

日常にきらめきとエネルギーを与えてくれる存在、アイドル。トレンドの最前線に立つファッション業界人にも、実はアイドルに熱烈な愛を注ぐ人がたくさんいます。今回はそんな業界きってのオタクたちが、センスと情熱を詰め込んで「今、絶対に見てほしいアイドル」を厳選! 心を掴んで離さない“最推し”からネクストブレイクまで、熱すぎる推薦コメントとともにお届けします。
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目次
デザイナー 小林裕翔が選ぶイチオシアイドル
ALLDAY PROJECT
「ユウショウコバヤシ(yushokobayashi)」のデザイナーで、数々のアイドルグループの衣装も手掛ける小林裕翔さん。高校時代からK-POPに深く触れてきたという小林さんが今、最も注目しているアップカミングアイドルは、最も注目しているのは、BLACKPINKを手掛けた大物プロデューサー・TEDDY率いるTHE BLACK LABELから2025年6月にデビューした男女混合5人組グループ「ALLDAY PROJECT」。

小林裕翔
アップカミングというには失礼かもしれませんが、私の中でのK-POP黄金時代にBIGBANGと2NE1が出した「Lollipop」のような新鮮なまとまりと、同時期に彼らの楽曲を手掛けていたTEDDYのプロデュースによるグループということで、どの曲も素晴らしいです。ウチャンとターザンという2人の男子メンバーは、若かりし頃のBIGBANGのようなきらめきとラップスキルの高さ、カリスマ性を備えています。まだライブを見たことがないので、早く見たいです!
小林裕翔が愛してやまない“生涯の最推し”は?

ILLIT
Image by: (P)&(C) BELIFT LAB Inc.
「最推し」はものすごく難しい質問ですが、あえて挙げるならBIGBANGとILLITです。私が初めてK-POPに触れたのは、高校の修学旅行で韓国に行ったときでした。現地のCDショップに行った際、ショップの入り口に貼られていたポスターがとても気になりました。若い5人の男の子が、当時私が夢中だった「スワッガー(SWAGGER)」や「リボルバー(Revolver)」などの日本のブランドを着こなしていたのです。すぐに、それをガラケーの200万画素に収めて、帰国後、韓国に詳しい友人に見せると、彼らはまだ日本デビュー前のBIGBANGでした。彼らのアルバムを聴くと、ヒップホップの要素と、メロディアスなR&Bやポップミュージックの要素が絶妙に交わっており、一気に虜になりました。
また、数年前のある日、インスタグラムのリールをスワイプしていると、ユウショウコバヤシの洋服を着た女の子が出てきました。調べてみると「ILLIT」というデビュー前のグループでした。ユウショウコバヤシがアーティスト写真の一部に使われているようで、MVが公開されると、そこには自分がずっと求めていた「かわいい」が凝縮されていました。どの曲も自分のタイプで、そこから彼女たちに夢中です。
モデル つぐみが選ぶイチオシアイドル
ファントムシータ

ファッションモデルや俳優として活躍するつぐみさんが選ぶ最注目グループは、2024年6月にデビューしたファントムシータ。プロデュースを手掛けるのは、なんと歌手のAdoさん。「レトロホラー」をコンセプトに活動する4人組のアイドルグループです。

つぐみ
ホラーが大好きなこともあり、メンバー募集のオーディションが告知された時から気になっていました。Adoさんがプロデュースされているだけあり、ものすごい歌唱力の持ち主が揃っています。そして、歌うのが難しい曲ばかり!
迫力がある歌声と共にダンスも完璧に恐ろしく美しくこなし、ファーストシングルの時からすでに凄かったパフォーマンスが凄まじいスピードで進化していて末恐ろしいです。個人的にアーティスト性が強く、パフォーマンスに強いアイドルに惹かれるのですが、彼女たちはまさにその最たるものだと思います!!!
彼女たちのライブはまるでミュージカルのようで、曲のコンセプトによって表情がガラリと変わります。一瞬まで抜かりない表情管理を絶対見逃したくない! 全員の表情を見るために目があと3セット必要!!! 全員のことが好きすぎて、ライブの撮可(ファンがライブの撮影可能タイムに撮影し、SNSにアップする動画)は全員分見ます。
つぐみが愛してやまない“生涯の最推し”は?

