キム・ダミ
Image by: FASHIONSNAP
クリエイティブ・ディレクター のマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)によるモダンで洗練されたデザインとイタリアの卓越した職人技が融合する「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」。11月28日に、東京・虎ノ門の麻布台ヒルズに新たな路面店「ボッテガ・ヴェネタ 麻布台ヒルズ」をオープンしました。ブレイジーが監修したストアデザインは、有機的な曲線美が特徴で、随所に日本とイタリアのクラフトが融合した優雅な空間となっています。
開店前日には、ブランドとの親交が深い韓国俳優のキム・ダミさんが来日。迷宮のような店内を巡りながら、特別なシューティングを行いました。
クラフツマンシップの真髄を探して
ボッテガ・ヴェネタ 麻布台ヒルズは、日本とイタリアのデザインに敬意を払い、伝統技術と現代的な感性が調和した新店舗。ブランドが追求する"革新的なクラフツマンシップの真髄"が表れています。地中海のモダニズム建築をヒントにしたという、丸みを帯びた棚や手すりがやさしい雰囲気を醸し出しています。
白いモザイク調のフロアは、ブランドのルーツであり、工房を構える北イタリアのヴェネト地方で広まったパッラーディオ様式の床材をアレンジしたもの。日本の左官職人によって仕上げられた漆喰の壁のオフホワイト、チーク材のキャビネットやラックの深みのあるブラウンが、空間に温かみをプラス。
ブランドのルーツと日本との繋がりを表しているのが、ヴェネツィアを拠点とするガラス作家、三嶋りつ惠さんによる作品。750のガラスピースからなる花の意匠をあしらったミラーが存在感を放っています。
植栽は"プラントハンター"として知られる園芸家の西畠清順さんが担当し、"幸せを呼ぶ木"と称されるガジュマルが大胆に枝を広げます。プライベートサロンには陶芸家の上田勇児さんによる花器が置かれ、オープン時には見事な紅葉が彩りを添えました。
「入った瞬間に、まるでジャングルのようだと感じました。独特なインテリアやアイテムが並んでいて、新鮮な空間ですね」キム・ダミ
初のファインジュエリーや特別な逸品との出会い
取り扱いアイテムは、主力のバッグやレザーグッズをはじめ、レディ・トゥ・ウェア、シューズ、アイウェア、ジュエリー、ホームコレクションといった幅広いラインナップ。ブレイジーによる初のファインジュエリーが先行して取り扱われるほか、特別なメイド・トゥ・オーダーサービスも受けることができます。
またオープンに合わせて、ここでしか手に入らない2025年プレスプリングコレクションの限定アイテムが店頭に並びます。ムラーノガラスのハンドルをあしらった「サーディン」や、繊細なフェットゥーチェのフリンジを施した「ミニ アンディアーモ」と「カバ」、キャッチャーミットから着想を得た「ミディアム ダッフル」。ファッションジュエリーの「エリプス」シリーズからは、グラデーションが特徴のガラス製ピアスやローズクォーツのリング、ホームコレクションからはミラーやウッドトレー、グラスセット、ピッチャーなどが用意されています。
ボッテガ・ヴェネタの魅力を語る
この日のダミさんは、赤いチェックシャツにAラインスカート、 ブランドを代表するイントレチャートの編み込みが特徴的な「アンディアーモ」のピンクのバッグをコーディネート。大振りのゴールドのフィンピアスもアクセントになっています。
「ボッテガ・ヴェネタの魅力は、クラシックなデザインの中に趣が感じられるところ。素材の触り心地から上質で、ありふれたものに特別な価値を与えている部分に感動します」キム・ダミ
■ボッテガ・ヴェネタ 麻布台ヒルズ
所在地:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 1F
営業時間:11:00~20:00
オープン記念イベント
12月1日までの期間限定で、店舗と連動したデザインのキオスクが出現。ボッテガ・ヴェネタLINE公式アカウントの友だち追加している人を対象にキャンディを配布する。
photography: Naoki Usuda, video direction: Maho Tomono, videography: Akari Yagura, text: Mami Osugi | edit: Chiemi Kominato, project management: Mizuki Okuhata(FASHIONSNAP)
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