Fashioninterview

【インタビュー】オニツカタイガーが選んだイタリア人 アンドレアポンピリオとは?

 「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」が見初めたイタリア人とは――。世界最大級のメンズプレタポルテの展示会ピッティ・ウオモにおいて今年、「Onitsuka Tiger」がグローバル展開の一手として新しいメンズのコラボレーションを発表した。デザイナーに迎えられたのは、イタリア出身のAndrea Pompilio(アンドレア・ポンピリオ)。ファッションとスポーツ、そして日本とイタリアのクリエイティビティを融合させたというアンドレア・ポンピリオはどんな人物なのか。次シーズンのプロジェクトを進行するために来日したアンドレア・ポンピリオにインタビューした。

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アンドレア・ポンピリオとは?

―8歳で将来を決めたそうですが、デザイナーを志したきっかけは。

 祖母が2つのウィメンズストアを経営していて、小さい頃からそこでたくさんの時間を過ごした影響が大きいと思う。ファッションの情熱が湧いたのは、美しいテキスタイルや服に囲まれながら育ったからだろうね。

―さまざまなブランドで経験を積んだそうですね。

 「Alessandro dell'Acqua(アレッサンドロ・デラクア)」や「PRADA(プラダ)」、「Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)」のアトリエで活動してきた。この経験があったことで、今あらゆることにアタックが出来ると思っているよ。自分のブランドを始めようと決心したのは2年前くらいで、周りから後押しがあったことも大きいね。

―2年目にして、洗練されたリアルクローズが日本のメンズバイヤーにも支持を得ています。デザイナーとしてのポリシーは。

 いつも自分を表現することかな。特に気をつけているのは、実際に自分で着てみて心地良いかどうか。もし着心地に納得がいかなかったら、その時はコレクションをキャンセルくらい大事なポイントだ。

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ANDREA POMPILIO 2013年秋冬コレクションより


―上質なイタリアンスタイルから遊びのあるアメリカンカジュアルまで、さまざまなテイストを感じさせますが、デザインのインスピレーションはどこから?

 自分のライフそのもの。特別な何かより、日常から着想することが多いんだ。例えば普段歩いている街やストリート、空港のラウンジにいる人やピザを食べている人、友達からも刺激を受けているよ。

Andrea-Pompilio-interveiw-2013-04-20130426_010s.jpg―着心地とインスピレーションを反映させる服作りのプロセスについて教えてください。

 クラシックなピースやメンズ・ウィメンズのワードローブを基本に、面白いテキスタイルや新しいカラーを合わせてみるんだ。シルエットを変えるのではなく、テクニックや新しいフィニッシングの手法で、新鮮なコレクションに仕上げることを重視しているよ。

―ピッティ・ウォモで優秀な新人デザイナーに与えられる「WHO IS NEXT 2011」を受賞したことはターニングポイントになったのではないでしょうか。

 自分を発掘してくれて、そして認めてくれたのが「ピッティ・ウオモ」だ。チャンスが広がる大きなきっかけになったと思う。こうして「オニツカタイガー」に出会うこともできたしね。



オニツカタイガーとの出会い

―普段から「オニツカタイガー」のシューズを愛用していたそうですが、コラボレーションのきっかけは?

 僕が専門メーカーとスニーカーを作りたいと思っていた時に、東京で「オニツカタイガー」のチームに出会ったことからスタートしたんだ。彼らが僕のことを良く知っていてくれたこともあって、コラボレーションの話がスムーズに進んだ。

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Onitsuka Tiger × ANDREA POMPILIO


―「オニツカタイガー」にどんなイメージを持っていましたか?

 スニーカーが世界的に有名なことは知っていたんだけど、協業することになってから「asics(アシックス)」の前身として長い歴史があることを知って驚いたよ。創業者の鬼塚喜八郎さんが最初に作ったスポーツシューズのオリジナリティとか、ベストを尽くすという姿勢は、自分の考えとマッチしていると思ったんだ。

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Onitsuka Tiger × ANDREA POMPILIO


―先シーズンのシューズに続いて、今シーズンはメンズウェアを発表。そのデザインソースは?

 メンズウェアのコレクションテーマは「ロック&スケート」。タイトなジャケットやスキニージーンズ、ブラックタイとか、ロックンロールのスタイルは常に自分のインスピレーションのひとつなんだ。スケーターも好きなスタイルなんだけど、僕がスケートをするには少し年をとりすぎたかな(笑)。洗練されたモダンなメンズウェアにスポーティーで遊びの要素を取り入れることから、クリエイションを広げていった。


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