私の最推しグループは、「楽器を持たないパンクバンド」のキャッチフレーズで一世を風靡し、2023年6月29日をもって解散したBiSHです。バンドサウンドでパンクな曲たちがたまらなくカッコよく、そして魅力溢れるメンバーはそれぞれの個性が強く、「アイドルの枠に収まらない」人たちがアイドルをやっていることが魅力です。
「アイドル」という言葉から連想される、神聖で偶像的でクリーンなイメージの真逆の泥臭く人間味溢れるアイドルがBiSHだと思います。そして、ライブが楽しすぎる!!!! MIXを打ったり、コールをするのはもちろんなのですが、BiSHのライブでは、オタクがみんな振りコピをして踊るんです。メンバーと一緒になって踊って、曲によっては見ず知らずの隣の人と肩を組んでヘドバンしたりもする、言うなれば「超参加型」のライブ。とにかく一緒になって大声出して踊って汗をかける。BiSHのライブで大声を出していた瞬間は、私の人生の走馬灯に絶対に出てくると思います。二度とBiSHのライブに行けないのが、本当に悔しい!
スタイリスト 末廣昂大が選ぶイチオシアイドル
IS:SUE

Image by: ©LAPONE GIRLS
アイドルのスタイリングを多く手掛ける末廣昂大さんが、“生涯の最推し”かつ、今イチオシのアイドルに挙げるのが、PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSをきっかけに生まれたグループ・IS:SUE。

末廣昂大
4人それぞれ違った個性があり、パフォーマンスはもちろん、いろんな方向性の楽曲、衣装を着こなすIS:SUEはすごいと思います。
何度かスタイリングを担当させていただいてるのですが、頭の中でイメージしているものと実際に着せた時に寸分の狂いなく着こなしてくれるので、いつも感動しています。
楽曲は「QUARTET」のような可愛い雰囲気のものもおすすめですが、「No.4」のようなクールな曲と合わせて聞いていただくと、IS:SUEの振り幅を感じていただけると思います。
ファッションPR 春海茜が選ぶイチオシアイドル
ロージークロニクル

ファッション業界きってのハロオタ(ハロー!プロジェクトのオタク)であり、「ハロプロPR」を名乗る春海茜さんは、ハロプロの末っ子グループ・ロージークロニクルを選出。ハロプロ研修生として経験を積んだ9人で結成されています。

春海茜
数々の魅力的なメンバーの中でも、相馬優芽ちゃんが本当にプロだなと思います。大昆虫展アンバサダーとして派生ユニットの「ConChu!」に選ばれた際に、実際自分でカブトムシを育てることでグループに還元していて、尊敬の気持ちです。
春海茜が愛してやまない“生涯の最推し”は?



つばきファクトリー
最推しは、ハロプロの中から、つばきファクトリー、アンジュルム、BEYOOOOONDSの3組を挙げさせてください。つばきは“切ない系”“可愛い系”路線をデビュー時から担っていて、リトキャメ(2021年7月に加入した河西結心、福田真琳、豫風瑠乃、八木栞の4人の愛称・リトルキャメリアン)が加入してからは楽曲に力強さが加わり、さらに石井泉羽ちゃん、村田結生ちゃん、土居楓奏ちゃん、西村乙輝ちゃんの4人が加入してから、ますます目が離せないです! 中でも(西村)乙輝ちゃんがやばい。山中湖ステラシアターの灼熱の中、(福田)真琳ちゃんとのデュオで披露した太陽とシスコムーンの「everyday everywhere」がとんでもなかったです。
アンジュルムは、“可愛い”“ミニスカ”のイメージのスマイレージ期から、アンジュルムに改名してから竹内朱莉ちゃんリーダー期(2023年6月に卒業)までの強いイメージを経て、また今、“可愛い”と“強い”がミックスされた体制に目が離せません。
BEYOOOOONDSは、今年6月に結成後初となる新メンバー3人を迎えて、より「ライブを観たい!!」という気持ちにさせてくれるグループ。メンバーそれぞれの個性と強さはもちろん、グループパフォーマンスは文字通り「目が足りない」。歌割りがなかったり、フォーカスされていない子も、カメラに抜かれなくても寸劇をしているように、素なのか、お芝居なのか、わからない魅力を放っています。
エディター 倉田佳子が選ぶイチオシアイドル
eyed

