
老舗のお菓子には秘密あり。「老舗レトロな東京みやげ」では、東京にある老舗洋菓子店の中から、パッケージだけで思わず買いたくなってしまうレトロ可愛いお土産をピックアップ。味だけじゃない、ショップ袋やパッケージデザインなどからお土産を徹底解剖します。第1回目は、田園調布にある「ローザー洋菓子店」のロシアチョコレートです。
「ローザー洋菓子店」は1954年創業の老舗洋菓子店。ロシアチョコレートやバタークリームケーキ、クッキーの専門店です。月曜から土曜の10時から18時30分まで営業しており、お店は田園調布駅から徒歩2分とアクセスも良好。店頭売りのみの小さなお店は、クラシカルな雰囲気です。
今回紹介するのはキャラメルやナッツ、ドライフルーツなどに洋酒や香料などを加えてチョコレートで包んだロシアチョコレートの箱入りボックス。一口サイズ大のチョコレートがひとつずつ個装されているのですが、この包み紙こそがローザーのロシアチョコレートのレトロ可愛いポイントです。
− PACKAGE DESIGN −
「ROZA」とロゴの入ったシンプルなショップ袋を開けると、オレンジで柄を入れた包装紙に金リボンをかけてラッピングされたボックス。装紙にはひとつもセロハンテープがついておらず、工夫された折り方でリボンがけされていました。
開けると、ショップ袋と同様のロゴにバラをあしらった、シンプルながらも可愛いブリキ缶がお目見え。フタを開けると目に飛び込んでくるカラフルな包み紙に食べる前から心踊ります。価格は約30個入りで3500円です。
− TASTE −
ファンも多いこの可愛らしい包み紙には、1枚1枚に異国情緒漂うレトロなイラストや文字があしらわれています。デザインは創業当時から変わることなく受け継がれてきたそうで、アプリコットやラム、ヌガーなど味によって異なる全11種類ものバリエーションがあるそう。
(全11種類:アーモンド、アプリコット、ウイスキー、コーヒー、タフィー、ヌガー、パイナップル、プラム、ラジオカー、ラム、レーズンイリス)
銀紙で包まれたチョコレートも味によって形が様々。同じ味でもちょっとしたサイズ感のばらつきがあるのは、手作りならでは。これも愛らしいポイントのひとつですね。写真はアプリコットとコーヒーで、中身がぎっしり詰まっているのがわかります。中身を包むコーティングチョコレート自体は程よい甘さでどの味とも相性ばっちり。特にウイスキーやラムなど洋酒系のチョコレートは大人の方におすすめです。
バレンタインの時期は売り切れやすいとのことですが、それ以外の時期は比較的どの時間に行っても購入しやすいとのこと。そのため、入手難易度は「★☆☆」。缶入りのほかに、袋にまとめられた約20個入りの詰め合わせ(1950円)や、同じ味のみの約10個入り(950円)があり、用途に合わせて選びやすいのも嬉しいですね。包み紙のデザインの可愛さから女性ウケはもちろんのこと、様々な味があるので飽きることなく長く楽しめるお土産です。
入手難易度は、その商品が手に入りやすいかどうかをFASHIONSNAP独自の判断で三段階にわけて評価したもの。
★☆☆:いつでも手に入る
★★☆:夕方以降は売り切れの可能性あり
★★★:開店直後か予約必須
【 Shop Information 】
住所:〒145-0071 東京都大田区田園調布2-48-13
TEL:03-3721-2662
営業時間:10:00〜18:30
休業日:日曜・祝日
最寄駅:田園調布駅
アクセス:駅東口より徒歩2分
その他販売場所:全国配送あり
公式HP
■老舗レトロな東京みやげ
・第1回目「ローザー洋菓子店」ロシアチョコレート
・第2回「タカセ」アーモンドチュイル
・第3回「こけし屋」クッキー
・第4回「カド」マドレーヌ
・第5回「資生堂パーラー」クッキー
・第6回「ゴンドラ」パウンドケーキ
・第7回「近江屋洋菓子店」フルーツポンチ
・第8回「アルプス洋菓子店」モカロール
・第9回「オザワ洋菓子店」イチゴシャンデ