「チノ」2019年秋冬コレクションのファーストルック
Image by: FASHIONSNAP.COM

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「チノ」が上品な"大人グランジ"提案、フィナーレにはニルヴァーナの名曲

「チノ」2019年秋冬コレクションのファーストルック
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 茅野誉之が手掛ける「チノ(CINOH)」のメンズとウィメンズの初の合同ショーは、ビスコースとシルクの光沢の中に、ペイズリーやオンブレチェックといったグランジテイストを織り交ぜた全40ルックで構成された。ショーの音楽はザ ハイエイタス(the HIATUS)のドラマー柏倉隆史が担当。ラスト2ルックの登場に合わせてニルヴァーナ(Nirvana)の「Smells Like Teen Spirit」のリミックスが流れ、ショーを締めくくった。

 今シーズンのテーマは「Grunge」。ペイズリー、オンブレチェック、レオパードといった王道のグランジ要素を、ボロや汚れといった単純なダメージ加工ではなく、チノが得意とするハリのある素材のシャツやロングワンピース、センタープレスを施したパンツを基調としたスタイルに落とし込むことでクリーンさを備え、大人が着るグランジの新しい解釈を提案した。

 レオパード柄のジャケットとスカートにはビスコース糸を使用し、滑らかな毛並みで上質な光沢を実現。ウィメンズのオンブレチェックのシャツは程よい落ち感でリラックス感を備え、シャツに合わせたタイトスカートはカシミヤ混のメルトンで仕上げた。このほかニュージーランド産メリノウールを使ったコートや、イタリアの老舗シャツメーカーCANGIOLI社によるウール混生地のジャケットやトラウザー、トーマスメイソン社製の生地を用いたスタンドカラーシャツなどを製作。カジュアルなスタイルでも上質さを忘れないチノらしさを踏襲したコレクションを披露した。

 今回のショーは昨年「TOKYO FASHION AWARD」を受賞したことで実現。同アワードの副賞として参加したパリでのショールームでは、メンズで新規の取引先が決まったという。一方、ウィメンズではラグジュアリーブランドとして売り込む戦略にシフトしたこともあり、原価率やアイテム構成の面で現地のバイヤーとの交渉に苦戦したが、今回の反省を踏まえ次回も海外展開に挑戦する予定だ。

■チノ:2019年秋冬コレクション全ルック
■ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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