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【インタビュー】読者モデルの枠を超える田中里奈が語る"自分らしさ"

読者モデル 田中里奈
読者モデル 田中里奈
Image by: FASHIONSNAP

 カジュアル系女子のお手本として人気を集める読者モデル 田中里奈。活動は誌面にとどまらず、美容からファッション、雑貨、フードまで多方面のプロデュースを手掛けるなど多岐にわたる。現在発売中の「ゾフ(Zoff)」とのコラボ第3弾では「EMBRACE YOURSELF」のコンセプトのもと「あなたはあなた、自分であることを楽しもう」というメッセージを送っている。今年30歳を迎えた田中里奈に、普通のモデルとは違うという肩書きや、今だから思う"自分らしさ"について聞いた。

ー少しさかのぼりますが、東京学芸大学在学中に青文字系雑誌の読者モデルとして活躍していましたね。きっかけは?

 もう10年も前ですが、大学1年生の春に原宿で雑誌のスナップに撮られたことがきっかけです。当時は色々な雑誌で読者モデルの企画が多かったんですよね。サロンモデルとしても声をかけてもらって撮影が増えて、気がついたら読者モデルが生活の一部になっていました。

ー青文字系というと個性的なイメージですが、当時はどんなファッションだったんですか?

 1番派手だったのは高校生の時で、古着をたくさん着ていました。サロンモデルをやりはじめてから髪の色が落ち着いて、服装も自然とシンプルになっていって。とにかく色々なものを試して、削ぎ落とした結果が今という感じです。

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ーもともとファッションやモデル業に興味があったんですか?

 地元の広島にいる時から雑誌は見ていて素敵だなとは思っていました。でもまさか自分がそうなるとは思っていなかったんですよね。大学は教育学部に進学して、教員を目指していたので。人前で喋ることが苦手な恥ずかしがり屋で、色々な経験をして先生になりたかったので、上がり症を克服するためにモデルをしていたんです。

ーモデルは教員になるための修行のようなものだったんですね。

 読者モデルをしながら毎週小学校に行って補助教諭をしたり、勉強もかなりしていたので、在学中の睡眠時間は2〜3時間。でも4年生の教員採用試験の1週間前に、ふと4年間経験してきたことを思い返すと、教員という世界が違うんじゃないかと感じたんです。小学生の時からずっと先生になりたいと思っていて、迷ったのはそれが初めてでした。私は0か100かという性格なので、試験には受かったんですが、悩んだ時点で今はやらない方が良いんだなと思って。先生になるのをやめようと決めてすぐ1冊目の本を出すことが決まったり、もしかしたら教員という将来にしがみついていただけかもしれないと、2〜3年後に気づきました。

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ー今は自身のブランドや様々な商品のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動していますが、肩書きは「読者モデル」なんですね。

 モデルといってもランウェイモデルではないし、商品を企画したり、本を出したり、小説を書いたり、ある意味「なんでも屋」ですが、自分のルーツごと説明できるのは読者モデルだと思うので「読者モデル」という肩書きを使っています。

ー活動の幅を広げる中で軸としているものはありますか?

 コラボレーションに関して気をつけていることをいうと、そのブランドと私だからできる一番良いものを作ること。単純に私が欲しいものを作るならコラボする必要があるの?と思っちゃうので、自分軸もあるけど、ブランドと二人三脚で色々な見せ方ができるようにしています。

ー現在発売されているゾフとのコラボ第3弾はどんなプロセスでしたか?

 今年、3年目のコラボなんですよね。1、2年目も色々と作らせてもらったんですが、3年目の今回は個人的にも大好きなサングラスに挑戦してみました。奇抜すぎても手にとってもらえないので、流行り、定番、取り入れやすさ、色々なことを考えながらミリ単位で微調整を重ねて。中でも一番意識したのはかけやすさで、日本人の女の子の鼻のサイズに合うように作りました。サングラスを掛けたときの収まりってちょっとしたことですが、これって結構重要なことだと思うんです。

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ー難しかったことはありましたか?

 前回、前々回とのバランスを考えるのが大変でしたね。これまでと似過ぎてもよくないし、でも定番ものは入れたいと思うので、パズルのように色や素材を組み合わせたり。集中しすぎて、眼鏡でゲシュタルト崩壊が起きるくらいでした(笑)。

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ー3型にはそれぞれ「Anne(アン)」「Kate(ケイト)」「Lucy(ルーシー)」の3人の女の子のストーリーがあるんですね。

 3つのサングラスをどんな風に見せるかを考えた時、アートディレクターの正田啓介さんの世界観がすごく好きで、今回お願いしました。タイで打ち合わせをしたんですが、私の中で3人の女の子のイメージがあって、「Anne」「Kate」「Lucy」とそれぞれ名前を付けたんです。3つともデザインが全然違うので、それに合うメガネ拭きもそれぞれ作ってもらいました。誰かになりたいって思うこともあると思いますが、それよりもこのサングラスをその人らしく楽しくファッションアイテムとして取り入れてもらいたくて、「自分を大切に」というメッセージを込めています。

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左から「Anne」「Kate」「Lucy」

ーおすすめの着用シーンやスタイリングを教えてください。

 丸くて大ぶりなデザインの「Anne」は、ポップでキュートでちょっとミーハーな女の子というキャラ設定があって、フェスとか楽しいことや可愛いものが大好きな子がかけるイメージですね。メタルフレームの「Kate」は、スタイリッシュでかっこいい女の子のイメージで、シンプルだけどクールなスタイリングに合うと思います。私が実際に「Kate」をかける時も白Tにデニムや、ジージャンを羽織ったスタイリングに合わせています。「Lucy」は大人っぽくてフェミニンな女の子の設定で、仕事の時もかけられるような綺麗めなデザインです。カジュアルな服にも合うので、伊達メガネ風にかけてもいいですね。「Lucy」はUV100%カットのクリアカラーのレンズなので、紫外線をカットしたいけどサングラスには抵抗がある方にはおすすめです。

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ー今年30歳を迎えましたね。ー般的に30歳前後は服装に迷う女性が多いようですが、年相応のファッションについて感じることは?

 若い頃は背伸びして着飾って大人っぽくみせて、逆に30歳を越えると若く見せようとしたりすることって、誰でもあると思うんです。私もまだ模索している部分もありますが、その時その瞬間に自分が心地良いと思うものを着ていれば、それが一番良いんじゃないかなと思います。自分らしさを無理やり服で表現する、というのは難しいですよね。なので私は、まず何歳だからこれを着よう、という考えは止めました。自分が良いと思うものを自然に着ている人が一番素敵。だから今回のサングラスも、そういう風に手に取ってもらえたら嬉しいです。

ーゾフでは3回目のコラボでしたが、次に挑戦したいことを教えてください。

 物作りは本当に大好きなので、もっとやっていきたいですね。私、元々は裏方気質なんです。表と裏、両方の仕事をやってるからこそ出来ることがあるので、そういうことを生かしながら、自分がやりたいと思うことに何でも挑戦していきたいと思っています。

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