セシリー・バンセン（Cecilie Bahnsen）が、デンマーク・コペンハーゲンを拠点に2015年にスタート。クチュールの要素を取り入れた、大人が着られるフェミニンなドレスが人気を集めている。2017年に第4回「LVMH Young Fashion Designers Prize（LVMHプライズ）」のファイナリスト8人に選出。2018年に「アンダム ファッション アワード（ANDAM fashion award）」グランドプライズのファイナリストの4人に選出。「マッキントッシュ（MACKINTOSH）」や「チャールズ＆キース（CHARLES ＆ KEITH）」とのコラボアイテムも発表している。

- BRAND CONCEPT -

ブランドの魅力は「大人が着られるフェミニン」

「セシリー バンセン」2021年春夏のコレクション

Image by: CECILIE BAHNSEN

　「セシリー バンセン（CECILIE BAHNSEN）」の魅力は、繊細で立体感のあるフェミニンなデザイン。ふんわりとしたビッグボリュームや、ふんだんにあしらわれた大胆なフリルなど、オートクチュールのように精巧なディテールやスカンジナビアのミニマリズムを連想させる唯一無二の世界観は、大人の女性が着られるフェミニンやガーリーなアイテムとして、高く評価されている。

　デザイナー自身も、クリエイションで常に大切にしているものとして「女性らしさと強さ」と過去のインタビューでコメント。ときに女性らしくて繊細であったり、男性らしくてシンプルであったりするバランス感を大切にしているという。

　さらに「ファーストステップは素材から入る」という程、ブランドの独自性を後押ししているのが、オリジナルのファブリック。光沢のあるキルティング生地やワッフルのような凹凸感のある生地など、質感豊かな素材そのものもセシリー バンセンを連想させる要素として定着している。コレクションは、主にスイスやイタリアでファブリックを作り、デンマークとリトアニアで生産されている。

- CHARACTERISTIC ITEM -

アイコンは、パフスリーブやキャミソールドレス

「セシリー バンセン」2021年秋冬のコレクション

Image by: CECILIE BAHNSEN

　セシリー バンセンの代名詞となっているのが、トルソーに布をあてたり、手でスケッチしたりなどの伝統的な方法と繊細なファブリックによって生み出されるエレガントなドレスだ。特にボリューミーなパフスリーブや細いショルダーストラップは、ブランドのアイコン的なシルエットやディテールで、ドレスやコート、トップスなどに毎シーズンアップデートされて落とし込まれている。

　アクセサリーでは、デコラティブに装飾した「スイコック（SUICOKE ）」とのコラボサンダルやスペインのシューズブランド「ヘリュー（HEREU）」とのコラボバレエシューズなどが人気アイテムとなっている。

- MAIN SHOP -

日本での主な取扱店は、伊勢丹新宿店リ・スタイル

　日本での主な取扱店は、伊勢丹新宿店。また英国発のオンラインストア「マッチズファッション」は「セシリー バンセン」を初期の頃から買い付けており、2019年には同社限定のエクスクルーシブコレクションも発売するなど、豊富なラインナップで取り揃える。

- NEW COLLECTION -

「セシリー バンセン」2021年秋冬コレクションの特徴

「セシリー バンセン」2021年秋冬のコレクション

Image by: CECILIE BAHNSEN

　2021年秋冬コレクションは、セシリー バンセンらしいディテールや素材をさらに進化させた。ニットのトップスをベースに、光沢のあるキルティングのパフスリーブドレスを合わせたり、ニットで表現したショルダーストラップのドレスを重ねたりなど、ユニークなレイヤードとニッティングのテクニックを多様。「マッキントッシュ」と継続的にコラボレーションしている防水素材のコートなども打ち出した。