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　ルアールは、ドミニカ共和国で生まれブルックリンで育ったラウルが手掛けるブランド。ドミニカ共和国とニューヨークのダウンタウンの両方のカルチャーを融合し、慣習にとらわれない自由なスタイルを提案している。また、2025年度のインターナショナル・ウールマーク・プライズ（InternationalWoolmark Prize）のファイナリストで、ザ・ウールマーク・カンパニーの認定ライセンシーを受けている。　同コラボは、ウールマークの認定サプライチェーンパートナーと共同開発。「ハイファッション」「トップアスリート」「⾃然由来の⾼機能繊維」の3要素を融合した、メリノウール混率の⾼い素材を使⽤し、競技パフォーマンスを考慮して設計した⿊のニットメッシュドレス、オフコートでの快適性やメディア対応を意識してデザインした、メリノウール製ベージュニットのスカートとトップスの2ピース、100％ウール製の「Optim™」素材を採用した防⽔メッセンジャーバッグ、ウール製のバイザーとシュシュの6アイテムを制作した。　同コラボに対してラウルは、「ウールに関しては、機能性、汎⽤性、そして古来からある繊維としての伝統など、様々なメリットを私たちは強く感じており、今後も継続的にウールを使⽤してゆくと決めています。同じ理由でヴィーナスも、全⽶オープン⼤会のウェアにウールを選びました。ウールの天然の機能性は、アスリートのパフォーマンスを⽀える上では理想的であり、その上質な⾵合いはファッション性の⾼さにも繋がります。また、ザ・ウールマーク・カンパニーは私たちの成⻑における重要なパートナーであり、ウールは私たちの今後のコレクションにも選択される重要な素材です」と語り、ザ・ウールマーク・カンパニーのマネージングディレクターのジョン・ロバーツ（John Roberts）は、「メリノウールは天然の優れた機能により、現代のテニス界に求められる条件を満たしてくれる理想的な素材です。ヴィーナス・ウィリアムズがこのウェアをコートで着こなす姿は、私たちが常に信じてきたことを証明しています。メリノウールは単なるパフォーマンスウェア素材ではなく、他の素材と⽐べても特に抜きん出た存在です。今回のルアールとのコラボレーションは、イノベーション、ファッション性に通じる上質さ、そしてアスリート精神が融合することで何が⽣まれるかを⽰しています」と述べている。

LUAR

Sports

ウールマークとルアールがテニス選手のヴィーナス・ウィリアムズのパフォーマンスウェアを制作

　今回選出されたのは、「アクト・ヌメロウーノ（ACT N°1）」（イタリア）、「ディオティマ（Diotima）」（アメリカ）、「デュラン ランティンク（DURAN LANTINK）」（オランダ）、「エスター・マナス（Ester Manas）」（ベルギー）、「ルイ ガブリエル ヌイッチ（LGN LOUIS GABRIEL NOUCHI）」（フランス）、「ルアール（LUAR）」（アメリカ）、「メリル ロッゲ（Meryll Rogge）」（ベルギー）、「スタンディング・グラウンド（Standing Ground）」（アイルランド）の計8組。各ファイナリストは、最終イベントでメリノウール・コレクションを発表する。その作製費用として6万豪ドル（約600万円）が授与され、同プログラムの審査員や企業パートナーといった「イノベーションアカデミー」のメンバーからのアドバイスを受けることができる。　今年度の最終イベントには、ゲスト・アーティスティック・ディレクターとして、ロンドンのファッション＆カルチャー誌「DAZED」の編集長で、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™（OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™）」のアート・イメージディレクターを務めるイブラヒム・カマラ（Ibrahim Kamara）を招へい。インターナショナル・ウールマーク・プライズとカール・ラガーフェルド賞、サプライチェーン賞の3つの賞を用意し、インターナショナル・ウールマーク・プライズ受賞者には賞金30万豪ドル（約3000万円）を贈呈する。なお、ファイナリスト全員には、世界の著名なショップでコレクションの販売を行う機会が与えらる。ファイナリストの過去コレクション

