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糸から見る未来、「北陸ヤーンフェア」が盛況

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「お客さんが来てくれてよかった」。蝶理の執行役員は胸をなで下ろした。金沢市で「北陸ヤーンフェア」が初めて開かれ、生地メーカーなど550人が来場して盛況だった▼蝶理は昨年、単独で糸展を開き好評だった。「糸から差別化したいとのニーズを感じた」一方、単独でできることは限られる。そこで北陸中心に糸加工企業などに声を掛け、ヤーンフェアにこぎつけた▼合繊テキスタイルでストレッチ性を持たせたり、自然な風合いを出したりと、不可欠なのが糸加工。「必要」にもかかわらず倒産や事業縮小が続き、産地のサプライチェーンが崩れつつある。作りたくても作れない状況が、すぐそこに迫る▼盛況だったため、出展社からは「継続したい」との声が多かった。「産地に足を運んでもらうきっかけになれば」と期待する。続けるには仕組みが必要だ。ベンチマークとなるジャパン・ヤーン・フェアは来年で14回目。一宮地場産業ファッションデザインセンター主催で今年は約50社が参加した▼北陸ヤーンフェアでは多くのワーカーや若い女性が熱心に糸を触っていた。地元の工場や企業で働く人々は、数多くのメーカーの糸に触る機会は少ないのだろう。産地で合同展を開くメリットの一つだ。未来は若い人たちが作る。その礎となるヤーンフェアに育ってもらいたい。 (2016/12/01)

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