例年よりも梅雨入りが早めの今年は、いつもより長い夏になるのではとワクワクしています。この時期の買い物と言えばやはりショーツ探し。3つの価格帯でそれぞれ良品を探したので参考にしてみてください。
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【~2万】定番ブランドを中心に、ガシガシ穿ける1本を
デザインはシンプルで、カラーは単色、素材は丈夫なコットンツイルやリラックスできるスウェットのような、あえて"普通"な1本を探せるのがこの価格帯の面白さ。「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」や「ステューシー(Stussy)」や「グラミチ(GRAMICCI)」といった定番ブランドのショーツはリーズナブルさも手伝って、毎シーズン買い足したくなります。
1986年にオリジナルが誕生した「ステューシー(Stussy)」の代表モデル「Brushed Beach Pant」をショート丈に。
ブルーやマルチカラーも悩みましたが1色を選ぶならホワイトで。なぜなら裾のロゴ刺繍が1番映えると思ったからです。
「アルファインダストリーズ(Alpha Industries)」と言えばもちろんフライトジャケットで、あの光沢感あるナイロンに使われたオレンジ色が大好きですが、カーゴショーツで見る褪せた色味も良い感じです。
コットンフランネルのショーツって意外と珍しいですよね。ネイビー×グリーンの暗めのチェック柄は色々なトップスと合わせやすそう。
「ダブルアール エル(RRL)」はデニムというイメージですが、チノショーツも素敵です。ウォッシュ加工による着古した様な色褪せ感がたまりません。
ベルリン発のインディペンデントなカルチャーマガジンが展開するウェアラインから。ロゴ刺繍1点であの街の空気を感じられるから不思議。
「ジェイクルー(J.Crew)」のメンズチーフデザイナー就任のニュースでも話題なブレンドン・バベンジン率いる「ノア NYC(NOAH NYC)」の発色抜群ショーツ。
ワイドなシルエットが特徴的なフレンチテリーのスウェットショーツ。深めのネイビーカラーも良い感じです。
「グラミチ(GRAMICCI)」の名作「マウンテン」ショーツは何本でも買い直したい逸品。中でもやっぱりベージュカラーが良き。
アイウェアが有名な「ハン コペンハーゲン(HAN KJOBENHAVN)」ですが実はメンズウェアも充実。その中からビスコース混のストライプショーツを見つけました。
【2~4万】コーデの主役となる、こだわりの逸品揃い
この価格帯からは強めのグラフィックやユニークな素材使いなど、ブランドとしての個性がより一歩前に出ているようなショーツを中心に選んでみました。「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」や「アリーズ(ARIES)」といったグラフィックに定評のあるブランドはもちろんチェックしつつ、ナイジェリア人デザイナーによる「ブローク(BLOKE)」のイラスト総柄ショーツなんかもセンスが新鮮でオススメです。
UKストリートカルチャーの至宝によるバンダナ柄ショーツ。同ブランドのインスタに登場するモデルたちみたいにシンプル&ラフに着こなしたいです。
南国の雰囲気漂うアートワークの総柄ショーツ。「ダブルタップス(WTAPS)」からこういうゴキゲンなデザインが出ると意外性も手伝いやっぱり欲しくなりますね。
パリのクリエイティブ集団「パン・オ・ショコラ」のメンバーでもあるシャラフ・タジェルが手掛ける注目ブランドのショーツ。定番のシルキーな柄シャツとあわせて穿くと良さそう。
ディレクター滝沢伸介氏の多肉植物への傾倒具合を追い続けている筆者としてはマストバイな1本。一属一種という孤高のサボテン「晃山」がモチーフになっています。
ボクサーパンツの様な太めのウエストと、ショーツではあまり見たことない艶感のあるバーガンディカラーが気になりました。
ナイジェリア人アーティストのMusa Ganiyyによって描かれた、同国の紙幣やコインなどをモチーフにした秀逸イラストが総柄でオン。
「ラグアンドボーン(RAG & BONE)」らしい落ち着いたグレーカラーが大人の夏スタイルを演出してくれそうなコットンキャンバスのショーツ。
サテン生地と深めのグリーンカラーによって上品な印象のバスケットショーツ。お馴染みの蝶ロゴももちろん刺繍されています。
異なる柄をパネル仕立てで組み合わせた1本。夏らしくもどこか毒を感じるセンスが「エンジニアードガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」らしくて素敵です。
涼しく吸水性にも優れたフレンチテリーショーツにガーメントダイ加工を。アイコニックなロゴ刺繍パッチは取り外しも可能。
【4万~】ショーツ選びにも、上質さを求めるなら
デイリーユースで考えるならショーツ選びはこのくらいの価格帯がマックスなのかなと思います。シルク100%や、アーティストとのコラボによる珠玉のグラフィックなど、どのブランドもこだわりの詰まった主役級ショーツをリリース。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は例年通り良作揃いで今季も選ぶのに苦労しました。
Cheech & Chongのトミー・チョンが監督した映画「NICE DREAMS」とのコラボ作。強者は同デザインのシャツとセットアップで。
実験映画やキネティック・アートで知られるニュージーランド人アーティスト、レン・ライとのコラボ作。シャツやTシャツも展開されています。
今回の記事では唯一の100%アセテートを使用したショーツです。少しくすんだ3色ストライプが日焼けした肌に合いそう。
ダークベージュの色味と、短すぎず長すぎずの膝丈が上品なコットンキャンバスショーツ。ウエストのベルトは取り外しも可能です。
ワークウェアショーツとしてリリースされた丈夫なコットンツイルショーツ。フロントジップ部分のフラップやポケットのデザインが上品ですね。
奈良美智の初のファッションコラボとなるコレクションから。「ステラマッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」らしくシルク素材はクルエルティフリーで作られています。
卓越したテーラリングによるコートでお馴染みの「オーバーコート(OVERCOAT)」ですが、こちらのショーツもその世界観そのまま。
コーティング加工を施すことで生まれる独特な光沢と、カーゴショーツを彷彿とさせる大きめのポケットが特徴です。
バンダナを連想させるペイズリー柄を「サカイ(sacai)」らしく再構築。取り外しができる調節ベルトも嬉しいポイントです。
「建築」と「イタリア屈指の才能」をキーワードにしたという今季らしく、荘厳なモチーフがグラフィカルに配置されています。
今回の選者は...ワタナベ ヨウスケ
ファッションカルチャー誌でエディターとして働いた後、現在はデジタルコンテンツを中心としたデジタルクリエイティブエージェンシー「IN FOCUS」に所属。クリエイティブプロデュース、コピーライティング、プロダクション業務など幅広く活動中。
@yohsuke_watanabe
https://www.in-focus.co.jp
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