2020年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM (Koji Hirano)

Fashion 注目コレクション

1着24通り、ビューティフルピープルの「サイド シー」第3弾は自由に変化する服

2020年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM (Koji Hirano)

 熊切秀典が手掛ける「ビューティフルピープル(beautiful people)」が、2020年春夏コレクションをパリで発表した。

 「サイド シー(Side C)」。「相反する2つの要素の境界を乗り越える」というコンセプトを意味し、服の表地と裏地を接ぎ合わせる際に用いるどんでん始末や中綴じ始末に独自の方法を用いることで、新しい服作りの方法やシルエットを提案するビューティフルピープルならではのコレクションだ。第3弾となる今回は、パーツやライニングを取り除き、体を通す穴を3つにすることで24通りの着こなしができるウェアを製作した。

 「24」という数字に掛け、会場には時計の刻む音が流れていた。モデル2人が静かに登場してショーがスタート。それに続いてデザイナーの熊切らもランウェイに現れ、モデルの服を脱がし、ひっくり返してまた着せるというパフォーマンスを披露した。一着の服が、着せ替えるたびに違ったスタイルになるという仕組みだ。

 発表された新作コレクションは、チュールが前身頃に付いたスカートや、後ろ身頃にニットワンピースをドッキングさせたドレス、3層の編み地がレイヤーになったニットなど。身体を通す部分や生地をめくるといった変化によって、それぞれ24通りの着こなしが楽しめる。熊切は「クラシックなものを再構築するだけではなく、新たな機能を付与するために再度構築し直した」とし、破壊するだけでなく付加価値を新たに付与することで、機能を失わず自由に変化する服を提案したという。

 ショーの後には、限られたジャーナリストらに向けて、熊切が自ら3分間の間に何通りに着せることができるかをカウントしながら披露するデモンストレーションを実施。ショーでは表現しきれなかったサイド シー第3弾のコンセプトを訴求した。

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