(左から)石橋素氏、齋藤精一氏、千葉秀憲氏、真鍋大度氏 
(左から)石橋素氏、齋藤精一氏、千葉秀憲氏、真鍋大度氏 

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ライゾマティクスの社名が「アブストラクトエンジン」に変更、設立15周年で組織の体制を刷新

(左から)石橋素氏、齋藤精一氏、千葉秀憲氏、真鍋大度氏 
(左から)石橋素氏、齋藤精一氏、千葉秀憲氏、真鍋大度氏 

 ライゾマティクス(Rhizomatiks)社が、2021年1月末から社名をアブストラクトエンジンに変更する。これに伴い、「ライゾマティクスリサーチ」と「ライゾマティクス・アーキテクチャー」の既存部門で組織変更を行ったほか、昨年設立したグループ会社のフロウプラトウでは東京理科大学イノベーション・キャピタルから約4億円の資金調達を実施した。

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 ライゾマティクスは齋藤精一と真鍋大度が2006年に設立。インタラクティブアートを通じた情報表示の新たな形態や、人同士、人と機械の新たなコミュニケーションを提案し、パフューム(Perfume)やサカナクションなどのライブ演出を手掛けることでも知られている。2016年には創立10周年に合わせ、「Research」「Architecture」「Design」の3部門を設立。これまで培ったクリエイションを商業施設や都市開発といったインフラやプラットフォームに実装することに挑戦している。 近年データやコンピューター技術の活用がさらに加速し、これまでよりも大規模な仕事の依頼が増えていることなどから、組織の変革を決めたという。

 新たな社名の由来となった「abstract machines(抽象機械)」は、フーコーやドゥルーズ、ガタリといった哲学者たちに引用された考え。力を生み出す社会の動力(engine)として機能する会社を目指し、アブストラクトエンジンと命名した。

 技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に扱う部門ライゾマティクスリサーチは、「ライゾマティクス」に名称を変更し、引き続きR&Dプロジェクトや作品制作、外部アーティストや研究者とのコラボレーションプロジェクトなどを行う。デジタルテクノロジーを活かしたクリエイティブによる体験を空間や都市に拡張し、変化と進化を続ける建築を生み出す部門ライゾマティクス・アーキテクチャーは「パノラマティクス」に改め、 より良い社会に向けたクリエイティブアクションを続けていくために、これまで繋がらなかった領域を横断し、組織や人、行政や業界を繋いだ新しい仕組みを構築するという。

 昨年11月1日に業務を開始した新会社フロウプラトウは、スクリーン上から実際の空間までを横断するデザインと実装力を基盤とした豊かな体験を社会に実装するために設立。クライアントと共にデザインと実装力を検討することや、社会の変化に伴う潜在ニーズとナレッジの接点を見出すことで短中長期視点で新たな価値を社会に実装すること、ライゾマティクスでのマネジメントの知見を生かし、クリエイターが活動しやすい環境をつくるという3つを軸に活動している。資金調達を機に、代表取締役にライゾマティクス取締役の千葉秀憲氏、取締役にライゾマティクス創業期からのメンバー中浜大輔氏と、東京理科大学イノベーション・キャピタルの片寄裕市氏が就任した。

■アブストラクトエンジン(新社名):公式サイト

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