
Image by: FASHIONSNAP
FASHIONSNAPによる業界の職業図鑑。ビューティ業界にはどんな職業があるのか。名前は聞いたことがあっても、実際にはどんな仕事をしているのか。そんな疑問を解消すべく立ち上がった連載企画です。業界の最前線で活躍する人に、リアルな職務内容や必要なスキルをファイリングしていきます。ビューティ業界への理解を深めるとともに、将来この分野を志す人にとって、進路や就職活動を考える際の手がかりとなることも目指しています。
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第3弾はビューティエディター編。美容雑誌「ヴォーチェ(VOCE)」でエディターを務める加茂日咲子氏の協力を得て、この職業の魅力に迫ります。
目次
ビューティエディターってどんな仕事?
ビューティ関連の雑誌やWEB媒体の編集を担当し、企画の立案から撮影・執筆・編集まで、誌面作りのすべての工程に携わる。媒体によってはSNS用の動画制作なども手がけ、幅広い業務を担う。

私は誌面の企画からYouTubeなどのSNS企画まで、幅広い業務を担当しています。また、VOCEでは月に1〜2回読者と直接またはオンラインで交流し、リアルな声を聞く機会を設けています。読者の声をリサーチすることも、重要な業務の1つです。
ビューティエディターになるには?
大学卒業後に出版社に入社し、配属先で担当するか、編集部でのアルバイトやインターンを経て出版社に入社するのが一般的。編集プロダクションからの転職や、フリーランスのエディターのアシスタントを経てフリーランスとして独立するルートも。

私の場合は新卒で講談社を受けて、VOCEに配属になりました。講談社は総合出版社なので、他部署から異動してくる方もいます。

必要な資格や勉強しておいた方が良いこと
特定の資格は求められず、専門的な学部出身である必要もない。

学生時代から、雑誌やSNS、YouTubeなどのコンテンツを観察し、トレンドや読者の関心を学んでおくと、企画力の基礎になります。また、自分の「好き」を深く理解しておくことも大切です。自分の興味や感覚を言語化できるほど企画に活かしやすくなり、読者に共感されるコンテンツを作りやすくなります。
加茂さんは学生時代はどういった活動をしていましたか?

FASHIONSNAP

ウェブメディアでライターのアルバイトをしていました。そのときに培った文章力や企画力は今の仕事に活かされています。
ビューティエディターのある1日のスケジュール

やりがいは?

やりがいは、担当した企画を読者の方に面白いと感じてもらえることです。読者アンケートやYouTubeのコメント、ウェブ記事のPV数などは、まるで探偵のようにチェックしています(笑)。
そうですよね。自分が作った記事が、どんな風に受け取ってもらえたか気になりますよね。今、ウェブの方が読者が増えていますが、紙媒体に携わることで得られることはありますか?


自分が担当したページが紙として手元に残ることは、紙媒体ならではの大きな喜びです。また、本屋さんに自分の仕事が並ぶことも、やりがいを感じる瞬間の一つです。

大変だなと感じるときは?

体力面での大変さは日々感じています。早朝から撮影があったり、夜遅くまで資料作りや入稿作業を行うこともあり、規則正しい生活を維持するのは難しいですね。
プライベートの時間はどのように確保しているのでしょうか?


パソコン一台でフレキシブルに働ける環境を活かし、プライベートの予定とバランスを取りながら仕事を進めています。基本的に場所にとらわれず働けるため、移動時間や空き時間も有効に活用できる点が大きな魅力です。昨年はスペインを旅行しながら仕事をしたのですが、現地での体験や空気感に触れることで気分転換になると同時に、新たな発想やインスピレーションの獲得にもつながりました。
ビューティエディターからの発展性、転職などは?
別の媒体への転職や、フリーランスとして独立する人が多い。また、編集経験を活かし、コスメブランドやファッションブランドのPR・広報へ転職するケースも見られる。

VOCEのように、雑誌だけでなく動画コンテンツも手がける編集部であれば、映像クリエイティブの領域に挑戦することも可能です。写真のディレクションやコンテンツ企画など、編集で培ったスキルは、広告制作や写真集など幅広い分野に応用できます。
ビューティエディターに向いている人や大切なこと

好奇心がダイレクトに仕事につながるので、良い意味でミーハーでいることは大切かもしれません。常に新しいものを生み出す、マンネリ化することのない仕事なので刺激的な仕事を求めている人にはピッタリだと思います。
必要とされるスキルはありますか?


複数の企画を同時進行することがほとんどなので、マルチタスク力は不可欠です。また、撮影はハプニングがつきもの。想定外の事態が起きても計画を柔軟に調整しながら進める調整力も求められます。

ビューティエディターを志す人に向けて

「美容に詳しくないと務まらないのでは?」、と感じる方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。私自身も編集部に入るまでは「リップさえ塗っていればいい」と思っていたほどでした(笑)。美容の知識は、仕事を通じて自然と身についていくので心配はいりません。それよりも大切なのは、何事にもエンタメ性を見いだし、「面白い」と感じられるかどうかです。狭き門ではありますが、その分やりがいも大きく、とても魅力的で楽しい仕事です。ぜひ挑戦してみてください。

ビューティエディターの年間スケジュールの一例


1月(繁忙期)
・夏に向けた特集の撮影や編集
2月(繁忙期)
・夏に向けた特集の撮影や編集
3月
・上半期ベストコスメの撮影や編集
4月
・上半期ベストコスメの撮影や編集
5月
・上半期ベストコスメの撮影や編集
6月
・上半期ベストコスメの撮影や編集
7月(繁忙期)
・冬に向けた特集の撮影や編集
8月(繁忙期)
・冬に向けた特集の撮影や編集
9月
・下半期ベストコスメの撮影や編集
10月
・下半期ベストコスメの撮影や編集
・年末企画の撮影や編集
11月(繁忙期)
・下半期ベストコスメの撮影や編集
・年末企画の撮影や編集
12月(繁忙期)
・年末企画の撮影や編集
最終更新日:
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