Lifestyleフォーカス

ヘルメット無しで利用可能、服装を選ばず乗れる新しい移動手段 電動キックボード「LUUP」とは?

Image by FASHIONSNAP.COM
Image by: FASHIONSNAP.COM

 Luupが展開する次世代電動シェアサイクル「LUUP」のアプリ内に、電動キックボードが追加されました。気軽に乗ることができ、服装を選ばないことから新しい移動手段として注目を集めています。本来、電動キックボードは原動機付自転車扱いとなるためヘルメットの着用が必須ですが、今回は政府の特例措置のもと、実証実験という形でヘルメットの着用が任意となりました。LUUPの利用方法や、使用する前に知っておきたい注意点をまとめました。

— ADの後に記事が続きます —

■ファッション業界で支持される電動キックボードの魅力

 ファッション業界では電動キックボードの利用者が多く、パリコレ期間中には多くの業界人が利用することでも知られています。渋滞の中でもファッションショーや展示会の会場間の移動が容易で、スケジュールの調整がしやすいことが理由の一つ。他にも、自転車と比べると気軽に乗れるため、スカートやワイドパンツ着用時でも利用できるなどコーディネートの自由度の高さから人気を集めています。

パリコレ裏ニュース 20年春夏 DAY9
パリコレにLimeは使えるか

■Luupとは?

 Luupは電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリング事業を通して、「街じゅうを『駅前化』するインフラを創る」を目標に掲げるベンチャー企業。2020年5月からアプリ「LUUP」で小型電動アシスト自転車のシェアサービスを展開しており、今回公道でのヘルメットの着用任意で電動キックボードのサービスを開始しました。

 今回の対象エリアは渋谷区、新宿区、品川区、世田谷区、港区、目黒区の全6区全域。300ヶ所あるポートのうち約200ポートが電動キックボード対応で、サービス開始時は100台の機体を用意しています。

 利用料金は初乗り10分で110円。以降は1分ごとに16.5円が加算されます。利用には普通免許以上の免許証が必要です。最高速度は15km/hに設定されており、上り坂でも15km/hの速さで走行可能となっています。

 これまでも様々な実証実験を重ねてきましたが、今回初めて「小型特殊自動車」扱いとなり、ヘルメットの着用が任意に。髪型の崩れなどを気にせずに良くなったことは嬉しいポイントです。今回のサービス開始から約5日程度で、利用者数および合計走行距離がヘルメット必須で半年間行った前回の実証実験の実績を上回っているそうです。

 なお、万が一事故を起こした際には、利用者が保険適応者となるよう対人賠償保険や対物賠償保険に加入しています。

■利用方法

1. LUUPのアプリをダウンロードし、会員登録を行う

 会員登録では、名前や生年月日をはじめ、クレジットカード情報などを入力。

2.免許証の登録と乗車前の確認テストを受講

 アプリ内で免許証のアップロードが必要。確認テストでは12問の○×クイズが用意されており、全問正解すると利用できるようになります。

確認テスト
確認テスト

3.マップから乗車開始ポートと、電動キックボードを選択

 ポートを選択して利用できる台数や、機体の充電状況などを確認。

4.カメラでQRコードを読み込む

 「ロック解除」のボタンを押すとカメラが立ち上がるので、QRコードを読み込むか5桁のIDを入力。アプリと連動すると、キックボードが起動します。

5.返却する目的地ポートの返却予約を実施

 ポートの広さや収容できる台数が決まっているため、混雑を避けるために事前の返却予約が必要。マップから目的地周辺のポートに予約を行います。目的地ポートは途中で変更することが可能です。

6.電動キックボードの電源をオン

 目的地ポートの選択後、利用規約などに同意すると自動的に電源が入ります。あわせてライトや速度表示も起動。

7.利き足を前に。助走をつけてアクセルを押すことで発進

 乗車体制は利き足前が推奨。逆足で地面を蹴り、初速をつけます。ゆっくりとアクセルを押すことで加速します。

■機体説明

 機体全体はブラックをメインに、フレーム部分にLuupのロゴとコーポレートカラーのターコイズブルーをデザイン。

 左ハンドルにはウインカーとクラクション、ブレーキを搭載。右ハンドルにはアクセルとブレーキ、サイドミラーがあります。ハンドル中央には起動時に使用したQRコードと速度を表示する液晶、スマートフォンホルダーを設置しています。

 左サイドにはスタンドを用意。後輪部にはナンバープレートとウインカーがついています。「小型特殊自動車」扱いであることから、ウインカーの装着やミラーのサイズなどは規定によって決まっています。

 機体はこれまでにも様々な改良を重ねたもので、今回のモデルでVer.9。大きな特徴は、歩道と車道の間をはじめ、小さな段差でも安定して走行できるように車輪を大きく設計したこと。そのほか、シェアリングサービスであるため持ち運び用の折りたたみ機能をなくすことで、より安定性が向上しました。

■乗車時の注意点は?

1.対象エリアでのみ「小型特殊自動車」扱い

 今回サービスを展開している「渋谷区・新宿区・品川区・世田谷区・港区・目黒区」以外では「原動機付自転車」扱いとなるためヘルメットの着用が必須に。エリア外ではそのほかの交通法も「原動機付自転車」と同じになります。今後は、対象エリア外へ向かっている利用者に対してアプリ上で知らせるなどアラート機能の搭載を予定しているそうです。

2.歩道の走行は禁止

 乗車した状態での歩道の走行は禁止です。歩道では車体から降りて、手で押しながら歩く必要があります。ちなみにバイクはエンジンを切らなければ歩行者扱いとなりませんが、電動キックボードは電源を落とさなくても乗車していなければ歩行者扱いとなります。

3.二段階右折は禁止

 エリア内では「小型特殊自動車」扱いで、原動機付自転車ではないため二段階右折が禁止となっています。しかし、最大速度15km/hの機体で大きな道路を右折するのは事故に繋がる可能性が高いため、Luupでは大きな道路では歩道を歩くことを推奨しています。また、アプリでは大きな車道を避けたルートの推奨を行います。

■LUUPの今後の目標

1.駅から離れた不動産価値の向上に貢献

 LUUPの岡井大輝代表取締役社長は、日本の特徴について「鉄道が発達しているため、駅徒歩10分までの物件に多くの市場が集中している」とコメント。電動モビリティーが移動手段として加わり、駅にポートと機体を用意することで、駅から離れた物件の選択肢が増え、不動産価値が向上すると考えているそうです。

2.街の活性化に貢献

 指定した店舗やルートを利用することで、無料でLuupに乗車出来るなど様々なキャンペーンを構想中とのこと。商業施設や店舗と協力しながら、街の活性化に貢献します。

3.2023年までに全国展開へ

 観光地の移動手段としても需要があると考え、設置エリアや台数を大幅に増加予定。2023年までに全国の都市部にポートと機体の配置を目指しています。

岡井大輝代表取締役社長
岡井大輝代表取締役社長

■Luup:公式サイト

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング