本格的なアフターコロナを迎えた2023年。実際に売れたブランドはどこだったのか? 阪急うめだ本店の「D-LAB」から「GR8」まで8つの高感度ショップに「2023年売れたブランド」と「2024年注目のイチ押しブランド」を調査。推薦コメントと共に紹介します。<ウィメンズ編>
>>メンズ編はこちら
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D-LAB(阪急うめだ本店)
阪急うめだ本店3階の自主編集売り場。「マリーン・セル」などの最旬モードブランドから「フォトコピュー」など業界人が注目するアップカミングブランドまで、ホットな国内外のブランドを幅広いテイストでラインナップしている。
2023年売れたブランド:ガニー(GANNI)
2023年秋冬コレクションより
Image by: GANNI
コペンハーゲンを拠点に2009年にデビューしたガニーは、伝統的なスカンジナビアのスタイルにとらわれないエフォートレスでプレイフルなスタイルを発信。 エフォートレスなデザインと「RESPONSIBILITY(地球環境や社会問題への責任)」を意識した洋服づくりが、世界中で注目を集めている。
年齢を問わず、今年一年を通して安定して人気があったガニー。定番アイテムから、遊び心のきいたシーズンアイテムまで、幅広いお客様から支持を得ていました。デザイン性とサステナビリティのバランスがとれた素敵なブランドなので、今後に期待です。(D-LAB バイイングマネージャー 源野里沙子)
2024年注目のブランド:オープンワイワイ(OPEN YY)
2024年春夏コレクション
Image by: OPEN YY
2020年春夏シーズンにデビューしたJi-YoungとBo-YoungのKim姉妹が立ち上げた韓国・ソウルを拠点とする新鋭ブランド。「クールな個性」「ニューウーマン」「カジュアルシック」をコンセプトに掲げ、定番とされるシルエットを徹底的に見直し、個性あふれるデザインで新たなウィメンズウェアを提案している。
カジュアルさと程よい女性らしさをY2Kのムードにのせてうまく解釈したブランド。次世代層に支持があり、トレンド感のあるスタイリングがかなうのが人気の理由です。キャップやシューズ等の雑貨もオススメ。(D-LAB バイイングマネージャー 源野里沙子)
アディッション アデライデ
「アデライデ」の姉妹店で、2002年に東京・表参道にオープン。「希少価値の追求、アートとの融合、ユニセックスとユーティリティ」をキーワードに、新しいムーブメントを作る独創的なブランドを提案し続けている。
2023年売れたブランド:フェティコ(FETICO)
デザイナーの舟山瑛美が2020年に設立したウィメンズブランド。インスピレーション源は⼥性の造形美を強調する古典的なスタイル。その美意識や⾝体観を独⾃の視点で再構築し、相反する要素を重ね合わせながらユニークで新しい⼥性の姿をデザインしている。フェティコのコレクションは⽇本国内の繊維産地や職⼈との取り組みで丁寧に⽣産。時を経て美しいヴィンテージウェアとして愛されるようなデザインや物作りを⼼がけているという。
ウィメンズブランドには珍しく、国内では既に固定のファン層を形成しています。当店は2023年にフェティコと各シーズンごとに別注アイテムを作り、どれも一瞬で完売するほどの反響を集めました。9月には香港でショーを開催。本格的に海外を視野に入れてブランド自体も拡大しています。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)
2024年注目のブランド:クレージュ(Courrèges)
2024年春夏コレクションより
Image by: Courrèges
2024年春夏コレクションより
Image by: Courrèges
1961年にアンドレ・クレージュが自身の名を冠したブランドとして設立。ミニスカートやパンタロンなど革新的なデザインで名を馳せ、地位を確立した。2020年からは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で経験を積んだベルギー出身のデザイナー、ニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)がアーティスティックディレクターに就任し、ブランドのDNAに新たな風を吹き込み続けている。本企画では「2023年売れたブランド」にGR8が、同じく「2024年注目のブランド」にリステアが選出している。
