【今週のウィッシュリスト】洒落の効いたデザインに心惹かれる、ミスターイットのデニム

　FASHIONSNAPの公式オンラインストア「F/STORE」の中から、スタッフが見つけた今欲しいアイテムを毎週紹介します。

バイヤーアシスタント KE

先日断捨離をしたのですが、ミニマリストとは対極の私のクローゼットにはワンピースやシャツが溢れるほど詰まってるのに、なぜかデニムパンツは2本しかないことが発覚...！シルエットはもちろん穿き心地もこだわりたいので、なかなか好みの一本が見つからないのが最近の悩みです！

洒落の効いたデザインに心惹かれる、ミスターイットのデニム

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　いつもクールな人が見せる優しさ、見た目はグロテスクだけど食べると美味しいもの、ギャップがあるほど魅力的に見えるものって不思議ですよね。最近は「ギャップ萌え」なんて言葉がありますが、心理学的にも証明されている「ゲインロス効果」の一種だと言われ、当初の印象や期待からの変化の度合いが大きいほど、相手に与える影響が大きくなるというものだそう。小難しい話はここまでにして、最近私がギャップ萌えにやられたのは「ミスターイット（mister it.）」のデニムです。

　「ミスターイット」は、「メゾンマルジェラ（Maison Margiela）」でメインコレクションに加えてオートクチュールのデザインも経験した砂川卓也さんが手がけるブランド。“身近なオートクチュール”というブランドコンセプトを掲げ、メゾン時代に培ったテクニックを駆使した繊細で上品さがある仕立てと、どこか温もりを感じるコレクションには毎シーズン心惹かれるものがあります。そんなブランドを体現したこのデニムパンツは、2022年にスタートしたデニムライン「ウェンズデイ（Wednesday）」の新作。デザイナーが開発から関わったオリジナルの生地は、中古着物をシルク繊維原料に戻して再生させたもので、着物の色や特有の金糸や銀糸が原料として活かされているため他のデニムには出せない上品さや滑らかさが特徴です。また、右ポケットはよく見るとデニムのパーツと刺繍で顔が表現されているなど、”オシャレ”と”洒落”が見事に同居する遊び心が溢れる一本で、タンクトップや白Tなどのシンプルなトップスをあわせて、デニムを主役に着回したいと思わせてくれるアイテムです。