という考えから、その人の知性やクリエイティビティ、社会に対する考えやアイデンティティを代弁する服作りを目指している。そんな強い想いを落とし込みながらも、コレクションはデイリーにまといやすいベーシックカラーのシンプルなデザイン。揺れるプリーツや異素材のハイブリッドといったディテールを引き立てる、しなやかで構築的なシルエットが特徴だ。- SHOP -オススメの店舗は全部　アイテムは公式オンラインストアで購入可能。リアル店舗では日本橋高島屋や松屋銀座といった百貨店の他、ニューヨークの「Flying Solo」など海外へも展開を拡げている。＞＞ほか取り扱い店舗一覧（2022年4月8日時点）- RUNWAY SHOW -ブランドの進むべき道が明確になった、初めての東コレ　デザイナーが印象深いシーズンとして挙げるのが2020年3月、初めてRakuten Fashion Week TOKYOで発表した2021年秋冬のショー。東京では初となるショーで、25ルック以上のコレクションを発表したのも初めてだった。「きちんと"意味のある"本質的な演出をしたかったので、演出家の方や音楽家の方々とコンセプトやストーリーについて何度も話し合い、相互の矛盾が無いように作り上げました」。奇を衒うことなく、ブランドの世界観を存分に表現したストイックなランウェイショーを披露した。　ショーの反響は大きく、ブランドの認知度を高めてファンを拡大。「シンプルに、質の良い音楽と演出、格好良い服さえ追究すれば、きちんと伝わる人には伝わるんだと感動したことを覚えています。あのショーを境にブランドの人生がガラッと変わり、進むべき道が明確になりました」とデザイナーは振り返る。- COLLECTION -2022年春夏コレクションの特徴 　1920年に結成され、日本初の建築運動を推進した「分離派建築会」に着想を得た。当時の旧態依然としていた建築界において新しい時代を目指し奮闘した組織と、2021年のコロナ禍や社会体制の混沌とした現状を打破し、同じく新しい時代を切り拓く意思を重ね合わせ、コレクションで示した。キーワードは"都市と田園"、"彫塑的なもの"。今季のシグネチャーモチーフとなった手描きの田園柄を、フォーマルなシャツやジャケットにミックス。都会的なアイテムに牧歌的なプリントを掛け合わせ、"都市と田園"のコントラストを描いた。また、分離派建築の特徴である曲線を、流線的なシルエットや立体的なシャーリングのテクニックで表現。彫刻的なボリュームを平面的なテキスタイルに落とし込むことで、コレクションのテーマを浮かび上がらせた。- FAVORITE LOOK -2022年春夏　デザイナー進のお気に入りルック　デザイナーお気に入りのルックは、幾重にもたたんだプリーツが存在感のあるホワイトドレス。パールのような上質な光沢のあるリサイクルサテンを採用し、プリーツをランダムに施すことでランウェイで印象的に乱反射した。「実はこのドレスは、ダイヤグラム柄の特殊プリーツ加工を施したつけ襟を15枚重ねています。1着として縫われてはおらず、すべてバラバラのパーツをステージ裏でライブで組み立てて行ったので、時間との戦いで非常に緊張しました」と明かしている。取り扱い店舗一覧（2022年4月8日時点)＜STOCKISTS＞RESTIR 東京都港区赤坂9-6-1 03-5413-3708日本橋高島屋（近日公開）東京都中央区日本橋 2-4-1 本館6F 03-3211-4111jurk（近日公開）東京都港区南青山 6-7-2南青山Ⅰ1F 03-6450-5111KAWANO（近日公開）東京都新宿区新宿3丁目26-18 03-3354-4321B '2nd Jinnan  東京都渋谷区神南1丁目17-4 03-3770-2921大阪高島屋  大阪府大阪市中央区難波5-1-5 06-6631-1101IN （近日公開）大阪市西区南堀江極楽堂ビル1-9-6 06-4395-5609JasminSpeaks KUZUHA 大阪府枚方市花園町樟葉15-1くずはモール本館1F 07-2851-9399B '2nd KOBE STORE 神戸M-INT神戸4F、神戸市中央区雲井通7-1-1 078-271-5001JR名古屋高島屋  名古屋市中村区名駅1-1-4 05-2566-1101trip（近日公開） 福岡市中央区薬院2-17-14 092-713-8863＜ONLINE STORE＞公式オンラインストア

「ミカゲ シン」とは？——独創的なプリントアイテムから店舗、コレクション紹介まで

　衣装デザインでは、楽曲全体の疾走感や目まぐるしく変わる自己の葛藤・情動を、均衡の取れていないアシンメトリーなシルエットに載せることで、意志の揺れ動きを表現したという。乃木坂46がこれまで築いて来た「上品さ」「気品」といったアイデンティティを大事にしながらも、楽曲の世界観に合わせ「凛」とした佇まいを持たせる為に、ベース布地には上質なウールスーツ地を採用した。　楽曲全体の疾走感やスピード感は、ミカゲシン2021年秋冬コレクションで採用された、哲学者ニーチェの手記をオリジナルコラージュしたテキスタイルで表現。手記柄は本になる前の殴り書きや過程をメインとしており、「今ここがゴールではなく、まだまだ様々な可能性や多様な未来が待っている」という願いを込めたという。

「ミカゲシン」乃木坂46の衣装デザインを担当、意志の揺れ動きを表現

　進美影が手掛ける「ミカゲシン（MIKAGE SHIN）」が、2022年秋冬コレクションをランウェイショー形式で発表した。会場はウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会。コレクションテーマは「Out of the Box」で、1980年代に創設された、ポストモダンを代表するデザイナー集団「メンフィス（Memphis）」のマインドや美学からインスピレーションを得て製作した。

2022 Autumn Winter

　ミカゲ シンの2022年春夏プレコレクションのテーマは「Part of View」。可視化を経て見えるようになった社会の部分的な視点や物事の切り取り方に対する違和感を、ブランドのシグネチャーである球根柄を用いてアイロニカルに表現した。　店頭では、フロントを斜めにカッティングしたショートジャケット（4万2900円）や、ウール調の上質なリサイクルポリエステルを使用したスタンドカラーコート（9万6800円）、球根柄を全面にあしらい、首元と袖口に深紅のリサイクルサテンで切り替えを施したロングドレス（5万3900円）などをラインナップする。