リバイバルのムーブメントの中でSNS層を掴んだアイコンロゴのアイテムに加えて、ブランド特有のミニマルなテイストがシーズンを追うごとにデザイン性と見事に調和を深めていると思います。実用性を兼ね備えている点で、幅広い層のカジュアルウェアとして好調なセールスが期待できることから注目ブランドに選びました。(アディッション アデライデ マネージャー 沼本博史)
リステア
2007年にフラッグシップストアを六本木・東京ミッドタウンにオープン。ブラックの巨大なコンテナをイメージしたミステリアスな外観デザインが特徴で、3フロア構成の店内ではメンズからウィメンズ、コスメ、アートまでエッジの効いたコレクションを幅広くラインナップ。近年はライフスタイル領域にも力を入れている。
2023年売れたブランド:サカイ(sacai)
阿部千登勢が手掛けるサカイは、「日常の上に成り立つデザイン」をコンセプトに、スタンダードなものを大切にしながら、エレガントな要素を加え、またクラシックなアイテムにひねりを加えることで「ニュースタンダード」を表現。常に新鮮なアイデアや工夫を凝らしたデザインが魅力で、幅広い層のファンを持つ、まさに日本を代表するブランド。リステアは本企画のメンズ編でも「2023年売れたブランド」に選出している。
サカイは2023年でトップランクの売上、消化率を記録しました。年間を通して、話題性のあるプロダクトや新たなシルエットの提案などが常にあり、特に2023年秋冬シーズンは、メンズのランウェイで発表された「カーハート WIP(Carhartt WIP)」とのコラボピースがビッグニュースに。ストリート系の層にも刺さり、通常のファンのみならず新たな層も獲得し争奪戦となりました。しかし決してトピックのあるプロダクトだけに頼るのではなく、メインコレクションで発表されるピースは、クラシックにモダンな要素を取り入れ、非常にエレガントなデザインが豊富で、普段ラグジュアリーブランドを着られるお客様からも強く支持されました。カジュアルも、ドレスアップも、両方のニーズに応えることができました。(リステア クリエイティブディレクター 柴田麻衣子)
2024年注目のブランド:クレージュ(Courrèges)
クレージュは1961年に設立。「パンタロンルック」「ミニルック」「ボディータイツ」といった代表作で女性の解放を推し進めたことでも知られる。これまでの革新を進めてきたブランドをさらに更新し続けるべく、2020年からは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で経歴を積んだニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)がアーティスティックディレクターを務めている。ブランドのDNAやヘリテージを大切にしながら、ロマンチックな要素や若々しさを加えた新しい世界観がZ世代のファンを中心に急速に支持が拡大。なお、リステアは特集記事「2023年秋冬注目のブランド」でもクレージュを選んでいたほか、本企画では「2023年売れたブランド」にGR8が、同じく「2024年注目のブランド」にアディッション アデライデが選出しており、注目度の高さがうかがえる。
ブランドの火付け役はK-POPスターをはじめとするZ世代だったかもしれませんが、2023年秋冬コレクションは確実に新たな層を強く惹きつけたと思います。AIが素晴らしい発明であり、人類の進化に貢献している反面、中毒性がありコントロールされ、人々はテクノロジーに監視されているよう、それをショーの演出とシルエットに取り入れ、まるでアートのようなアプローチでコレクションを作り上げたのも印象的でした。そのアプローチは2024年春夏シーズンも継続。シンプルなシルエットの中にひねりや秘密が隠されていて、カラーも一見ベーシックと思いきや、絶妙にブレンドされており、一言で表せないような色彩が魅力です。何よりデザインの中に、ごくごく自然にメッセージが込められていることに驚かされました。(リステア クリエイティブディレクター 柴田麻衣子)
ミッドウエスト
1976年創業。東京、名古屋、大阪の3つのエリアに店舗を出店し、世界的コレクションブランドからデザイナーズブランドまで幅広くラインナップしている。
