「ジェニー ファックス」2019年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM

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「ジェニー ファックス」ロッタ・ヴォルコヴァ迎えたショー開催

「ジェニー ファックス」2019年春夏コレクション
「ジェニー ファックス」2019年春夏コレクション
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 10月20日20時30分、渋谷ヒカリエ9階ホールA会場外には若者の長蛇の列ができていた。個性的なスタイルに身を包んだ彼らの目当ては、東京ファッションウィークのトリとなる「ジェニー ファックス(Jenny Fax)」のショーだ。

 台湾出身のデザイナー シュエ・ジェンファン(Shueh Jen-Fang)が手掛ける「ジェニー ファックス」は今シーズン、デムナ・ヴァザリアやゴーシャ・ラブチンスキーらとの仕事で知られるロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)をスタイリストに迎えた。注目デザイナーと、勢いあるスタイリストのコラボレーションとあり、今シーズン最も注目されるコレクションの一つとなった。

 「あなたのような人が、私みたいな人を好きになるなんて、夢にも思わなかった」。会場で配られたショーノートに、そう書かれていた。2019年春夏コレクションは、アメリカの田舎に住む普通の女の子が、デートのために花柄のワンピースを買いにいくという悲しいストーリーが記されていた。

 ランウェイ上には、使い込んだようなソファや椅子が赤いライトに照らされ浮遊するように設置されている。ショーの幕開けはドリー・パートンの楽曲「Jolene」。ショルダーが強調されたドレスや、ヘソを見せるディテール、ぬいぐるみやおもちゃなどノスタルジックな柄のドレスに、フィッシュネットの膝上丈スパッツやニット素材のブーツを合わせた。ドレスの上にオーバーサイズのパンツを重ねるなど、レイヤードについてジェンファンは「太っている女の子をイメージした」と話しているが、行き過ぎたガーリーを表現しているようにも見える。

 レースのランジェリーをハイレグのようにドレスの上から履いたり、脱げかけているような着せ方など、ロッタらしいスタイリングが際立った。歯茎や耳、指など切断された人体をリアルに再現したモチーフは、「ホラー映画とか、アメリカの田舎には殺人鬼が多い」と話すジェンファンのイメージから。チョーカーや十字架ネックレス、ヘアクリップなどアクセサリーに用いられている。

 ジェンファンはロッタとの出会いについて「運命」と振り返る。8年ほど前にロッタが雑誌の撮影用に「ジェニー ファックス」のアイテムを借りたことはあるが、それ以降数年間連絡は取らず、今年3月に再会し意気投合。「ジェニー ファックス」のクリエイションに惹かれたロッタからのオファーにより、コラボレーションが今回実現したという。


■Jenny Fax:2019年春夏コレクション全ルックとバックステージの写真
■ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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