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三陽商会が、2023年2月期第1四半期(2022年3月~5月)の連結業績を発表した。赤字が続いていた営業損益は5億200万円の黒字を計上。第1四半期としては3期ぶりに黒字に転換した。
同社は2015年春夏シーズンをもってバーバリーとのライセンス契約を終了して以降業績が悪化し、赤字が継続していた。今四半期はまん延防止等重点措置が3月22日に全面解除されて以降、商況が徐々に好転し、ゴールデンウィーク商戦も好調に進捗。また、過去2年の「再生プラン」で実施してきた構造改革に今期も継続して取り組んでおり、調達原価率の低減や在庫管理の強化を進め、実店舗とECの双方でプロパー販売に重点を置いたことで、売上総利益が想定以上に推移したという。「収益認識に関する会計基準」を適用した売上高は143億5500万円となり、前年同期の87億1000万円から大きく伸長。純損益も5億5900万円の黒字に着地した。好決算を受けて、同社の6月30日の株価は一時1024円を付け、年初来高値を更新した。
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今期の通期業績予想では売上高560億円、営業利益12億円を見込んでおり、7期ぶりとなる黒字決算の実現を目指す。
■三陽商会 2023年2月期第1四半期実績
売上高:143億5500万円(前年同期は87億1000万円)
営業損益:5億200万円の黒字(同5億6600万円の赤字)
経常損益:5億9300万円の黒字(同5億2400万円の赤字)
当期純損益:5億5900万円の黒字(同7億4800万円の赤字)
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