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「ヴァレンティノ」2022年春夏は"強さの起源"であるアーカイヴピースを現代にリバイバル

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が、2022年春夏コレクション「ヴァレンティノ ランデヴー(VALENTINO RENDEZ VOUS)」を発表した。パリ・マレ地区のカロー・デュ・トンプルを会場にショー形式で開催された。

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■内から外へ

 無観客の劇場で行われた前シーズンと打って変わって、今シーズンのランウェイは有観客で室内から通り沿いのカフェも巻き込みストリートへと続く順路。「ストリートへ繰り出す」というメッセージを象徴するように、ヴァレンティノは会場の周辺にある4つのブティックを"ジャック"し、5日間限定でそれぞれイベントを行う。(V)Vaccinated(ワクチン接種済み)限定フーディの販売や、2021年末に発売されるサステナブルなスニーカー「ヴァレンティノガラヴァーニオープンフォーア チェンジ」の先行オーダー、日本未上陸のヴァレンティノビューティーのタッチアップなどが展開されるという。

ヴァレンティノ 2021年秋冬コレクション

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■アーカイヴを今振り返るということ

 ショーでは小花の飾りが繊細に縫い付けられたホワイトドレスがファーストルックを飾った。これはピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が「Valentino Archive」と名付けたプロジェクトで、「過去は常に私たちの強さの起源。それがValentino Archiveであり、絶えず創造的な結果を引き出し、生み出す脈打つ生命体なのです」と同氏が説明する通り、創業デザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)が手掛けたアーカヴピースを復刻させるというもの。他にもアニマルプリントのコートや花柄のロングドレス、ロゴ入りのプリントシャツやデニムもアーカイヴに由来し、ピースにはValentino Archiveと記されたラベルが取り付けられているという。

ホワイトドレスを着用したゼンデイヤのヴィジュアルは、1968年に撮影された過去の写真をオマージュしたもの。(写真2枚目)モデルはエルザ・スキャパレリの孫としても知られた女優のマリサ・ベレンスン(Marisa Berenson)。

■Color is Back

 ランウェイに登場した約100弱のルックは、ほぼ黒と白で構成された前シーズンのコレクションと異なり、鮮やかなアクリルカラーがメイン。コントラストが効いたパープル、イエロー、チョコレート、グリーンなど組み合わせをスワップしながら、キーとなるカラーをより印象的に見せている。

 シャツやジャケット、バミューダパンツやバルーンドレスに独特な質感と光沢を与えるのは、ウォッシュやダメージ加工によってとろみを出したタフタ素材。また、フラワーのカットアウトデザインが、シャツやドレス、ジャケットのディテール、スパングルやレザーといった素材にも巧みに施され、素肌が微かに透けるセンシュアルさをまとう。

 バッグではスタッズをマクロサイズで一点あしらった新作が登場したほか、アクセサリーはウィメンズ、メンズともにパールや太めのチェーンのネックレスが首元を飾った。

■銀座でショーを体感

 ショーの発表時刻が日本時間の真夜中だったため、国内では翌日の10月2日にギンザシックスのフラッグシップストアでパリのショーの様子を再現したコレクションビューイングイベントが開催された。スクリーンには発表されたばかりのショームービーが投影され、パリのカフェや会場内にも設営されたフラワーショップなどを再現した空間で来場したゲストをもてなした。

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