ライトオンが、台湾の連結子会社である台灣萊特昂股份有限公司(以下、台灣萊特昂股份)を解散、精算し、台湾から撤退することを発表した。現地法令などに基づく必要な手続きが完了次第、清算結了となる予定。
同社は、海外事業を成長戦略における重要施策の一つと位置付け、2016年9月に台灣萊特昂股份を設立。2017年4月に1号店をオープンし、翌月には2号店を出店するなど拡大を目指してきた。しかし設立以降、当初の計画を下回り、商品構成の見直しや構造改革による経費削減などの様々な施策に取り組んできたが営業赤字が継続。2020年10月にライトオンは台灣萊特昂股份に対する貸付金7億8000万円の債権放棄を実施したと発表し、台湾国内のビジネスはEC事業と催事での店頭販売へと縮小していく考えを示していた。
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2021年8月期の売上高は9200万円(前年は1億9400万円)、営業損益は3400万円の赤字(同 1億5200万円の赤字)。ライトオンは新型コロナウイルス感染症の影響が長期化していることで好転の見通しが立たず、黒字転換は困難として台湾市場からの撤退を判断したという。なお、台灣萊特昂股份の解散および清算が連結業績に与える影響は軽微としている。
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