山下美月が巡る、パリ「メゾン ヴィヴィエ」──不変のエレガンスをまとって

「ロジェ ヴィヴィエ」のシューズに宿る美学

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山下美月

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Image by: Roger Vivier

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山下美月が巡る、パリ「メゾン ヴィヴィエ」──不変のエレガンスをまとって

「ロジェ ヴィヴィエ」のシューズに宿る美学

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山下美月

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Image by: Roger Vivier

 パリの左岸、サンジェルマン・デ・プレに誕生した「メゾン ヴィヴィエ」。
18世紀の邸宅を丁寧に修復したその空間には、「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」の伝統と創造性、そして「生きる喜び」が深く息づいている。

 
ブランドを象徴するシューズ「ベル ヴィヴィエ」の60周年を祝う新作コレクションが披露されたこの場所を、俳優・山下美月さんが訪問。パリの街からインスピレーションを受ける彼女が、ブランドの新たな章に触れた。

メゾン ヴィヴィエ

メゾン ヴィヴィエで感じる、ブランドの美学

 創業者ロジェ・ヴィヴィエがかつて暮らしたサンジェルマン・デ・プレの中心に、静かに佇むメゾン ヴィヴィエ。石造りのファサードを抜けて館内に足を踏み入れると、アトリエやアーカイヴ、美しい庭園が一体となり、柔らかな気品が漂っている。
大階段を上がれば、フラワーアレンジメントと新作コレクションが華やかな彩りを添え、訪れる者を優雅に迎える。


 「まるでお城みたいですね。ベル ヴィヴィエはこの空間にぴったり。ハンドクラフトの繊細なジレも気になります」と目を輝かせる山下さん。

 展示の中心を飾るのは、ブランドのアイコンであり、歴史を受け継ぐ「ベル ヴィヴィエ 60」コレクション。スクエアバックルの象徴的なフォルムを残しつつ、クリエイティブ・ディレクターのゲラルド・フェローニ(Gherardo Felloni)が、豊かな素材と色彩で新たな息吹を吹き込んでいる。

 シューズだけではなく、バッグやアクセサリーにまで広がるコレクションは、伝統と革新、過去と現在が鮮やかに響き合っていた。

時代に足跡を刻んだ名作シューズ

 続いて訪れたのは、初公開となるアーカイヴルーム。


 まるで美術館のような空間には、エリザベス女王の戴冠式の靴や、イヴ・サンローランの「モンドリアン・コレクション」のために制作されたモデル、さらには映画『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーヴが履いたベル ヴィヴィエなど、時代を象徴する名作シューズがずらりと陳列されていた。

創業者ロジェ・ヴィヴィエ

山下美月が語る、ロジェ ヴィヴィエとパリの魅力

 山下さんのこの日の装いは、シンプルなブラックドレスに、鮮やかなグリーンのシューズとバッグを合わせたスタイル。洗練された淑女のムードで、色彩の遊び心も感じさせる。

 「ロジェ ヴィヴィエが好きな理由は、エレガントで主役級の存在感を放ちながら、どんなスタイルにも自然に寄り添ってくれるところ。職業柄、髪型をよく変えるのですが、どんなヘアやファッションにも上品さを添えてくれる、かけがえのない存在です」。

 さらに山下さんは、パリについても思いの深さを語った。「今年の春、一人でパリを旅しました。とにかく街を歩き回りたくて。高い場所から街を眺め、早朝にパン屋さんでパン・オ・ショコラを買い、レストランではエスカルゴを堪能したり。よく歩き、よく食べて、パリならではの空気を全身で感じました」。

 「どこを歩いても光が美しくて、建物もカフェもすべてが絵になる。ひとりでも心が満たされるような高揚感があるんです」。パリならではのエレガンスと、ロジェ ヴィヴィエが放つ美意識は、どこかで響き合っているかのようだ。

新しさと伝統が交差する、普遍の美を感じて

 館内では、ゲラルド・フェローニとも言葉を交わした。「とてもチャーミングな方で、ものづくりへの情熱が伝わってきました。伝統を大切にしながら、常に新しい表現を追求している姿勢にとても共感しました」と山下さん。

 ベル ヴィヴィエ60周年の節目に訪れたメゾン ヴィヴィエで、山下さんが感じたのは、過去と未来を結び、時代を超えて輝く新しい美のかたち。

 不変のエレガンスと、自由でしなやかなロジェ ヴィヴィエの精神。そして新たな拠点であるメゾン ヴィヴィエの魅力は、パリの街が持つ特別な雰囲気とも、自然と溶け合っているかのようだった。

山下美月とゲラルド・フェローニ

最終更新日:

お問い合わせ先
ロジェ ヴィヴィエ 0120-957-940
公式Instagram / 公式LINE

text: Mami Okamoto | edit: Chiemi Kominato, project management: Tomoya Sasaki(FASHIONSNAP)