ACT N°1

Meryll Rogge

Ester Manas

Diotima

LGN LOUIS GABRIEL NOUCHI

DURAN LANTINK

Standing Ground

Fashion

2025年「ウールマーク・プライズ」のファイナリスト発表、デュラン ランティンクなどがノミネート

　メゾン ウレンスは、2011年に起業家で慈善家のミリアム・ウレンス（Myriam Ullens）によって設立。ベルギーの首都ブリュッセルを拠点に活動しており、2021年にはハイダー・アッカーマン（Haider Ackermann）をクリエイティブコンサルタントに起用した。　ワイナンツは1977年生まれで、ブリュッセル出身。アントワープ王立美術アカデミーを卒業後、2001年に若手ファッションデザイナーの登竜門として知られるイエール国際フェスティバルでグランプリを受賞した。2003年に自身の名を冠したブランド「クリスチャン ワイナンツ（Christian Wijnants）」をスタート。2006年にはアンダム ファッション アワード（ANDAM fashion award）、2013年にはインターナショナル・ウールマーク・プライズ（International Woolmark Prize）でグランプリに輝いた。

ベルギー発のブランド「メゾン ウレンス」、クリスチャン・ワイナンツをアーティスティックディレクターに起用

　優勝者のサウル・ナッシュは、スポーツウェアにメリノウールを使用し、動きとパフォーマンスに重点を置いたニットウェアを制作。アクティブウェアのソリューションとフォーマルウェアの基準とのギャップを埋めたことが評価された。ナッシュには20万豪ドル（約1800万円）が贈られる。　カール・ラガーフェルド・アワードを受賞したマックスウェル・ボコは、地元の原材料を調達し、最終製品まで責任のあるサプライチェーンを構築。地元の職人を起用し、
スローな少量生産を促進することで過剰消費に対抗すると同時に製品のトレーサビリティを向上させた。ムソマックスウェルには、10万豪ドル（約900万円）が授与される。　今年のインターナショナル・ウールマーク・プライズは、イサム・ノグチ財団および庭園美術館と提携。イサム・ノグチの彫刻的な「PLAYSCAPE（遊び場）」からインスピレーションを得た、没入型の最終ショールームでは、カラフルな建築的ディスプレイで7人のファイナリストのコレクションが紹介された。

2022年「ウールマーク・プライズ」優勝者はイギリスのサウル・ナッシュ

　ファイナリストには「アルワリア （Ahluwalia）」（イギリス）、「エゴンラボ（EGONLAB）」（フランス）、「ジョーダン・ダラー（Jordan Dalah）」（オーストラリア）、「ムソマックスウェル（MMUSOMAXWELL）」（南アフリカ）、「ピーター・ドゥ（Peter Do）」（アメリカ）、「ルイ（Rui）」（中国）、「サウル・ナッシュ（Saul Nash）」（イギリス）を選出。助成金として6万豪ドル（約500万円）が授与され、2022年秋冬に向けたメリノウールコレクションを披露する。　2022年4⽉に発表されるIWPの受賞者には、20万豪ドル（約1660万円）の賞金を贈呈。また、2020年度に始動した故カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）を讃えた「カール・ラガーフェルド・アワード（Karl Lagerfeld Award）」の受賞者には、10万豪ドル（約830万円）が贈られる。

「ウールマーク・プライズ」のファイナリスト発表、ピーター・ドゥなど7組を選出

　IWPは旧IWS国際羊毛事務局が1953年に創設したウールのデザインコンテストで、当時無名だったイヴ・サンローラン（Yves Saint Lauren）とカール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）を発掘したことでも知られる。　380人以上の応募者の中からファイナリストに選ばれたのは「ベサニー ウィリアムズ（Bethany Williams）」（イギリス）、「カサブランカ（Casablanca）」（フランス）、「ケネス・イゼ（Kenneth Ize）」（ナイジェリア）、「ルカヴァリエ（Lecavalier）」（カナダ）、「マティ・ボヴァン（Matty Bovan）」（イギリス）、「テベ・マググ（Thebe Magugu）」（南アフリカ）の6組で、昨年に引き続き今年も日本からのノミネートはなかった。　ファイナリストは来年2月に行われる最終審査会に進み、メリノウールを使用したコレクションを披露。最優秀賞の受賞者には賞金20万豪ドル（約1500万円）が贈られる。このほか、前回新設されたカール・ラガーフェルド・アワードの受賞者には賞金10万豪ドル（約750万円）が贈られる。

CASABLANCA

「ウールマーク賞」ファイナリストにカサブランカなど6組、日本からは今年もノミネートなし

Lifestyle

「ウールマーク・プライズ」受賞デザイナーがニッティングパターンを公開、スカーフやトートバッグなど5種類

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