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　グリーンエイジは「人と自然の共生」をコンセプトに掲げたフロアで、40を超えるブランドがサステナビリティを意識した商品やサービスを提供している。　新店舗では、サステナブルな素材や製法を採用したアイテムを中心に展開。グッチが開発した「デメトラ（Demetra）」を使用したスニーカーや、再生ナイロン糸「ECONYL®」を採用したアイテム、バイオベースの原料を用いた「グッチ ダイヴ」ウォッチなどを用意する。　これに加えて、同ブランドが展開する実験的オンラインスペース「ヴォールト（Vault）」の新プロジェクト「Gucci Continuum」のアイテムを国内で唯一展開。デザイナーやブランド、アーティストが過去のグッチ製品や端切れをアップサイクルするプロジェクトで、リメイクした「ヴァンズ（VANS）」のスニーカーや、「アルファ インダストリーズ（ALPHA INDUSTRIES）」とイタリア発のディストリビューター兼セレクトショップ「スラムジャム（Slam Jam）」によるボンバージャケットをラインナップする。　店内では、サステナビリティや自然に関連したアート作品を公開。オープニングとして、竹工芸家の四代 田辺竹雲斎の作品が展示される。グッチと田辺のコラボは、2021年に京都で開催された体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」と、「グッチ並木」1周年を記念した2022年のインスタレーションに続く3回目。

GUCCI

Fashion

「グッチ」がサステナブルに特化した新店舗をオープン、ヴォールトの限定アイテムも

　グリーンエイジは「人と自然の共生」をコンセプトに掲げ、40を超えるブランドがサステナビリティを意識した商品やサービスを提供している。　プラダの店内のインテリアには、背面からライトを当て自然の風景を映し出したグラフィックウォールや、ココナッツの自然素材を使用したラグ、木製の什器など自然素材を採用した。店頭ではウィメンズおよびメンズのウェアから、バッグ、シューズ、アクセサリー、ペットコレクションまでを取り揃え、海洋投棄されたプラスチック廃棄物や魚網、繊維廃棄物を再利用・浄化して作られた再生ナイロン糸「ECONYL®」を使った「Prada Re-Nylon」を用いた商品を含むサステナブルなラインナップを展開。また、同店舗限定で、環境に負荷が少ない製法のブルデニムを使用したウェアのシリーズを販売する。　なお、プラダ 銀座店、阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11、ジェイアール名古屋タカシマヤでは「プラダ トロピコ（PRADA TROPICO）」と題したポップアップを順次開催。迫力のあるホワイト一色のツリーのインスタレーションをはじめ、エキゾチックな木製家具などでくつろいだ雰囲気を演出し、2023年春夏コレクションからラフィア素材のバッグや、ギンガムチェックのウィメンズアイテムなどを提案する。

PRADA

「プラダ」が阪急うめだ本店のサステナフロアに出店　再生ナイロン糸を用いたアイテムを展開

　ベータは商品をその場で売ることを主目的にせずに展示品を体験する場を設け、店内に設置したAIカメラから来店者の行動分析データを取得しマーケティングデータなどを提供する「RaaS（Retail as a Service、小売のサービス化）」のパイオニアとして2015年に米サンフランシスコで誕生。日本へは2020年8月に上陸し、現在までに有楽町と新宿、渋谷、越谷レイクタウンに出店してきた。　ベータは2022年8月にポップアップショップを阪急うめだ本店9階にオープン。高層階だったにも関わらず、5日間で6000人以上の来客があったという。ベータ・ジャパンの北川卓司社長は「これだけ集客できるのであれば常設店でも十分戦えると判断した」と常設店出店の経緯を説明した。　サステナビリティを意識した新売場「グリーンエイジ」内への出店を打診されたことも、新規出店の決め手となったという。「最近、海外のブランドからサステナビリティへの取り組みについて聞かれる機会が増えてきた。これまでは一部店頭資材に再生可能素材を使用しているくらいしかお話できることがなかったので、グリーンエイジ内にサステナブルな売場を作ることでそういった方面にもアプローチしたい」（北川社長）。　店内では、キャッシュレス決済・ドア解錠機能搭載のスマートリング「エブリング（EVERING）」やアサヒの「スーパードライ・エクストラコールド」を自宅で楽しめるビールサーバー「ドラフターズ」など、大阪初上陸となる15ブランドを含む全26ブランドの商品を展開。日本初進出となる空気から水を作り出すウォーターサーバー「カラピュア（Kara Pure）」など、環境に配慮した商品も従来店舗に比べ多く取り揃えている。また、店頭には複数の什器を置くのではなく、天然素材を使用した大テーブル1つのみを設置。北川社長は「様々な用途に対応できるテーブル一つを長く使い続けることが最大のサステナビリティだと考えた」と話す。　今後は月に1回程度グリーンエイジのコミュニティスペースで商品の実演販売などのイベントを開催することで、顧客との接点を広げていく。北川社長は「関東圏ではそれなりに認知されてきた実感があるが、関西ではまだほとんどの人がベータの存在を知らない。大阪で多くの人にベータについて知っていただいて、ゆくゆくは福岡の方にも出店できたら」と構想を語った。

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