米ハンドメイドECサイトを運営するエッツィー（Etsy）が、ロンドン発のショッピングアプリ「ディポップ（Depop）」を買収すると発表した。取得額は16億2500万ドル（約1781億円）で、取引完了は2021年第3四半期中を予定している。同社は買収後、エッツィー、ディポップ、「リバーブ（Reverb）」の3つのEコマースブランドを運営していく。

　ディポップは2011年に設立。ヴィンテージアイテムやストリートウェアを取り扱うオンラインプラットフォームで、150ヶ国以上約3000万人の登録ユーザーを擁する。2020年の流通総額は約6億5000万ドル（約712億円）、売上高は約7000万ドル（約76億円）で、それぞれ前年比2倍以上に伸長した。

　ディポップの買収はZ世代に向けたリセール市場の拡大を意図したもので、エッツィーは買収を通してアパレル部門の流通総額拡大を目指す。なお、買収後もディポップはロンドンに本社を構え、既存のチームが運営を手掛けていくという。

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