岩田剛典
Image by: Koji Hirano(FASHIONSNAP)
今年1月のパリコレ期間中、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーで俳優の岩田剛典さんがパリを訪れました。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアンバサダーに就任した2019年1月以来の渡仏となり、エネルギッシュな2023秋冬メンズコレクションをフロントロウで体験。岩田さんのフォトダイアリーを交えながら、刺激的なパリの滞在を振り返ります。
Bonjour! 4年ぶりのパリの街を散策
1月18日、「Bonjour」の挨拶とともに、自身のインスタグラムでフランス・パリにいることを知らせた岩田さん。そこにはカフェ・クレーム(フランス流のカフェラテ)のカップを手に、リラックスした姿がありました。岩田さんにとって、渡仏は4年ぶり。
まずは街を散策。クラシックな建造物や街並み、エッフェル塔を眺めたり、凱旋門から続くシャンゼリゼ通りを歩いたり。通り沿いに位置する「ルイ・ヴィトン メゾン シャンゼリゼ」の前では、道ゆく人が足を止めています。その視線の先には建物全体に施されたカラフルな水玉柄と、その上に巨大な草間彌生さんの姿が!
また、ヴァンドーム広場の店舗のショーウィンドウではヒューマノイドロボットと化した草間さんが水玉模様を描いていて、本物の人間と見紛うリアルさに思わず見入ってしまうほど。「ルイ・ヴィトン×草間彌生」のコラボレーションコレクションを記念したインスタレーションが、パリを皮切りに世界各地を賑わせているそうです。
ルイ・ヴィトンの展覧会とケーキを堪能
フランス最古の橋ポンヌフからほど近く、ルイ・ヴィトン本社が入る建物で開催されている大型エキシビション「LV DREAM」へ。2階には特別なカフェとチョコレートショップがオープンしています。モノグラム柄がデザインされたケーキはオブジェのように美しく、フォークを刺すのを躊躇してしまうほど。
「過去にデザイナー川久保玲さんとコラボしたバッグも展示されていました」
Image by: Takanori Iwata
パリの夜、特別なひとときを過ごしたクルーズディナー。セーヌ川から臨むエッフェル塔のシャンパンフラッシュ(日没後、毎時0分から5分間キラキラと輝くイルミネーション)は格別です。
「キラキラにライトアップする瞬間を収めました」
Image by: Takanori Iwata
そのほか滞在期間中は、ブローニュの森にあるルイ・ヴィトン財団の美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」でアートを鑑賞したり、アジア料理好きのパリっ子たちに愛されているレストランを巡ったり。久しぶりのパリを思い切り満喫したようです。
「フォンダシオン ルイ・ヴィトンで一番気に入ったのはモネの絵」
Image by: Takanori Iwata
各国のセレブリティが集うルイ・ヴィトンのショーへ
1月19日、いよいよルイ・ヴィトンのファッションショー当日。この日パリでは大規模ストライキが行われ、街中が大渋滞。少し不安な状況の中でも、ファッションウィークのスケジュールは進んでいきます。
ショーは14時30分、ルーヴル美術館の中庭クール・カレにて。豪華ゲストを一目見ようと多くの観客が周辺に集い歓声を上げる中、岩田さんも無事に会場に到着しました。
Video by FASHIONSNAP
身につけているのは2023春夏メンズコレクションの総柄ジャケットと、波打つようなシルエットのウェイビーデニムパンツ。歴史的な建築に見られるモールディングを模した加工が施されたバッグ「クルーザー・メッセンジャー」を手に。カラフルなアートワークで彩られた特設会場へと足を運びます。
フォトコールに応え、そして各国のセレブリティらと交流しながら熱気溢れる会場でショーの開始を待つ岩田さん。BTSのj-hopeやアッシャー(Usher)といった音楽界からのゲストも多数来場していました。
新たにルイ・ヴィトンのブランドアンバサダーに抜擢された香港出身のアーティスト、ジャクソン・ワン(Jackson Wang)とのツーショットも。
会場には、少年の成長のストーリーを表現するかのように複数の部屋や車が配置され、オープニングはスペインの歌手ロザリア(Rosalía)のライブパフォーマンス。まるで映画のセットのようなランウェイに、テーラリングをベースとしながらもギミックの効いたスタイルが次々に登場しました。
ルイ・ヴィトン 2023秋冬メンズコレクション
Image by: LOUIS VUITTON
今シーズンは、ストリートウェアブランド「キッドスーパー(KidSuper)」のコルム・ディレイン(Colm Dillane)がルイ・ヴィトン メンズ・スタジオに参画。少年のおもちゃ箱をひっくり返すように、ユニークなアイデアと遊び心が散りばめられています。
ショーで発表された新作バッグ
Image by: LOUIS VUITTON
ショーをフロントロウで体験した岩田さんは「セットとランウェイの演出がとても印象的でした。自然と身体が動き出してしまうようなロザリアのエネルギッシュなライブ演出は、完全にエンターテインメントショー。ファッションとアーティスト、音楽とが融合していましたね」と、パフォーマーならではの視点で振り返ります。
TAKANORI's favorite looks
Look 17「ボンバージャケットが可愛くて着たいなと思いました」
「ヴァージル(=一昨年に惜しまれつつ他界したメンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー)が遺したストリートラグジュアリーの流れを引き継ぎつつも、チャレンジングで凝ったデザインのものが多かったように感じます。エネルギッシュで遊び心もあって、圧倒されました」と話し、新作コレクションを堪能していました。
4年ぶりのパリの滞在と、生で見たルイ・ヴィトンのコレクション。岩田さんにとって、どのような経験になったのでしょうか。
「ショーを間近で見ることができるフロントロウはとても光栄でした。世界中からパリに集まる堂々たるスーパースターの皆さんからも、ひとりの表現者として、憧れとともに刺激を受けましたね。現地だからこそ色々と感じることもあり、とても充実したパリの滞在になりました」
ジャケット ¥542,300(予定価格)、シャツ ¥138,600、ネックレス ¥126,500、パンツ ¥262,900、バッグ ¥386,100、シューズ ¥234,300 ※すべて税込価格
岩田剛典 | Takanori Iwata
1989年愛知県生まれ。2010年に三代目 J SOUL BROTHERS「Best Friend’s Girl」でデビュー。2013年より俳優活動をスタート。2014年よりパフォーマーとしてEXILEに加入。2019年より「ルイ・ヴィトン」のブランドアンバサダーに就任した。2021年にはシングル「korekara」で歌手デビュー。現在、ライブフィルム「JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND」が全国で上映中。2023年は三代目 J SOUL BROTHERSのグループとしての活動を再始動し、キックオフシングルとして「STARS」が発売中。年間を通し9年ぶりのアリーナツアーが決定している。
photo: Koji Hirano (FASHIONSNAP)
composition & text: Chiemi Kominato (FASHIONSNAP)
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