ファッション、写真、アートを中心とした執筆・編集や、ポッドキャスト「AfterParty」のパーソナリティーとしても知られる倉田佳子さんが注目するのは、10月21日にファーストシングルをリリースしたばかりの新生ガールズグループ・eyed(アイディー)。

倉田佳子
アイドルとテクノを掛け合わせるアプローチが、私には新鮮に映りました。いわゆる「可愛い」アイドル像とは対照的な、洗練されたシックなイメージに惹かれています。ライブ活動に加え、メンバー自身がDJとしてクラブでプレイしている点も気になります。楽曲には、ファッションシーンでもパーティなどでDJをしている、アーティストのmachìnaさんが関わり、衣装はYudai Onoさんが手がけたそうで、グループのコンセプトにも掲げるファッションと、今後どのように関わっていくのか楽しみです。
倉田佳子が愛してやまない“生涯の最推し”は?
私のベストアイドルはもちろんNewJeansですが、最近の推しは、ファッションもクリエイティブディレクションも一歩先を行く「KiiiKiii(キキ)」です。ファーストシングルから知ってはいたものの、しっかりハマったのはセカンドEP「Deulu Pack」から。制作陣にOmega Sapienの名前を見つけて、これからどんな楽曲を聴かせてくれるのだろうとワクワクしていました。最新EP「WhyKiiiKiii」の制作にも、引き続きOmega Sapienに加え、SUMIN、iiso、Yoon Da Hyeなどのアーティストの名前が並びます。2015年頃に流行った曲をサンプリングしているように感じる楽曲もあり、Y2Kのその先を見せてくれるような気がしました。
スタイリングも、セカンドEPの頃から、ほかのY2Kスタイルとは少し異なる方向性を感じていましたが、最新EPでは2015年以降に流行ったアイテムをがっつり着こなしています。「ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)」×「アディダス(adidas)」や「リーボック(Reebok)」、EDMのイベントでかけていたようなカラフルなサングラス、UKフラッグのアイテム、コンバースのブーツなど。当時を思わせるスタイリングも含めて、これからの楽曲やMVのリリースが楽しみです。
番外編:編集部イチオシのアップカミングアイドルは?
ファッション業界の推しトークに刺激され、特集を担当した編集部のドルオタたちも黙っていられなくなりました。ということで、日々あらゆるカルチャーに触れる3人が、「今どうしても紹介したい!」と熱狂するグループを1組ずつピックアップ。
SHY

ビューティーエディターのKが選ぶのは、10人組ボーイズグループ・SHY(シャイ)。今年デビュー2年目に突入したばかりで、メンバーの平均年齢は16歳とフレッシュなグループです。

ビューティーエディター K
キュートでハッピーなパフォーマンスを見せるSHYは、全員10代と超若めですが、その一生懸命な姿と爽やかで楽しげなオーラに、久々のときめきを覚えました。ときめく気持ちは、忘れるだけで無くなるものではない!と気づかせてくれたグループです。新曲の「ラブSHY高!」はすごくキラキラした曲なのに、感動するというかじんわりくるというか、とっても良い曲です。自分はアー写最前右の脇龍真さん推し。先日のリリイベでついに目が合った!(気がする)。しかしそれぞれ個性が違くて全員良くて、イベントに行くたびに困っています(?)。最近ときめいてないな〜と思う方はまず新曲のMVから、チェックしてみてくだシャイ(SHY)。
A2O LITE