2023年売れたブランド:ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)
デザイナーの大野陽平が2014年に設立。大野は文化服装学園でパターンカッティング・ソーイングの基礎を習得し、その後イギリスに留学。ノッティンガム・トレント大学でファッションを学び、卒業コレクションをロンドン卒業コレクションで発表した。2015年秋冬コレクションで本格デビューし、2017年秋冬シーズンの東京コレクションでランウェイを披露。同年、東京ファッションアワードを受賞した。伝統的な洋服のルールに縛られない自由な発想から生まれるデザインが強みで、アートや建築、工業デザインなどからインスパイアされたアーティスティックで構築的なシルエットと、ユーモアあふれるディテールへのアプローチに定評がある。
肩の力が抜けた着やすいアイテムの浸透により、これまで独り歩きしていた強いピースにも動きが出ています。定番のハイネックトップスは素材違いや柄違いで集められるコレクターの方から、構築的なフォルムやアーティスティックなデザインを求める層まで、幅広く人気を集めています。20~40代の幅広い年齢層に対してのターゲットとなるアイテムが明確化されているのが好調の要因になりました。(ミッドウエスト バイヤー・プレス 大澤錬)
2024年注目のブランド:アキコアオキ(AKIKOAOKI)
デザイナー青木明子が2015年春夏シーズンに設立。青木はセントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)でファッションを学び、ファッションデザイナーである山縣良和が設立した「ここのがっこう」のアドバンスコースに所属。その後「ミキオサカベ(MIKIOSAKABE)」の坂部三樹郎に師事した。「東京ニューエイジ」で初のコレクションを発表し、2018年には「LVMHプライズ」のセミファイナルに選出。同年、「毎日ファッション大賞」を受賞した。
これまでのアヴァンギャルドなデザインは残しつつ、リアルクローズで着られるアイテムが増えてきたので、新規層の獲得に拍車がかかっていくと思います。シューズの売れ筋は軸に、一癖ある強いデザインのウエアが20~30代の女性を虜にしています。ファッションショーの表現においても他ブランドにはない見せ方が注目の的になり、“アキコファン”を着実に獲得しています。(ミッドウエスト バイヤー・プレス 大澤錬)
スーパー エー マーケット
トゥモローランドが運営するセレクトショップ。独自の価値観と美意識、時代感をもって、デザインや品質にこだわった商品を世界中から幅広く選定し提案している。2011年2月に1号店としてオープンした青山店のほか、ニュウマン新宿にも店舗を出店。
2023年売れたブランド:セシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)
デザイナーのセシリー・バンセンが、デンマーク・コペンハーゲンを拠点に2015年にスタート。クチュールの要素を取り入れた、大人が着られるフェミニンなドレスが人気を集めている。2017年に第4回「LVMH Young Fashion Designers Prize(LVMHプライズ)」のファイナリスト8人に選出。2018年には「アンダム ファッション アワード(ANDAM fashion award)」グランドプライズのファイナリストの4人に選ばれた。「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」や「チャールズ&キース(CHARLES & KEITH)」とのコラボアイテムも発表している。
彼女の代名詞にもなっているボリュームたっぷりのシルエットと女心をくすぐるフェミニンなコレクションは、ブランド当初から変わらず愛されているスタイル。11月に青山店にて行ったセシリー・バンセンの在店イベントには想像を遥かに超えるお客様がご来店され、こんなに沢山の人に愛されているのだと改めて実感することができました。クワイエットラグジュアリーが持て囃される昨今、彼女のつくる世界観は他のどこにも属さない唯一無二の存在として、これからのファッション業界を担っていくと感じています。(スーパー エー マーケット 担当者)
