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韓国ファッションブランド「マルディメクルディ(Mardi Mercredi)」。大きなフラワーモチーフに「Mardi」の文字がプリントされたTシャツやスウェットを「見たことある!」という人も多いのでは? 注目のブランドをもっと知るために、6月1日に東京・代官山にオープンした日本初の旗艦店から「マルディメクルディ」を紐解きます。
街でよく見かける「Mardi」って?
ブランドは、2018年にパク・ファモクとイ・スヒョン夫妻が韓国で設立。ブランド名の「マルディメクルディ」とはフランス語で「火曜日(Mardi)」と「水曜日(Mercredi)」を意味し、創業者2人の名前から一文字ずつを取って組み合わせたものです。(韓国語のファ:火曜日、ス:水曜日)
"大人らしさ"と"カジュアル"を両立させたフレンチ・テイストのアイテムに、韓国のコンテンポラリーなエッセンスを効かせたデザインが特徴。ブランドの代名詞でもあるシグネチャー「FLOWER MARDI」をはじめとする花のモチーフがあしらわれたTシャツやスウェット、シャツやカーディガンといったデイリーウェアをはじめ、シューズやバッグ、ハットといったアクセサリーなどを展開しています。
これらの定番ラインや、毎シーズン新作が登場するコレクションラインといったファッションアパレルに加え、本国の韓国ではキッズウェアやゴルフウェア、ドッグウェア、ライフスタイルアイテムなどがラインナップ。韓国・ソウルのおしゃれスポット漢南洞に構える旗艦店には連日、日本人を含む多くの客で賑わい、ソウルの行くべきマストアドレスに。韓国では女優のキム・ゴウンやIVEのアン・ユジンなどがキャンペーンモデルを務めています。
日本では昨年、伊勢丹新宿店や阪急うめだ本店といった大手百貨店で開催したポップアップストアがいずれも盛り上がりを見せ、認知が拡大。「電車に乗ったら同じ柄の人を4人見かけた」など、とSNSでも話題に。今年春にはZOZOTOWNでの取り扱いをスタートさせ、満を辞しての店舗出店となりました。
2フロアで楽しめる新店舗
日本1号店となる「Mardi Mercredi Daikanyama」は代官山駅から徒歩1分の好立地。2フロアからなる売り場面積は約91坪と、ブランドとしては最大規模の広さです。ソウルの店舗と同じスタジオが内装を手掛け、1階では最新コレクションを、2階では定番ラインをそれぞれラインナップし、異なるブランドの魅力が詰まった店内です。ソウルの旗艦店のある漢南洞は、小規模の店舗が並ぶエリア。マルディメクルディもコンセプトが異なる小規模な店舗を近隣に展開し、エリアを通じてショッピングを楽しむ提案をしていますが、店内が混雑することも多いため、代官山の新店舗ではゆっくりとブランドのラインナップを見て買い物をしてもらえるようなストアづくりにしたのだとか。
コレクションラインが揃う1階では、トレンドを取り入れたアイテムを要チェック。無機質なステンレス材と木目の床といった相反する要素を掛け合わせ、天井から吊るされた什器がフロアを広く見せつつ浮遊感のある空間に。カラフルなギンガムチェックやドット柄、フェザーやレース使いのスカートなど、アイコニックな「FLOWER MARDI」やフラワーと並ぶダックスフンドの「DDANJI」プリントだけでない、ブランドの新たな一面を見つけられるはずです。カラー別に陳列されたアイテムはセットアップでの展開も多いので、上下で揃えても、他のアイテムとスタイリングしても楽しめます。またキャップやスニーカー、今の時期には嬉しいレインブーツなどのファッションアイテムも充実。
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バラのモチーフがデザインされたTシャツやタンクトップ、トートバッグは、旗艦店オープンを記念してここでしか買えない限定アイテムです。
外付けの階段から入店する2階はグリーンに染まった雰囲気の異なる空間。ここでは定番柄のTシャツやスウェット、オックスフォードシャツなどベーシックなアイテムが並びます。Tシャツやスウェットはクロップド丈からオーバサイズまで揃うので、年齢やジェンダー問わずに手に取ることができます。価格帯はTシャツが4950円〜7150円、スウェットが9900円〜1万6500円など、手が届きやすいプライスなのも人気の理由です。
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創業者に聞く日本市場での展望
オープンに際し、創業者のパク・ファモク代表が来日。パク代表はデザイン専攻していたこともあり、グラフィックやブランドコンセプト、空間デザインなどを担当しています。
Q:日本では街中でもよく見かけることから「Mardiって何?」と話題に。これは意図した戦略でしたか?
意図的に狙ったわけではありません。とても嬉しいことに、常に韓国の漢南洞の旗艦店にはたくさんの日本人のお客様が来店してくださっています。昨年末から今年にかけて、日本人のお客様のショッピング体験をより充実させていくために、本格的に日本公式オンラインストアやZOZO出店を行い、公式の販売網を通して、より購入しやすい環境を作る事に注力してきました。そういった事が、多くの方に着用していただく機会に繋がっているかと思います。
Q:旗艦店に代官山を選んだ理由は?
ストアの場所を探す際、好みのムードを見つけるのが難しかったです。表参道も青山も候補地ではあったのですが、最後に見た代官山の静かだけどトレンドがちゃんとあって、高級感のある街並みが、漢南洞に最初のスタジオを構えた当時の雰囲気に似ていると感じ、決め手となりました。代官山の街の雰囲気をベースにして、通りからのムードが店内に溶け込むような旗艦店を作りたいと思いました。
Q:さまざまな韓国ブランドが日本に進出するなかでマルディメクルディの特徴、強み、他ブランドとの違いは?
マルディメクルディのデザインは2人のデザイナー(ファウンダー)が共同で手掛けています。ウィメンズのクラシックなアイテムにストリートのムードをプラスするなど、それぞれが得意とするバックグラウンドを融合しています。リピートしてくださる顧客が多いので、クオリティーを保てるよう、生地・パターン開発、生産工場の管理など全てを本社内で管理しています。私たちがベストだと思う服が出来るまで何度も作り直した結果、今のベスト商品である定番アイテムに繋がったと思います。
Q:ZOZOTOWNへの出店や今回の店舗オープンで日本市場進出が加速していますが、今後の展望は? 売上など具体的にあれば。
代官山ストアをスタートとし、日本でのオフラインでの接点 (インショップ、路面店、ポップアップ等)を増やしていけたらと思っています。2024年度のグローバル全体の売上目標は1500億ウォン(約170億円)を掲げています。
オープニングイベントにはゲストが多数来場
オープニングには丸山礼さん、K-POPガールズグループBilllieのツキさん、なごみさんといったブランドの愛用者が来場。夜に行われたレセプションでは韓国からDJが来日してセッションを披露し、男女問わず多くのゲストで賑わいを見せました。
ツキ
Image by: Mardi Mercredi
オープン初日には階段までびっしりと行列ができ、注目度の高さも伺えます。ストアでは今後、韓国のストアのように音楽イベントやギャラリー展示をするなど、商品販売だけにとどまらない催しも考えているそう。定番はもちろん、コレクションラインなど豊富なラインナップが揃う日本初のマルディメクルディの店舗に足を運んでみて。
◾️Mardi Mercredi Daikanyama
所在地:東京都渋谷区代官山町20-5
営業時間:11:00〜19:00
定休日:年中無休
公式オンラインストア
ZOZOTOWN 内ショップ
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