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繊研plus経済産業省が8月30日に発表した商業動態統計(速報)によると、7月の商業販売額は46兆5990億円(前年同月比9.6%増)で、5カ月連続で増加した。19年比では4.5%減だった。
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卸売業は33兆8690億円(12.6%増)、小売業は12兆7300億円(2.4%増)で、いずれも5カ月連続の増加となった。ただ、19年比では卸売業が6.5%減、小売業が0.5%減とコロナ禍前の水準までは戻っていない。
卸売業は農畜産物・水産物は減少したが、そのほかの業種はすべて増加した。小売業は織物・衣服・身の回り品が2.9%増加したが、19年比では16.7%減と厳しい状況が続いている。
百貨店・スーパーの販売額は1兆7138億円(1.3%増)で2カ月ぶりに増加した。百貨店は4458億円(2.6%増)で2カ月ぶりに増加。既存店ベースでは4.6%増だった。スーパーは1兆2680億円(0.8%増)、既存店ベースでは0.2%増で5カ月ぶりに増加した。19年比では百貨店が17.7%減と非常に厳しく、スーパーは5.3%増だった。
小売業販売の基調判断は「横ばい傾向にある」で据え置いた。
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