Image by: FASHIONSNAP
老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中からパッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。第20回は、青山に店舗を構える「菓匠 菊家」(以下、菊家)の和菓子です。菊家は季節ごとに異なる和菓子を展開しているので、今回は通年で展開されている名物の利休ふやき、夏季限定の水ようかん、秋季限定の千菓子の3種を紹介します。
ADVERTISING
菊家は、1935年に創業。茶道関係の人々に愛されてきた歴史の深い和菓子店ですが、暖簾分けは一切行っておらず、支店もありません。創業から80年以上にわたって、四季折々のさまざまなお茶菓子を南青山の地で提供し続けています。
PACKAGE DESIGN
紙袋は、菊家のオリジナルではなく、全国和菓子協会のもの。全国和菓子協会は、和菓子業界の発展向上を目的に活動している団体で、この紙袋やマークは、同協会に加盟する和菓子店のみ使用することができるんだそうです。持ち手の下には、菊家のオリジナルのシールが貼られていました。
和菓子のパッケージは紫で統一。包装紙には、菊の花や「菊家」の手書き風文字、所在地が描かれています。水ようかんには、「水ようかん」の文字が大きく描かれた熨斗が掛けられています。
TASTE
まず紹介するのが、5〜9月半ばまでの夏季限定で販売されている水ようかん。控えめな甘さとつるんとした喉ごしは、真夏の暑い時期にぴったりです。手のひらほどのサイズ感なので、1つを切り分けるというよりは、人数分の購入をおすすめします。
続いては、秋季限定で販売している千菓子の中で特に目を引いた砂糖菓子「秋の七草」をピックアップ。カラフルで華やかな見た目とは裏腹に、上品な甘さです。シャリシャリとした軽くて柔らかい食感は、子どもから大人まで楽しめそうです。
利休ふやきは、その名の通り茶人の千利休が愛したとされるお茶菓子をもとに開発され、菊家が登録商標を取得したオリジナルの千菓子。外側はサクサクと香ばしく、中のお麩はとろけるような食感です。見た目はシンプルですが、深みのある甘さは日本茶にぴったりで、千利休が好んだのも頷ける味わいでした。
菊家は、季節ごとに異なる菓子を展開しているので、その時期や目的に合わせて店員さんと相談しながら購入するのをおすすめします。商品は、すべて南青山の店頭でのみ販売を行っているので、入手難易度は「★★☆」。営業時間中でも、商品を売り切り次第営業を終了してしまうので注意が必要です。店舗は、骨董通り沿いのビルの9階に位置しているので人通りが多すぎず、落ち着いて買い物することができました。
入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆:いつでも手に入る
★★☆:夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★:開店直後か予約必須
店舗情報
■菓匠 菊家
所在地:東京都港区南青山5-13-2 菊家BLDG 9階
TEL:03-3400-3856
営業時間:9:30〜17:00(売り切り次第終了)
定休日:日曜日、月曜日、祝日
最寄駅:表参道駅
アクセス:表参道駅B3出口から徒歩8分(骨董通り沿い)
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【老舗レトロな東京みやげ】の過去記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
sacai Men's 2025 SS & Women's 2025 Spring Collection