ケイスケヨシダ2019年秋冬コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM

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「今本当にかっこいいと思うものを」ケイスケヨシダが原点回帰で感情をぶつけた新作披露

ケイスケヨシダ2019年秋冬コレクション
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 デビュー4年目の吉田圭佑が手掛ける「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」は2019年秋冬シーズンで、自身の原点に回帰するコレクションを披露した。ブランドの成長とともに認知度が高まり、"人に見られている自分"について振り返るようになったと言い、吉田自身が今本当にかっこいいと思っているのものを素直に服に取り入れたシーズンとなった。

 「かっこよくなりたいと思って」服作りを始めたという吉田は、"ダサい"制服を如何にかっこよく着るか、若者の思春期の精神性をイメージソースにコレクションを製作してきた。昨シーズンは、大人として成熟する過程と果物が熟れる様子を重ね、光沢感のある素材に果物のイラストをプリントしたユーモアとエレガンス感を融合し、継続して発表しているジャケットスタイルを進化させた。

 吉田は少年時代をキリスト教系の小学校で過ごしている。礼拝堂で過ごした時間は、静かに自分と向き合う時間だったと回顧し、会場に設置したフレームと台座は礼拝堂の入り口をイメージしたという。壇上でモデルが一度停止する演出は己と向き合う時間として設定した。

 ファーストルックでは英字が印刷された生地のボディースーツを纏ったモデルが登場。頭から目元までを覆い隠すデザインは今回シーズンの特徴で、全てのモデルの頭が包帯で巻かれていた。「透明人間が消えまいとする抵抗のようなもの。見られる視線と自分との境界」と説明する吉田。ホラーを彷彿とさせる赤い照明の演出や包帯のモチーフ、ギプスをイメージしたブーツは「今シーズンの制作時に改めて自分について考え、ドロドロとした感情に陥った」という自身の心象を具現化させたという。

 ここ数シーズン継続的に登場していたパワーショルダーはさらに強調。ジャケットの裾を後方に釣り上げてインナーの見せ方を工夫したルックや、ウエストマークしたワンピーススタイルといった得意のコーディネートも健在で、今シーズンのポイントとなったアラベスク模様やレイヤードのスタイリングで吉田が"ずっとかっこいいと思うもの"と"今自分が作りたいもの"を溶け込ませた。

■ケイスケヨシダ:2019年秋冬コレクション全ルック
■ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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