【連載:平成生まれの音と服】TAWINGSコニー・プランクトンと渋谷「突撃洋服店」

 「ファッションではキャラクター感を意識している」と語るのは、4人組ガールズバンド「トーイングス(TAWINGS)」ギター・ボーカルのコニー・プラクトン(Cony Plankton)だ。日本のガールズバンドでは珍しくUKポストパンクをバックグラウンドに持つトーイングスは、デビューから1年弱にも関わらず海外アーティストの来日公演でサポートを務めるなど早耳リスナーたちから注目を集める。平成生まれ平成育ちのコニー・プラクトンとファッションを紐づける連載「平成生まれの音と服 vol.7」。

-はじめに自己紹介をお願いします。

コニー・プランクトン(Cony Plankton)です。1993年生まれの24歳、東京出身です。トーイングス(TAWINGS)というバンドでギター・ヴォーカルを担当しています。

-昨年夏に活動をスタートさせたばかりですよね。きっかけは何だったんですか?

行動に移せていなかったんですけど、ずっと自分でもいい曲かけそうだという変な自信があって。一昨年くらいに高円寺のライブハウスに遊んでいた時、違うバンドでボーカルをやっていたカナエちゃんと意気投合してバンドを一緒にやることを決意しました。そこからメンバーを探したりスキルアップも必要だったので実際にサウンドクラウド(SoundCloud)にデモをアップするまでには結構時間かかりましたね。

artist-taiwings-conyp-20170518_013.jpg

-従来の日本のガールズバントとは一線を画す音楽で早耳のリスナーから注目を浴びていますね。

最近、トーイングスを聴いて「日本のガールズバンドもまだ捨てたもんじゃないな」と言ってくださった方がいて、とても嬉しかったですね。まだまだ自分の知らないバンドも沢山ありますが、日本のガールズバンドで面白い音楽性を感じるバンドが少ないと思っていたので、そこにこだわりをもって曲作りをしています。

-トーイングスではコノミさんが作詞・作曲を担当していますが影響を受けているものはありますか?

小さい頃から母親に聴かされていた影響から、80'sのテイストが好きで。特に母がよく聞いていたのはクイーン(QUEEN)で、それを入り口にUKロックにはまっていきました。特にスウェード(Suede)の退廃的な雰囲気と艶やかさには未だに強く憧れています。ここ最近は70~80年代のパンクやニュー・ウェーヴ、インダストリアル・ミュージックをよく聴いていたので、5月にリリースした2曲はそのあたりのジャンルを程よくポップに昇華できるよう意識して作りました。

artist-taiwings-conyp-20170518_015.jpg

-ファッションも80'sテイストが好き?

80'sはもちろんなんですけど、古着が好きでよく着ています。もともとはファッションには興味がなかったんですけど、ブリットポップの世界に陶酔したのをきっかけに服にも気を使うようになりました。当時はエラスティカ(Elastica)というバンドのボーカル ジャスティーン・フリシュマン(Justine Frischmann)に憧れていましたね。でもかっこいい服を新品で買うとお金がかかるので、両親とか祖母のお下がりを着るようになったのが古着を着るようになったきっかけです。時代は巡り廻るので昔の服が新鮮でかっこよく見えるんですよね。

-「突撃洋服店」が行きつけの古着屋とのことですが、出会いはなんだったんですか?

友人の紹介で連れてきてもらいました。いつも買い物は用事帰りに見つけたショップにふらっと寄っていいものがあれば買うというスタンスなので行きつけのショップってなかなかないんですけど、ここは特別です。突撃洋服店が持つ大衆に媚びない、パンク精神みたいなものに惹かれました。個性的でちょっと毒っ気のあるセレクトがかなり私好みで、今日着ている迷彩のジャケットもここで買ったものです。

artist-taiwings-conyp-20170518_029.jpgartist-taiwings-conyp-20170518_011.jpg

artist-taiwings-conyp-20170518_021.jpg

-コノミさんといえばメガネがトレードマークですね。

以前メガネ屋で働いていたこともあって、目が悪い自分にとってメガネはファッションの中でかなり重要アイテムなんです。その日かけるメガネを中心にコーディネートを組んでいるといっても過言ではないくらい。メガネは6本くらい持っていて、今日かけてるのはモスコット(MOSCOT)です。天才肌の人って牛乳瓶の底みたいな分厚いレンズのメガネかけているイメージがあって(笑)。それに密かに憧れていて、自分はそこまで目が悪くないのでレンズが薄いのが悔しいくらい(笑)。

-服選びで気をつけていることはありますか?

ルールは特にないんですが、自分らしさがあったほうがいいなと思ってキャラクター感を意識しています。最近は格ゲー(格闘ゲーム)のキャラクター感を出せたらかっこいいんじゃないかなと思って「鉄拳」のニーナというキャラクターに注目しています。あと、ステージに上がる時には強く見えるような格好を心がけていますね。

artist-taiwings-conyp-20170518_003.jpg

-強く見えるというのはどういうことでしょうか?

私は身長が低いので例えばボリューミーに見えるサイズを選んでみたり、ファッションで主張したいわけではなく、単に弱くみられたくないという思いがあって。日本では女性は弱々しいほど可愛らしくて愛されているという風潮があると思うんですけど、それに対しての反抗もあるかもしれませんね。

-ステージ衣装にはそんなこだわりがあったんですね。

音楽をやる上でファッションは重要だなと日々感じています。リスナーが人間である以上、音楽を聴く時に単純に音だけではなくヴィジュアルからくる先入観も多少なりとも影響してくると思うんです。そう考えると音楽とファッションは切っても切れない関係ですよね。

artist-taiwings-conyp-20170518_025.jpgartist-taiwings-conyp-20170518_012.jpgartist-taiwings-conyp-20170518_024.jpg

-今後挑戦してみたい衣装はありますか?

一度、やりすぎくらいガチガチなミリタリースタイルをやってみたいですよ。あと80年代の大槻ケンヂの影響で白塗りにも挑戦してみたいと思っているんです。ただ、ライブでやるとインパクトが強すぎるから、MVなどで実現できるように頑張ります(笑)。

-最後に今後の目標を教えてください。

拠点を海外にしたいというわけではないのですが、私のバックグラウンドが洋楽にあるので、本場で評価してもらうのは大きな目標です。アルバムを作るなら海外でレコーディングしてみたいな。あとは、バンドを通して女性の強さをアピールしていけたらいいなと思っています。

▶︎PICK-UP MV

▶︎SHOP

artist-taiwings-conyp-20170518_001.jpg

突撃洋服店
住所:〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目14番地8号 南部ビル#203
営業時間:13:00〜20:00
電話番号:03-3496-1910
公式サイト

【平成生まれの音と服】
サナバガン高岩遼と原宿「ドゥービーズ」
ゾンビーチャングと下北沢「フィルム」
Awesome City Clubポリンと渋谷「バラックルーム」
Yogee New Waves角舘健悟と三軒茶屋「ルーム」
NINJASアイと三軒茶屋「トロープ」
MONO NO AWARE加藤成順と祐天寺「ワンスアポンアタイム」
TAWINGSコニー・プランクトンと渋谷「突撃洋服店」
FIVE NEW OLDヒロシと渋谷「ボーイ」
chelmicoレイチェルと渋谷「ニューススタンド」