2024年注目のブランド:リア・ボバーグ(Lea Boberg)
デンマーク出身のリア・ボバーグが手掛けるブランドで、2022年秋冬コレクションでデビュー。ロンドン郊外にアトリエを構え、大量生産はせず受注生産のビジネスを展開している。デザイナーのリアは大学でウィメンズウェアのデザインを学び、2017年にロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでウィメンズファッションの博士号を取得。その後、ロンドンの「ケイスリー ヘイフォード(Casely-Hayford)」でテーラリングデザイナー兼パタンナーを現在も務めている。
1stシーズンから買い付けをしていて、2024年春夏で4シーズン目となる彼女のコレクション。 ジャケット、スラックス、ベストのみのとてもミニマムなコレクションからスタート。 コレクションテーマはなく、純粋に、真っ直ぐにテーラリングと向き合っている、というのが数シーズン見ていて感じた印象です。ファブリック選びもとても魅力的で、ウールクレープやウールリネンなど珍しい素材を好んで使い、特に日本の生地が好きだと彼女は話していました。テーラードと言っても袖を通すとどこか心地よく、肩やウエストに自然と馴染んでいくような柔らかな着心地が新鮮です。その有無を言わせぬモノの良さに、虜になっていくお客様も増えてきています。(スーパー エー マーケット 担当者)
エイチ ビューティー&ユース
ユナイテッドアローズが展開する「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のコンセプトストアで、2016年4月に南青山にオープン。コンセプトは「City Man and Woman」。「東京大人のクールな服」をテーマに掲げ、ハイエンドなスポーツ・カジュアルを軸にアイテムを提案している。
2023年売れたブランド:バウト(BOWTE)
バウトは「ドゥロワー(DRAWER)」などで経験を積んだデザイナーの靱江千草が立ち上げ、2023年春夏コレクションでデビュー。幼少期に抱いたモノ作りへの想いや、刺激を受けた音楽、アート、カルチャーなどを着想源に、テイラーメイドの技術と日本製のファブリックを用いたニュースタンダードなアイテムを提案している。エイチ ビューティー&ユースは特集記事「2023年秋冬注目ブランド」でもバウトを選出した。
前回の「2023年注目ブランド」としてもピックアップしており、店頭入荷後から感度の高い方から反応が良く、ラインナップの男前なジャケットのアイテムとレース等の繊細なアイテムのコントラストに心惹かれているようでした。(エイチ ビューティー&ユース バイヤー小沼悠子)
2024年注目のブランド:ステラ ノヴァ(STELLA NOVA)
Image by: STELLA NOVA
Image by: STELLA NOVA
2002年にデザイナー兼クリエイティブディレクターのTrine Skollerがスタートしたデンマーク・コペンハーゲン発のブランド。トレンドを程よく取り入れた、北欧らしいプリント柄ポップなデザインが人気を集めている。
今シーズンからエイチでの取り扱いがスタート。エッジの効いたデザイン,素材感でありつつもリアルクローズな印象に仕上がっているのが魅力です。またいち早く店頭にてご紹介ができるのも購買意欲を掻き立てられます。(エイチ ビューティー&ユース バイヤー小沼悠子)
インターナショナルギャラリー ビームス
1981年に「ビームス(BEAMS)」からデビューし、2005年にウィメンズが加わった。国内外の期待のインディペンデントから、ハイエンドなデザイナーズまで、幅広いイメージのファッションを提案している。
2023年売れたブランド:アキラナカ(AKIRANAKA)
デザイナーはアントワープ王立芸術アカデミー出身の中章(なか・あきら)。 「attitudeを纏う」をコンセプトに、特別な高揚感や体験を得られるクチュール感のある服づくりを目指しており、ハンドニットの技術を掛け合わせた高い技術を要するクチュールライクなニットが高く評価されている。
