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「ルイ・ヴィトン」の"旅するショー"が東京に上陸 岩田剛典と体験する21年春夏メンズコレクション

ルイ・ヴィトン アンバサダー岩田剛典 Image by FASHIONSNAP
ルイ・ヴィトン アンバサダー岩田剛典
Image by: FASHIONSNAP

 雨上がりの雲間から漏れる光が水面を染める夕暮れ時。湾岸の新アドレスに、招待客を乗せた車が続々と集まってきました。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズの"旅するショー"は、パリから上海、そして東京へ――。9月2日の夜に東京で何が起こったのか、アンバサダーの岩田剛典さんと共にレポートします。

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 通常はパリで発表しているルイ・ヴィトンのメンズコレクションですが、今シーズンは新たな試みとして、アニメーション「The Adventures of Zoooom with Friends(ズームと仲間たちの冒険)」を公開。そのキャクターたちがパリから世界に航海するというストーリーに基づき、上海に続く2つ目の寄港地として東京にやってきました。

【もっとくわしく】ズームと仲間たちの冒険とは?
【パリから上海へ】上海では何が起きたのか?

 招待状として送られてきたのは、赤いコンテナ型の箱。その中にはバルーンのパペットが収められ、またアップサイクルで作られたというコットン素材のフェイスカバーが添えられていました。ヴァージル・アブローがメンズアーティスティック・ディレクターに就任してから初めて東京で行われるショー。期待が高まります。

 会場は、東京の新たな玄関口となる「東京国際クルーズターミナル」。まだ開業前の客船ターミナルで、このイベントが柿落としとなります

 開場からしばらくすると、ルイ・ヴィトンのアンバサダーを務めているEXILE / 三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんが到着しました。パリのショーには何度か招待されていますが、東京で参加するのは初めて。

2020-21年秋冬コレクションのグラデーションが印象的なセットアップに、ボウタイ付きのシャツを着こなしています。
2020-21年秋冬コレクションのグラデーションが印象的なセットアップに、ボウタイ付きのシャツを着こなしています。

「世界的なパンデミックの後に、こういった本格的なショーが日本で行われるのは意味があることですし、世界からも注目の一日になると思います。ファッション界にとっても、きっと新しいエンターテインメントの見せ方を考えるきっかけになる。今日がその幕開けになるんじゃないかなと予感しています」

 ショーのスタートまで、屋外のカクテル会場で映像やカプセルマシーンなどを楽しみました。

 コンテナのトンネルを抜ければ、そこは東京湾に面したランウェイ。大きなバルーンのキャラクター達が迎え、童心に返ったようなピュアな感覚にさせてくれます。

 オリジナルのパラパラ漫画と団扇などが置かれた木箱の椅子に着くと、間もなくショーがスタート。映画監督の三池崇史氏を起用した映像作品「ゴム人間」によって幕開けしました。

 ファーストルックの白いスーツのモデルが手にしているモノグラム柄のテディベアは、ルイ・ヴィトンが2005年春夏メンズコレクションで発表したのと同じもの。また、ウェアやバッグを飾る多様なキャラクターの人形やモチーフは、アブローの両親の出身地であるガーナの木彫り彫刻といった工芸品や、ルイ・ヴィトンのアーカイヴから着想したそう。そのほかにも、ガーナの国旗カラーや細身のスーツなど、ルーツであるアフリカの視点が取り入れられています。

 多種多様なスタイルのモデルたちは、ビートが効いた音楽に乗ってランウェイを歩きます。約125体のうち半数は上海で発表したコレクションで、東京のために作られた新作ルックは約60体。

 多くのアイテムは、様々なアプローチでアップサイクルを取り入れています。過去のデザインをリモデルしたり、余剰在庫をリサイクルしたり。短いタームで新しさが求められるファッション界のシステムに、「アイデアは使い捨てではない」というメッセージを投げかけているようです。

 固定観念にとらわれない自由でピースフルなショーのフィナーレで流れたのは、アブローのメッセージ映像でした。

「今のような不確かな時こそ、創造力が私たちのボイスになるように。ルイ・ヴィトンのスタジオ、そしてショーを実現してくれたクリエイティブな才能たちに代わって、みなさんのマインド、心、そして注目してくれたことに感謝します」

 最後に「ありがとう」と日本語の挨拶が響くと同時に、サプライズの打ち上げ花火が満月の夜空をカラフルに彩りました。

ランウェイモデルとして、斎藤工、清水尋也、UTAなどが出演
ランウェイモデルとして、斎藤工、清水尋也、UTAなどが出演

 東京で特別な一夜を体験した岩田さんの心には、何が響いたのでしょうか。

「とてもコンセプチュアルなショーでした。音楽も楽しめて、最後に日本の夏の風物詩でもある花火が打ち上がると、思わず声を上げるほどみなさん驚いていましたね。なかなか屋外でコレクションを見るということはないですが、こういう状況だからこそのショーだったんじゃないかなと思います」

 旅行鞄から始まったルイ・ヴィトンの歴史を未来に引き継ぐ"旅するショー"。次の寄港地はどこへ――?

【もっとくわしく】全ルックとコレクションレポートを見る

■ルイ・ヴィトン 2021 春夏メンズコレクション・ショーin 東京:公式サイト

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