A2O LITE
K-POPウォッチャーのエディター・Sが今最も注目しているというのが、今年10月13日にデビューした9人組ガールズグループ・A2O LITE(エーツーオー ライト)。

エディター S
東方神起や少女時代、EXOなどを手掛けてきたプロデューサーのイ・スマンが、約3年ぶりに韓国のK-POP市場に復帰して送り出したグループ。韓国、中国、日本、タイ出身のメンバーで構成され、平均年齢はわずか14.9歳です。
個人的に惹かれるのは、第2世代のK-POPを彷彿とさせる力強いサウンドや衣装、パワフルなパフォーマンス。近年のイージーリスニング路線とは一線を画す、どこか懐かしくも新鮮な魅力があります。デビュー曲「NEON」は、韓国の音楽番組で早くも3冠を達成。日本での本格的な活動もこれからということで、今後の活躍が楽しみなグループです。
≒JOY

365日アイドルソングを聴いているエディター・Hが選ぶのは、指原莉乃さんがプロデューサーを務める=LOVE、≠MEに次ぐ3組目のグループ・≒JOY(ニアリーイコールジョイ)です。

エディター H
ニアジョイは、アイドルらしい可愛さと歌唱力の高さ(ライブパフォーマンス)、楽曲の素晴らしさのバランスが良く、王道アイドルが好きな人にはぶっ刺さるグループだと思います。
中でもおすすめの楽曲が、今年発表された「ノンフィクション」。グループ内ユニット曲として武道館で初披露された同楽曲ですが、「なぜこれが表題曲じゃないのか……」とため息が出るほどのまごうことなき神曲。ヒロインに恋をしたモブキャラの心情を描いた歌詞に、疾走感と切なさが滲むメロディーは、聴いているだけで不思議と泣けてきます(神曲の鉄則その1:なんでかわからないけど、泣ける)。ユニゾンはなく、1人ひとりがソロパートを歌い継ぐスタイルには、高い歌唱力への自信が伺えます。センターを務めるのは圧倒的ヒロイン属性の小澤愛実さん。歌声がとにかく最高なので、気になった方は初披露時のライブ映像へGO!
最終更新日:
【連載:「かわいい」カルチャー】
時代とともに移り変わる、「かわいい」の価値観。今の時代のかわいいって、どういうこと? 令和のかわいいの作り手や体現者へのインタビュー、それを受けとめる世の中の心理の分析など、さまざまな切り口でかわいいを掘り下げます。
第1回:ウォン・ジョンヨが語るメイクアップの可能性 ⎯⎯「かわいい」は引き出すもの
第2回:“かわいい”メイク〜佐々木心菜〜 韓国メイク着想でミルキーな表情をメイク
第3回:”かわいい”メイク〜中村圭佑〜 スタイリッシュに盛るメンズメイク
第4回:太眉、細眉、平行眉……時代を映す 「かわいい」メイク史
第5回:「ちいかわ」はかわいい顔した現代社会? 死生学者が紐解く、大人が惹かれる理由
第6回:こだわりを貫き、生きづらさを肯定する ⎯⎯大森靖子が考える“かわいい”ということ
第7回:ファッション業界のドルオタが夢中になるアップカミングアイドル8選
第8回:海を渡った「地雷系」ファッション 中国を中心に海外で広がる“病みかわいい”ブーム
第9回:文化服装学院の西洋服飾史・ファッション史講師が語る かわいらしさの歴史
第10回:オサレカンパニーに潜入 =LOVEの衣装制作過程をレポート
第11回:かわいいファッションを作るスタイリストに聞いた セレクトショップとブランド
第12回:AKB48 伊藤百花にとっての"かわいい"とは?
第13回:大人も魅了する「ガシャポンⓇ」の魅力をバンダイで探る
※企画内容や掲載スケジュールは予告なく変更となる場合があります
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