シーズンを重ねるごとにウィメンズのファン層が広がっている印象。動作を意識した服作りは着用した瞬間に納得して下さる方が多く、女性には馴染みが薄いジャケットスタイルもアキラナカの提案するスーチングスタイルを気に入って下さる方が多数いらっしゃいます。どのプロダクトも自分自身を引き立ててくれるように美しく設計されています。シーズンごとに変化していく、デザイナー自身がインスパイアされたストーリーも魅力的に感じています。(インターナショナルギャラリー ビームス ウィメンズディレクター 片桐恵利佳)
2024年注目のブランド:セッチュウ(SETCHU)
20代からイギリスのサヴィルロウでテーラリングを学び、セントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)を卒業後、トップメゾンやYe(カニエ・ウェスト)のオフィスなどで経験を積んだ日本人の桑田悟史氏がミラノを拠点に設立。2021年春夏シーズンにデビューし、2023年にはLVMHプライズでグランプリを獲得した。ブランド名は、主に建築における和と洋の融合を表す日本語の「和洋折衷」に由来。文字通り「折衷」を信条とし、2つの文化をミックスすることにより新たなクリエイションを生み出している。インターナショナル ギャラリー ビームスでは「2022年に売れたブランド」のメンズ編でも選出。
クラシックの基礎を活かしながら桑田氏のフィルターを通して現代的にデザインされたジャケットは、セオリーに従うことなく、どんなインナーでもボトムスでも合わせることができる自由なものだと思い、オーダーしました。(インターナショナルギャラリー ビームス ウィメンズディレクター片桐恵利佳)
GR8
世界各地の人気ブランドや気鋭のレーベルを取り扱い、多くのクリエイター、デザイナーとも親交の深い東京・原宿のセレクトショップ。Ye(カニエ・ウェスト)やリアーナをはじめとする海外セレブリティからの支持も厚い。
2023年売れたブランド:クレージュ(Courrèges)
1961年にアンドレ・クレージュによって創業。パンタロンルックやミニルックなど、当時のウィメンズウェアとして革新的な代表作を発表し、多くの人に影響を与えた。現在のアーティスティック・ディレクターは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」で経歴を積んだニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)。クレージュの象徴的なスタイルを受け継ぎながらも、ニコラスの新しい解釈で現代に寄り添った洗練されたウェアを発信している。本企画では「2024年注目のブランド」でアディッション アデライデとリステアが選出。
ニコラス・デ・フェリーチェがアーティスティック・ディレクターに就任したシーズンからお取り組みさせて頂いていますが、シーズン毎に売上が上がっております。20代のお客様の購入が最も多く、著名人のメディアでの着用など様々な要因はあるかと思いますが、アンドレ・クレージュが活躍した1960年代同様に精神性が重要視される現在の社会状況とニコラスのソリッドで力強いルックが、ピッタリとその世代に当てはまった様に感じます。メンズの買い付けも始まっておりますので、男性のお客様もこれから注目して頂きたいです。(GR8 ウィメンズバイヤー 担当者)
2024年注目のブランド:Masha Popova
ウクライナ出身でロンドンを拠点に活動するデザイナー、Masha Popovaによる同名のブランド。デニムを基調としたサイケデリックでボディコンシャスなルックで、ロンドンでも独自の位置を築いている。環境に配慮した工程で制作し、単なるデザインだけでなく政治的なメッセージを込めたコレクションを発表している。
GR8では2023年秋冬コレクションから買い付けをスタートし、アシッドウォッシュジーンズを中心にお客様にご好評頂いております。ロンドンコレクションはIndie sleaze(=2000年代から2010年代にかけてのインディーロックスタイルを取り入れたスタイル)の風潮が益々高まっていますが、その中でも一際存在感がありました。クリースやウォッシュなど様々な加工で創られたパターン、敢えて荒削りに表現されている崩れたシルエットは、それぞれの時代背景が交錯した近未来的で新しい女性像を連想させます。どのアイテムもスタイリングを一気に昇華できますので、是非取り入れて頂きたいと思います。(GR8 ウィメンズバイヤー 担当者)
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