
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

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「クロエ(Chloe)」が2026年秋冬コレクションをパリで発表した。クリエイティブディレクターのシェミナ・カマリ(Chemena Kamali)は今季、“DEVOTION(献身)“をテーマに、人間性や共感、そして衣服が記憶や感情を宿す存在であることに焦点を当てた。機械化が加速していく現代において、手仕事の温もりやコミュニティの精神といった、ものづくりの原点へと立ち返る試みだ。着想源となったのは、伝統衣装やフォークロアのクラフト。手刺繍や編み地、プリントモチーフなど、作り手の時間と労力を惜しみなく費やしたディテールを通して、それぞれのピースにストーリー性を持たせた。レースやティアードを重ねたボリューミーながら軽やかなドレス、ヴィクトリアン調のブラウス、様々なカラーのチェック柄やマイクロフローラルのキルトスカート、手編みのチロリアンセーターなどが並び、足元はクロッグやサイハイブーツを合わせ、フォークロアのニュアンスを添えた。全体的にはどこか懐かしさを感じるノスタルジックでロマンティックなムードが漂い、オーバーショルダーのセーラーカラージャケットやケープジャケット、レザーアウターなどしなやかながら質量のあるアウターを重ね、現代的なリアリティのあるスタイリングに仕上げた。
バックステージでカマリは「今シーズンは明確なストーリーというより、“感覚“から始まりました」と語る。スカートやドレスを軸に、素材の扱いから生まれるシルエットやボリュームを探求。「服は静止しているものではなく、動きの中で生きるもの。身体の動きによって完成するのです」と話すように、ティアードスカートはモデルのウォーキングと、The KnifeのHeatbeatやThe cureのAnd nothing is foreverといったショー音楽に合わせ、軽快なテンポとエモーショナルな旋律にのってリズミカルに躍動した。
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「クロエ(Chloé)」は、1952年にエジプト生まれのパリジェンヌ、ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)が創業。歴代クリエイティブディレクターには、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)などが名を連ねる。フィービー時代の2001年にはレザーグッズの展開をスタート。ビジネス伸長の転機となった。
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