「キールズ（Kiehl’s）」が、昨年9月に発売したエイジングケアセラム「キールズ DS RTN リニューイング セラム」に続くレチノールシリーズとして集中ケア用美容液「キールズ DS RTN ナイト コンセントレート」を発売した。30mLで価格は税込1万3970円。

　エイジングケアにおいて注目されているレチノールは、多角的な効果が期待されている一方、肌への刺激が感じられやすい成分としても知られる。キールズが昨年、「DSライン」から発売したレチノール美容液は、配合技術によってレチノールの効果を維持しつつ刺激を抑え、かつ肌を保護する成分を組み合わせることで「攻めながら守る」ケアを実現。敏感な肌タイプの人でも毎日使用できる美容液として人気を集めている。

　既存のレチノール美容液がデイリーケア用であるのに対し、新製品は3ヶ月集中ケア用美容液。パウダー化した高濃度フリーズドライレチノールを使用の直前に美容液と混ぜて使用。高濃度配合のレチノールを素早く肌に届けることが期待できる。レチノールは鮮度を保つため、マイクロカプセル化した上で熱を加えないフリーズドライでパウダー化。光や酸素の侵入を阻む特殊なアルミパウチの袋に梱包した。集中ケア用美容液は、ダメージが蓄積していて集中ケアを取り入れたい人や素早く効果を届けたい人に向けたアイテムで、敏感肌への利用は控えるべきだという。

　昨年11月にキールズ事業部長に就任した溪本千里氏は、「スキンケアエキスパートとしてブランドイメージ強化し、充実したスキンケア体験のほか、オムニチャネル促進、コミュニティ活動などで信頼のあるサービスを提供していく」と今後の方針を語った。その上でこの美容液について「現在のコアな顧客層は20〜35歳だが、35歳以上も3割を占めており、この層との更なる繋がりを強化する。その解決策がこのレチノール美容液だ」とより大人層へアプローチする。

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